4月1日から国の新たな感染症の危機管理研究機関となった国立健康危機管理研究機構によると、全国の医療機関から報告された百日せきの今年の累計患者数は3月23日時点で4,100人に上り、昨年年間の速報値4,054人をすでに上回った。
累計患者数を都道府県別にみると、大阪府336人、東京都299人、新潟県258人、沖縄県252人、兵庫県233人などとなっている。
百日せきは、激しい咳(せき)が続く細菌性の感染症で、とくに生後6カ月以下の乳児が感染すると、重症化して亡くなるおそれもある。そのため、専門家は生まれて2カ月になったら、速やかに定期接種のワクチンを打つ事が重要だと呼び掛けている。
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百日せき 累計患者数4,100人ですでに昨年を上回る
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南海トラフの府内被害想定 死者最大9,900人 対策強化
政府の中央防災会議が3月31日公表した、南海トラフ地震の新たな被害想定によると、大阪府内の死者数は最大9,900に上るとされ、2012〜2013年の前回想定から2,200人増えた。建物倒壊や津波での人的被害は、全壊の想定から大きく変わらない一方、火災による被害が拡大すると見込んだ。火災での焼失は22万6,000棟で、揺れによる倒壊5万8,000棟を大きく上回った。
府は2013年、最大死者数を13万4,000人とする国より大幅に厳しい独自想定を公表し、それに基づき防災対策を進めてきた。梅田など都市部を含めた110k㎡が津波などで浸水するリスクがあるとしている。国の今回の被害想定を踏まえて独自想定も更新する方針で、人的被害を「ゼロ」に近づける取り組みを強化する。