住友生命は11月10日、介護の日(11月11日)に合わせて、全国の20〜60歳代の男女計1,000人の会社員を対象に実施した親の介護に関するアンケート調査の結果を発表した。
「介護に不安を感じる」と回答した人は80.7%に上った。その理由(複数回答)については「介護保険制度の知識がない」が42.8%、「仕事と介護の両立」が40.9%、「経済的負担」が37.1%と続いている。また、仕事と介護の両立については63.9%が「不可能」と回答した。
親が要介護状態ではない人のうち、「対応が決まっていない・把握していない」との回答は75.2%に上り、介護への準備ができていない現状が浮き彫りになった。
介護状態の親の介護費用の負担額は月平均4万4,690円だった。
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65歳以上の高齢者割合29.4%, 働く高齢者も最多 総務省
総務省が敬老の日(9月15日)を前にまとめた15日現在の人口推計によると、65歳以上の高齢者は3,619万人(男性1,568万人、女性2,051万人)で、前年比5万人減少した。65歳以上の人口が減るのは2023年に次いで、比較可能な1950年以降で2回目。
一方、総人口に占める高齢者の割合は29.4%で、2024年から0.1ポイント上がって過去最多となった。
また、2024年の働く65歳以上の高齢者は930万人と前年から16万人増え、21年連続で増加し、過去最多を更新した。この結果、高齢者の就業率は25.7%で、前年から0.5ポイント上がっている。働く高齢者の年齢別就業率をみると、65〜69歳が53.6%、70〜74歳が35.1%、75歳以上が12.0%となっている、