「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

3月の訪日客初の300万人突破 円安の追い風受け過去最高

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、円安の追い風を受け3月の訪日外国人客数は308万1,600人で新型コロナウイルス流行前の2019年3月を11.6%上回った。この結果、最も多かった2019年7月(299万1,189人)を超え、初めて300万人を突破した。イースター休暇や桜の開花シーズンを迎えた日本を訪れる外国人客が多かった。
国・地域別にみると、首位は韓国の66万3,100人で2019年3月比で13.2%増となった。次いで台湾が同20.4%増の48万4,400人、3位の中国は45万2,400人にとどまり同34.6%減となった。主要23カ国・地域のうち韓国やシンガポール、インド、オーストラリアなど17カ国・地域からの訪日客は3月として過去最多となった。

ヤマハ発動機 三輪電動アシスト自転車24年モデル発売

ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)は4月17日、積載性に優れた三輪の電動アシスト自転車「PASワゴン」の2024年モデルを19日に発売すると発表した。カラーはルビーレッド、カカオ、アイボリーの3色。メーカー希望小売価格は23万4,300円(バッテリーと専用充電器を含む、本体価格21万3,000円、消費税2万1,300円)。国内の年間販売計画は2,700台。

新入社員の”退職代行”サービス会社に依頼相次ぐ

新年度が始まってまだわずか2週間あまりだが、本人に代わって企業側に退職の意思を伝える”退職代行”サービスを手掛ける会社に、入社間もない新入社員からの依頼が相次いでいる。
東京都大田区の同サービス会社によると、4月1〜15日までに678件の依頼があり、このうち16%余りにあたる110人が新入社員だった。昨年は4月の1カ月間で50人ほどだったというから、今年は急増している。
退職を決めた理由で多いのは、入社前に聞いていた条件(職種・勤務地)と違っていたというケース。この中には第1希望から第3希望まで挙げていたが、全く違う条件だったとのケースもあった。このほかにも予想以上のストレスや疲れで体調を崩したという人も少なくない。多様な働き方や働き方改革が叫ばれる中、やはり自分の思いとピンポイントで合致しない職業・職種には就きたくない人が多くなっているということか。

貿易赤字3年連続 23年度5.8兆円 赤字幅資源高一服で縮小

財務省が4月17日発表した2023年度の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆8,918億円の赤字だった。赤字は3年連続。原油など資源価格の高騰が一服したことなどから、金額は73.3%減少した。
輸出額は前年度比3.7%増の102兆8,982億円で過去最高となった。2023年通年でも100兆円を超えていたが、年度でも初めて大台に乗った。自動車の輸出が17兆8,771億円と30.2%伸びたことなどが押し上げた。輸入額は10.3%減の108兆7,901億円だった。原油や液化天然ガス(LNG)などの輸入額が減少した。

京都駅と高台寺間で乗り合いタクシー 大型連休中に運行

京都府タクシー協会は、観光客の増加が見込まれる大型連休の期間中に、京都駅と高台寺の区間で乗り合いタクシーを試験的に運行することになった。運転手不足やオーバーツーリズム対策の一環。
京都市内の9つのタクシー会社が協力して10人乗りのジャンボタクシーを活用し、4月27〜29日の3日間と5月3〜6日の4日間の合わせて7日間、15分間隔で運行するという。料金は中学生以上の大人は1人800円、小学生までの子どもは1人400円とする予定。

住友化学 中国の液晶パネル用薬液事業から撤退 2社を売却

住友化学は4月16日、中国で液晶パネル製造過程に使う薬液事業から撤退すると発表した。生産販売を手掛ける、安徽省合肥市と重慶市にあるグループ2社を、中国の電子材料メーカー、ルンジンテックに売却する。住友化学グループが保有する全株式を5月31日付で譲渡する。売却額は非公表。

北陸新幹線 敦賀延伸1カ月 金沢ー福井で72万人利用 JR西 

JR西日本は4月16日、北陸新幹線の金沢ー敦賀間の延伸開業から1カ月で金沢ー福井間の利用者が72万3,000人に上ったと発表した。並行する北陸本線のサンダーバードなど在来線特急の利用実績と比べて前年同期比26%、新型コロナウイルス禍前の2019年比で12%それぞれ増加した。

石川県 奥能登のコメ作付面積23年比4割減, 野菜は半減 

石川県は4月16日、珠洲市や輪島市など奥能登2市2町での2024年のコメの作付面積が2023年比4割減の約1,600ha、かぼちゃなど野菜の作付面積は半減の約35万haになるとの見通しを発表した。石川県町で同日開かれた能登半島地震の災害対策本部会議で公表された。コメは用水路などが4月中に復旧するという前提で算出された数値。

25年万博 シンガポールパビリオン モチーフは”赤い球体”

2025年大阪・関西万博に出展するシンガポールが4月15日、パビリオンのコンセプトを発表した。シンガポールは地図で赤道近くに丸い点で記されることが多いことにちなんで、”赤い球体”をモチーフとした。パビリオンの外観には直径およそ18mの赤い球体を設置している。リサイクルされたアルミ製のディスク2万枚以上を組み合わせて球体を形づくるほか、屋上では太陽光発電で行い館内の電力を賄うなど、環境に配慮した設計にしているという。
シンガポールはパビリオンの出展参加国の中で最も早く、今年1月にパビリオンの建設工事に着手。今年10月には主な建物の工事を終える予定。

パリ五輪開幕まで100日 ギリシャオリンピアで聖火採火式

7月26日に開幕するパリ五輪の聖火の採火式が4月16日、古代五輪発祥の地、ギリシャ・オリンピア遺跡で伝統儀式に則り行われた。黒と白のツートンカラーに一新された衣装をまとった巫女(みこ)役の女性が採火した。同日は曇り空のため、リハーサルで太陽光から採った予備の火が使われた。17日で五輪開幕まで100日、フランス・パリ五輪会場に向け、聖火のリレーがいよいよスタートする。