丸紅(本社:東京都千代田区)は6月17日、石油由来原料とバイオ燃料の同時処理を行うCo-processing製法により製造された持続可能な航空燃料(Sustainable Avietion Fuel、以下、SAF)の日本市場への供給を開始したと発表した。
韓国の石油精製会社、HD Hyundai Oilbank(所在地:大韓民国城南市)より、同社製油所で生産された植物油(廃食用油)由来のSAFを調達し、丸紅が100%出資する丸紅エネックス(所在地:千葉市)の千葉ターミナルで、全日本空輸(本社:東京都港区、ANA)向けに供給した。Co-processing製法によるSAFの供給は、日本で始めて。
「新技術・新開発」カテゴリーアーカイブ
日本MS 生成AIに特化のPC発売 端末上で高速データ処理
スズキ ティアフォーと資本業務提携 自動運転実用化へ
スカイドライブ 万博の「空飛ぶクルマ」商用運航見送り
スカイドライブ(本社:愛知県豊田市)は6月14日、2025年大阪・関西万博での「空飛ぶクルマ」の運航について、乗客の乗せた商用飛行を見送ると発表した。機体の開発計画などを精査した結果、客を乗せないデモフライトにすることを決めた。
同万博の運営主体である博覧会協会では、空飛ぶクルマの2025年万博における”国内初の商用運航”を目玉の一つに掲げていただけに、運航予定の他グループの動向が注目される。
同万博ではスカイドライブに加え、ANAホールディングスと米ジョビー・アビエーション、日本航空、丸紅が乗客の乗せた空飛ぶクルマの運航を予定していた。スカイドライブは2026年に空飛ぶクルマの量産に必要な「型式証明」を日本で取得し、商用運航を始めたい考えだ。
鹿島 安価で締固めが不要な「LACsコンクリート」開発
マクニカ 鉛を利用した蓄電池システム「soldam」発表
三菱重工 タイ電力公社とMOU 水素混焼技術導入で
三井住友建設 水循環式バイオトイレ開発 インフラ不要
大阪ガス SOECメタネーションのラボ装置で試験開始
大阪ガス(本社:大阪市中央区)は6月5日、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)とともに採択された、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」の「SOECメタネーション技術革新事業」のもと、開発を進めるSOECメタネーションのラボスケール試験装置を完成し、試験を開始したと発表した。
SOECメタネーションは、SOEC電解装置で再生可能エネルギー等を用いて水やCO2を電気分解し、生成した水素や一酸化炭素から、メタン合成反応装置で触媒反応を用いてe-methane(以下、e-メタン)を合成する技術。今回製作したラボスケール試験装置のe-メタン製造能力は0.1Nm/hで、一般家庭2戸相当のガスを製造できる。