百日せきの流行が続いている。国立健康危機管理研究機構によると、4月6日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者数は722人で、過去最多だった前の週の578人を上回り、現在の方法で記録を取り始めた2018年以降でもっと多くなった。
都道府県別にみると、新潟県で73人、宮崎県で51人、東京都および大阪府で各44人、福岡県で40人などとなっている。今年これまでの百日せきの累計患者数は5,652人と2024年1年間の患者数をおよそ1,600人上回っている。
今シーズンは患者の増加に伴い、乳児が死亡したり、重症化したりするケースが報告されている。また、これまで治療に使われてきた抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染するケースも各地で報告されている。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
人口「自然減」過去最大の89万人 18年連続 外国人は増加
総務省は4月14日、2024年10月1日時点の日本の総人口推計(外国人含む)を発表した。総人口は前年比55万人(0.44%)減の1億2,380万2,000人で、14年連続で減少した。出生児数が死亡者数を下回る「自然減」は18年連続で、減少幅は過去最大の89万人だった。一方、外国人の入国者数は出国者数を34万2,000人上回り、国内への転入超過数は3年連続増加した。
総人口のうち、日本人は89万8,000人減の1億2,029万6,000人で、外国人は350万6,000人だった。日本の総人口は2008年の1億2,808万4,000人をピークに減少傾向が続いている。2024年の出生時数は71万7,000人(前年比4万1,000人減)、死亡者数は160万7,000人(同1万2,000増)で、自然減が続いている。
コメ14週連続値上がり 前年同期の2倍超え水準続く
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桜花賞 エンブロイダリーG1初制覇 雨中 鋭い末脚発揮
競馬の3歳牝馬クラシックレースの初戦、第85回桜花賞(1600m芝、G1)は4月13日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われた。混戦が伝えられた中、3番人気のエンブロイダリー(ジョアン・モレイラ騎乗)が鋭い末脚を発揮し、G1初勝利を飾り、1着賞金1億4,000万円を獲得した。
ブラジルのモレイラ騎手は昨年のステレンボッシュに続いて、このレース2連覇を果たした。厩舎開業2年目の森一誠調教師(美浦)はG1レース初挑戦で初勝利を挙げた。雨が降り続く重馬場だったが、走破タイムは1分33秒1の好時計だった。
2着に2番人気のアルマヴェローチェ、3着に4番人気のリンクスティップが入線。1番人気に推されたエリカエクスプレスは5着だった。
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「1万人の第九」Adoさんライブ, 水上ショー饗宴 万博初日
大阪・関西万博は開幕初日の4月13日、あいにくの雨だったが、早朝から入場ゲートは大混雑し、人気のパビリオンにも長蛇の列ができた。予定されていた航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」の展示飛行は、天候不良で注視となったが、開幕を祝う多彩なイベントで盛り上がった。
開場時刻の午前9時、大屋根リングでベートーベンの「交響曲第9番」第4楽章を1万人で合唱する「1万人の第九 EXPO2025」があり、公募で選ばれた1万263人(6〜93歳)による歌声で祭典の幕を開けた。午後7時過ぎには会場南側のウォータープラザで会期中、毎夜ある水上ショー「アオと夜の虹のパレード」があった。午後7時45分ごろからは会場西側の屋外ステージ・EXPOアリーナで、素顔を見せずに活動し、国内外で人気を誇るAdoさんのライブがあった。
東京消防庁 乳幼児の誤飲で救急搬送5年間で5,000人超
東京消防庁によると、管内で2023年までの5年間に、5歳以下の乳幼児が食べ物などを喉に詰まらせるなどして窒息し、医療機関に救急搬送されたケースが計5,528人に上ったことが分かった。年齢別で多いのが0歳児で2,021人、1歳児が1,432人、2歳児が799人となっている。
窒息が起こった場所は、自宅などの居住場所が全体の9割を超える5,120人で、時間帯は夕方から夜にかけてが最も多かった。窒息の原因は食品や菓子、おもちゃなどを「誤飲」、「誤えん」するもの。多いのが食品や菓子で1,208人、続いておもちゃが970人だった。
治療にあたる小児科医は、これらの誤飲や誤えんは窒息死の危険性があり、重い後遺症が残ることもあり、注意が必要と指摘している。