「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

6/10「時の記念日」大津・近江神宮で恒例の”漏刻祭”神事

6月10日は「時の記念日」。1,300年以上前の飛鳥時代に、天智天皇が流れる水の量で時間を把握する「漏刻(ろうこく)」という水時計を、現在の滋賀県大津市に設置した日とされている。この故事にちなみ同日、ゆかりのある近江神宮で恒例の神事が行われた。
神事には時計の製造や販売などに携わるおよそ250人が参列。神前には腕時計の新製品17点が供えられ、舞楽が奉納され、業界の発展を祈願した。

量研機構が脳画像解析 中高年うつ病に認知症たんぱく質関与

量子科学技術研究開発機構(QST)などは、40歳以上でうつ病などの気分障害を発症した患者の脳に、認知症の原因の一つになるたんぱく質が蓄積していることがあると明らかにした。同機構が開発した薬剤を使って撮影した脳画像を解析した。
認知症には「タウ」や「アミロイドβ(ベータ)」などたんぱく質が脳にたまることで発症するものがある。近年、認知症の前段階として、中高年でうつ病や双極性障害などの気分障害を発症する可能性が指摘されている。ただ、気分障害の発症とたんぱく質蓄積の関係について調べるのは難しかった。

全国百貨店 免税売上高2カ月連続減 インバウンド消費失速

日本百貨店協会(本部:東京都中央区)のまとめによると、4月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比4.5%減の4,232億円だった。インバウンド(訪日外国人)の高額品消費が一巡し、免税売上高が26.7%減の439億円にとどまったことが響いた。免税売上高は2022年2〜3月以来、およそ3年ぶりに2カ月連続のマイナスとなった。

5月倒産15%減の857件 中小・零細781件で全体の9割占める

東京商工リサーチのまとめによると、5月の企業倒産(負債額1,000万円以上)は857件に上った。前年同月が無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済時期の本格化で倒産が急増していた反動で、同月との比較では15%減少した。
件数自体は高水準で、2025年の単月では最多だった。倒産件数の内訳をみると、中心は中小・零細企業で、従業員数10人未満が全体の9割を占めた。負債総画は34%の903億円だった。飲食を含めたサービス業の倒産が増えた。

荏原 EEEがサウジアラビアでの拠点体制強化 27年稼働

荏原製作所(荏原、本社:東京都大田区)は6月6日、中東のエネルギーカンパニー、Ebara Eliorr Enargy(エバラ・エリオット・エナジー、以下、EEE)が、サウジアラビアのサ−ビスセンター拠点に高速バランス試験装置、パッケージング施設の導入を決定したと発表した。同設備の稼働開始は2027年を予定。
これにより、荏原はコンプレッサーのパッケージング能力およびサービス能力を大きく向上させる。EEEは中東地域の顧客をより強固にサポートするため、サウジアラビアにおけるペレ前すを拡大していく。

全仏車いすテニス 小田凱人3連覇 上地結衣は5年ぶりV

テニスの全仏オープン車いすの部は6月7日、パリのローランギャロスでシングルス決勝戦が行われた、男女とも日本勢が制した。男子は第1シードの小田凱人が第2シードのアルフィー・ヒューエット(英国)に6−4、7−6でストレート勝ちし、3連覇を達成した。女子は第1シードの上地結衣が第2シードのアニク・ファンクート(オランダ)に6−2,6−2で快勝し、5年ぶり5度目の優勝を飾った。

競馬の安田記念 春のマイル王にジャンタルマンタル

競馬の春のマイル王決定戦、第75回安田記念(G1、1600m芝、18頭出走)は6月8日、東京・府中市の東京競馬場でおこなわれた。2番人気に支持されたジャンタルマンタル(川田将雅騎乗)が1分32秒7で優勝し、G13勝目を挙げるとともに、1着賞金1億8,000万円を獲得した。川田騎手はこのレース4回目の制覇で、高野友和調教師はこのレース初勝利。
ジャンタルマンタルは3番手の好位置でレースを進め、最後の直線の残り200m付近で他馬とは違う脚色で力強く抜け出し、そのまま押し切った。1馬身半差の2着には9番人気のガイヤフォース、さらに首差の3着に1番人気のソウルラッシュが入った。

万博会場東ゲート横で巨大なプロジェクションマッピング

大阪・関西万博の会場に隣接する冷蔵倉庫の幅130mにわたる壁面に、関西の魅力をPRするプロジェクションマッピングが6月5日夜から始まった。これは、関西で新規事業の創出に取り組む団体と大阪府が共同で企画したもの。
万博会場の東ゲートに隣接する冷蔵倉庫の幅130m、高さ10mの壁面をキャンバスに見立て、大阪城やだんじり祭、花火などの映像が映し出される。このプロジェクションマッピングは閉幕する10月13日まで毎日、午後7時半から30分間行われる予定。

ブラザー工業 インド・プネ市にテクノロジーセンター新設

ブラザー工業(本社:名古屋市)は6月6日、子会社のブラザーマシナリー(インド)がマハラシュトラ州プネ市に、インド国内ではベンガルール、グルグラムに次いで3カ所目となる、ショールームを併設する工作機械のテクノロジーセンターを新設し、5日に開所式を行ったと発表した。
同施設(延床面積650㎡)は今後、マーケティングやテクニカルサポート、工作機械の展示や実演、各種セミナーの開催、テスト化工、サービスサポート活動などを行う拠点として活用していく。