帝国データバンク大阪支社のまとめによると、11月の近畿2府4県の倒産件数は前年同月比51%増の209県件だった。前年同月を上回るのは14カ月連続。夜間の外食需要の回復が鈍く飲食店の倒産件数が2.5倍に上ったほか、資材高や人手不足が深刻な建設業も41%増と目立った。
負債総額は前年同月比3%減の197億8,400万円にとどまっている。これは零細・小規模の倒産が多いため。個人経営の飲食店などの倒産が多く、負債5,000万円未満の小規模倒産が半数以上を占めた。
「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ
11月倒産38%増 20カ月連続増加 建設業と物流業が苦境に
第一工業製薬 リチウムイオン電池用難燃新素材を開発
経産省 東芝とロームのパワー半導体共同生産に1,294億円補助
日本調剤 ドローン・地上配送ロボ連携による個宅配送実証に協力
全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤(本社:東京都千代田区)は12月7日、ダイヤサービス(本社:千葉市)を実施主体とした共同企業体が実施する千葉市におけるドローンと地上配送ロボットが連携して医薬品をマンション個宅まで運ぶ実証実験の実施に協力すると発表した。これは国土交通省の補助事業「無人航空機等を活用したラストワンマイルの配送実証事業の一環。
報道機関向け公開実験日は12月20日、12時〜13時30分(予備日、12月22日)。実証場所は幕張ベイパーククロスタワー&レジデンス(マンション内外)および若葉3丁目公園。千葉市のドローン宅配構想として、東京湾臨海部の物流倉庫から幕張新都心まで東京湾上空飛行を行い、海上から花見川を遡上し、若葉住宅地区のマンション個宅の玄関前まで配送することを目指している。
コスモ石油 タイのバンチャック社とSAF輸入で合意書を締結
コスモ石油(本社:東京都港区)は12月6日、タイのBangchak Corporation Public Company Limited(本社:バンコク市、以下、バンチャック社)との間で、5日にバンチャック社がコスモ石油へ持続可能な航空燃料(SAF)の輸入に関するフレーム合意書を締結したと発表した。
バンチャック社は2022年9月にタイ初となるSAF製造の事業計画を公表。首都バンコクの製油所で廃食用油を原料とする日量生産能力1,000KLのSAF製造プラントを建設し、2024年末ごろから商業生産開始を予定している。そのSAFについて、商業生産開始から10年間にわたり生産量の一部をコスモ石油に輸出する。
コスモ石油は、2030年のSAF供給量の目標として年間30万KLを目指しており、調達ソースの多角化の手段としてバンチャック社の生産品の一部を輸入する。
スズキ インド・グジャラート工場で累計生産300万台達成
関西エアポート 23年4〜9月期 4年ぶりで最終黒字 旅客数8割回復
IATA 世界航空大手23年の損益 コロナ後 初の最終黒字へ
コスモスイニシア 越ホーチミンで分譲住宅開発事業に参入
大和ハウスグループのコスモスイニシア(本社:東京都港区)は12月6日、ベトナム・ホーチミンエリアの分譲住宅開発事業に参画するため、ベトナム現地不動産デベロッパー、TT Capital Investment Joint Stock Companyおよび、日本発祥のグローバル不動産会社を目指して2020年に設立されたKoterasu Partners Pte.Ltd.との戦略的パートナーシップを組成し、同パートナーシップのもとホーチミン市近郊のビンズオン省ディーアン市に第1号物件を取得したと発表した。同物件の総戸数は約2,000戸。敷地面積約1.6ha。ユニットタイプ:1LDK、2LDK、3LDK。2024年第2四半期に着工開始し、同第3四半期に販売開始の予定。
今後は同パートナーシップを通じて、ホーチミン市郊外エリアで中間所得層向けに年間1,000〜2,000戸のより良質な住宅の提供を目指す。