和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは5月23日、中国への返還が決まっているジャイアントパンダ4頭の返還日が決まったと発表した。6月28日に中国へ向けて出発する。返還されるのは同施設で飼育されている、いずれもメスのパンダ、「良浜(らうひん)」とその子どもの「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」の4頭。
日中の保護共同プロジェクトの契約期間が今年8月で満了することに伴うもの。4頭は中国四川省の成都市の基地に返還される予定。
「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ
フランスの地域圏と関西広域連合が連携拡大 新興企業支援
国連総会 米、露軍撤退決議に反対 ウクライナ・欧州と亀裂
アラブ諸国がガザ復興に最大200億ドル拠出 独自案協議
24年訪日タイ人数115万人, 日本からタイへの入国者105万人
訪日外客数24年通年3,600万人を突破し過去最多 12月も更新
被団協 ノーベル平和賞受賞「核兵器 共存させてはいけない」
クロマグロ大型魚 25年以降の漁獲枠1.5倍に拡大
プラスチックごみ 国際条約 隔たり埋まらず合意見送り
地球規模のプラスチックによる環境汚染の防止に向け、初めてとなる国際条約の案をまとめるため、11月25日から韓国・釜山(プサン)で開かれていた政府観光省委員会は12月1日、今回の交渉での合意を見送った。今後改めて会合が開かれ、今回の交渉内容をもとに条文案をまとめるための協議が再開されることになる。
同委員会は、世界的な削減内容を設け、各国が目標達成のためにとった対応やデータを報告するという案と、プラスチックの原料となる石油産出国などが規制に強く反対していることを踏まえ、条約に盛り込まないという案の、対照的な2つの選択肢が示されたまま、意見の隔たりが埋められなかった。
世界のプラスチックごみの量は、2019年までの20年間で2倍以上に増え、各国はプラスチックによる環境汚染を防ぐため法的拘束力のある国際条約をを今年中に取りまとめることを国連で決議している。
COP29 閉幕 「気候資金」35年までに3倍超の年間3,000億㌦
アゼルバイジャンの首都バクーで開かれた国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)は11月24日、途上国の温暖化対策に先進国が拠出する「気候資金」の目標額を2035年までに現在の3倍超の年間3,000億ドル(約46兆円)以上に引き上げることで合意し、閉幕した。
成果文書では、資金拠出は先進国が主導する一方、途上国の自主的な拠出を促すとした。現在は」各国の公的資金による支援が主流だが、民間投資を拠出額に参入することを認めた。また、世界全体で途上国への官民合わせた拠出額が2035年までに年間1兆3,000億ドル(約201兆円)に達するよう呼び掛けた。今回2日間、会期を延長して交渉を重ねて成果文書の採択にこぎつけたが、インドなどの新興国や途上国が「納得できない」と非難するなど亀裂が残った。
COP30は2025年11月、ブラジルのアマゾン地域のベレンで開催される予定。