昨年度の国の税収は、好調な企業業績を背景に法人税収が伸びたほか、物価の上昇などを反映して消費税収が増えた結果、75兆円台に上り、5年連続で過去最高を更新する見通しとなった。昨年末の補正予算の段階では、昨年度の税収を73兆4,350億円と見積もっていたが、上振れした形。
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透析患者の終末期医療「緩和ケア」充実の必要性訴える
日本透析医学会の集会の一環として、重い腎臓病の患者が受ける人工透析について、終末期の医療のあり方を考える講演会が大阪市内で開かれた。講師は、透析を受けていた夫を看取った経験があり、その体験をもとにした著書を出しているノンフィクション作家の堀川惠子さん。
堀川さんの夫は腎臓の難病のため38歳で透析を始め、60歳で亡くなるまで、20年以上その生活を続けていた。そして、終末期は治療による強い痛みに苦しんでいたことなど、当時の闘病の様子を説明。その間、堀川さんは痛みを和らげる「緩和ケア」を受けられる病棟に夫を入れてほしいと要望したものの、がん患者ではないことを理由に断られた経験があったことを明かした。
そのため、当時の日々を「夫にとっては生きるために受ける透析が、透析を受けるために生きているようだった」と述懐する。そこでたどり着いたのが透析患者にも終末期医療としての「緩和ケア」の必要性だ。
堀川さんは、「当時の夫には終末期の着地点が全く用意されず、自分らしい命を全うすることは極めて困難だった」と語り、国内に34万人余りに上るとされる透析患者の緩和ケアの充実の必要性を訴えている。
万博会場の夜空彩る1,000発の”大曲の花火” 来場客を魅了
中国 日本産水産物輸入一部再開 福島県など10都県対象外
コメの民間輸入1〜5月約2万㌧ 5月1万余㌧前年の60倍
財務省の貿易統計によると、5月のコメの民間輸入量が前月比5割増の1万607トンに上ったことが分かった。これは単月の過去最高記録。5月の輸入量を主要国別に見ると、米国が最多の7,894トン、台湾が909トン、タイが578トン、ベトナムが500トンと続いている。この結果、1〜5月累計では1万9,628トンと前年同期比で約60倍のペースとなっている。
民間でのコメ輸入は、1kg当たり341円という高額な関税がかかるため、これまでの輸入量は限定的だった。ところが、2025年は国産米の価格が急騰し、関税分を考慮しても輸入米の方が割安となり、輸入米への引き合いが急増する事態となった。
飲食チェーンの業務用だけでなく、大手スーパーが米国産「カルローズ米」を売り出し、家庭向けにも広がりをみせている。
ヤンマーHD 陸上養殖でアクアステージと資本業務提携
H2Aロケット最終号機打ち上げ成功 ”いぶきGW”軌道に投入
厚労省 生活保護減額分の追加支給検討へ 最大数千億円
リチウムイオン電池 発火事故相次ぐ,自治体に適切な処分を
総務省の調査によると、モバイルバッテリーやスマートフォンなど充電できる製品に広く使われているリチウムイオン電池を、家庭から回収した自治体の半数近くが処分事業者が見当たらないなどの事情で、焼却や埋め立て処理もしくはそのまま保管されていることが分かった。これらが今、発火事故や火災を引き起こすケースが相次いでいる。
このため、総務省は経済産業省と環境省に対し、製品メーカーなどに自主回収対象の品目を追加するよう求めることや、全国の市区町村に適切な回収・処分を推進するよう通知を出した。
総務省はリチウムイオン電池を使った製品の回収を巡る実態を把握するため、2024年5月から7月にかけて全国50の市を対象に実地調査を実施した。