「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

EU 4メディアの放送禁止 ロシアのプロパガンダ拡散で

欧州連合(EU)は5月17日、ウクライナ侵略を巡りロシアのプロパガンダを拡散していると計4メディアのEU域内での放送活動を禁止することを決めた。
この理由について、EUは「ウクライナに対する「ロシアの侵略戦争と近隣諸国の不安定化を支援するうえで重要な役割を果たしている」と指摘、これらのメディアを批判している。対象となるのは、プーチン政権の影響下にあるとされるニュースサイト『ボイス・オブ・ヨーロッパ』やイズベスチヤなど。

「空飛ぶクルマ」高さ10m 都内で初飛行 操作性確認

東京都内で5月17日、「空飛ぶクルマ」の初飛行があった、使われたのは米リフト・エアクラフト社製(幅4.5m、高さ2.6m、重さ約196kg、18のプロペラが稼働)の1人乗りの機体。
東京都などが主催する未来の都市像を発信するイベント「スシテック東京2024」の一環として、江東区の東京ビッグサイト駐車場と近くの海上を飛行した。高さおよそ10mを前後左右に移動、操作性などを確認していた。18、22、23日にも一般公開される予定。

離婚しても父母で養育「共同親権」認める改正民法成立

離婚後の共同親権が可能となる改正民法が5月17日、参院本会議で可決、成立した。与党や立憲民主党、日本維新の会などが賛成、77年ぶりの見直しとなった。2026年までに施行する。
今回の改正では、離婚後の父母が協議して共同親権か単独親権かを選び、協議で折り合えない場合は、家庭裁判所が判断する。また、ドメスティック・バイオレンス(DV)や虐待の恐れがあれば、どちらかの単独親権を認めるとしている。ただ、この共同親権には専門家の間でも賛否がある。例えばDVや虐待のリスクを家庭裁判所が見抜けるかどうかなど課題も少なくない。

タイ・エアアジアX 8/1からバンコクー名古屋便 運航再開

タイ・エアアジアXは8月1日からバンコク(スワンナプーム国際空港)ー名古屋(中部国際空港)便の運航を再開する。週4便(月、水、木、日曜日)で、使用機材はエアバスA330型機。席数はプレミアムフラットベッド12席、スタンダードシート365席。同路線は2018年に開設され、新型コロナ禍で2020年3月に運休。今回4年ぶりに復活する。
タイ・エアアジアXは、マレーシアのLCC(格安航空会社)大手エアアジア傘下で、タイを起点に中長距離路線を運航しており、現在バンコクから東京、大阪、札幌、ソウル、上海、シドニーに定期便を運航している。

JR東海,ENEOS,日立 水素動力車両導入へ供給網構築で合意

JR東海、ENEOS(エネオス)、日立製作所の3社は5月16日、JR東海が進める水素動力車両導入に必要な水素サプライチェーン(供給網)を構築することで基本合意したと発表した。エネオスが製造した水素を、JR東海と日立が液体水素などに転換して運搬する仕組みなどを想定している。JR東海は将来的に、ディーゼル車両を水素動力車両に転換して、脱炭素化を推進する考え。

日建設計 脱炭素へ一般建物の構造材木質化技術を公開

日建設計(本社:東京都千代田区)は5月16日、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、建物の床や壁面などにおける構造材を中心に新たな木質化促進技術を開発し、実用化したと発表した。今回開発した技術のうち「木質合成床」「高耐力高靱性型CLT耐震壁」は、すでに設計段階にある商業建物に適用中だ。また、「耐火木材用柱梁接合部」も、適用が必要なプロジェクトであれば導入可能という。
同社の試算では、今回開発した木質合成床や耐火木材用柱梁接合部の技術を用いることで、例えば地上11階の建築であれば、鉄骨造に比べて建物全体で約10%(躯体では約20%)のCO2排出量を削減できる見込み。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症 過去最多ペースで増加

国立感染症研究所によると、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の国内の患者数が、今年に入ってから5月5日までに速報値で801人に上り、昨年同時期の2.76倍となっている。昨年1年間の患者数は、現在の方法で統計を取り始めてから最も多い941人だったが、これを大幅に上回るペースで増えている。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、主に「A群溶血性レンサ球菌」と呼ばれる細菌に感染し、手足の壊(え)死や多臓器不全などが起こる感染症で、30代に多いとされる。症状が急激に悪化して市に至ることもあるという。

ホンダ EV強化へ 30年度までに投資額倍増の10兆円

ホンダ(本社:東京都港区)は5月16日、電気自動車(EV)を柱とする電動化やソフトウエア領域に、2030年度までの10年間で約10兆円を投じると発表した。こでまで明らかにしていた約5兆円から一気に倍増する。
脱炭素へ同社が掲げている、2040年に世界で販売する新車をすべてEVと燃料電池車(FCV)とする戦略の実現に向け、開発を加速させ競争力を強化、EV市場で巻き返しを図る。

ホンダジェット藤野道格氏に名誉の航空賞 米航空学会

米国航空宇宙学会は5月15日、ホンダの小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を開発した藤野道格氏に「ダニエル・グッゲンハイム賞」を授与した。同賞は航空業界で名高い賞の一つ。これまでの受賞者の中には、世界初の有人動力飛行に成功した米国のライト兄弟の弟の名がある。日本人の受賞は初めて。