「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

上地結衣 車いすテニスで5年ぶり3度目の全豪オープン制覇

全豪オープンテニス車いすの部・女子シングルス決勝が1月25日、メルボルンで行われ、世界ランク2位の上地結衣(30、三井住友銀行)が、同3位のアニク・ファンクート(34、オランダ)を6−2、6−2のストレートで下し、5年ぶり3度目となる優勝を果たした。上地のタイトル獲得は4大大会では9度目。

神戸市 1,600体の遺骨収容「樹林墓地」整備へ 政令都市初

神戸市の久元市長は1月22日、樹木の下に遺骨を共同で埋葬する「樹林墓地」の整備計画の概要を明らかにした。同市北区の森林公園内におよそ1,200㎡の樹林墓地を整備し、およそ1,600体の遺骨を受け入れる。
今年夏ごろから工事を始め、2025年度中に完了させる方針。市では整備費用として7,000万円を見込み、新年度予算案に盛り込むことにしている。自治体として樹林墓地を整備するのは、政令指定都市としては初めてという。

中日・小笠原投手ナショナルズ入決定 2年契約 背番号「16」

米大リーグのワシントン・ナショナルズは1月24日(日本時間25日)、中日からポスティングシステムで大リーグ入りを目指していた小笠原慎之介投手(27)と2年契約で合意したと発表した。同日、40人枠に入り、背番号は「16」となった。
ナショナルズは昨季71勝91敗で、地区5チーム中4位に終わった。千賀滉大投手が所属するメッツ、青柳晃洋投手がマイナー契約したフィリーズと同地区となる。

石破首相が施政方針 地方創生核に”令和の日本列島改造”

石破首相は1月24日、衆参両院の本会議で施政方針演説に臨み、国づくりの基本軸として「今年は戦後80年、そして昭和の元号で100年にあたる節目の年であり、これまでの日本の歩みを振り返り、これからの新しい日本を考える年にする」と述べた。そして、一人ひとりが自己実現できる「楽しい日本」を目指し、地方創生を核とする「令和の日本列島改造」を打ち出した。

中国・深圳市の日本人男児刺殺 被告に異例の即日死刑判決

中国広東省深圳市中級人民法院(地裁)で1月24日、同市で2024年9月、日本人学校に通う男子児童(当時10歳)が刺殺された事件の初公判があった。そして初公判で、40歳の中国人男性の被告に対し、故意殺人罪で死刑判決を言い渡した。異例の即日判決だった。
事件が起きたのは満州事変の発端となった柳条湖事件から93年となる日で、日本人を狙った犯行との見方もある。公判は報道陣には公開されず、広東省広州市の日本総領事館らが傍聴した。

センバツ出場32校決定 大阪勢98年ぶりゼロ 21世紀枠2校が初

第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕・甲子園球場)の出場校が1月24日発表された。一般選考29校、神宮大会枠1校、21世紀枠2校の計32校が大会の出場権を獲得した。大阪勢は98年ぶりにゼロとなった。21世紀枠は壱岐(長崎)、横浜清陵(神奈川)2校が春夏通じて初となる甲子園切符を手にした。

佐々木朗希 2年後の高額契約よりメジャーでの”経験”に価値

日本のプロ野球ロッテからポスティングシステムを使い、ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)が1月22日(日本時間23日)、ドジャーススタジアムで入団会見を行った。
メジャーリーグの定めにより、25歳以下はマイナー契約でのスタートとなる。年齢の関係で2年待てば高額契約の可能性も指摘されたが、佐々木は「お金よりもメジャーリーグで2年間過ごす経験に価値があると判断しました」と説明した。また、「ドジャースには大谷選手、山本選手、それ以外にも素晴らしい選手がたくさんいるので、一緒にプレーできるかも知れない楽しみがあります。まずはそのステージに立てるよう頑張ります」と、メジャー昇格が当面の目標と説明した。

米連邦地裁「出生地主義」修正差し止め 大統領令は「違憲」

米連邦地裁は1月23日、米国で生まれた子供に自動的に国籍を与える「出生地主義」の修正を命じたトランプ大統領の大統領令は「違憲」と判断し、発効の一時差し止めを命じた。トランプ氏が打ち出した政策への司法による最初の打撃となる。
これを受け、トランプ氏は提訴するとしており、最終判断は最高裁に持ち込まれる可能性が高い。

日銀 追加利上げ決定 政策金利を0.5%程度に 17年ぶり水準

日本銀行は1月24日、金融政策決定会合で政策金利を現行の0.25%程度から0.5%程度に引き上げることを決めた。0.5%の政策金利は2008年10月以来、約17年ぶりの高水準。経済と物価情勢の改善が続き、賃上げに向けた動きも広がっているとして、2024年7月の政策決定会合以来の利上げに踏み切った。

貿易赤字4年連続 24年は5兆3,326億円 前年から44%減少

財務省が1月23日発表した2024年の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆3,326億円の赤字だった。4年連続の赤字となったが、赤字幅は前年の9兆5,220億円から44.0%減少した。
輸出額は前年比6.2%増の107兆913億円で、比較可能な1979年以降で最大となった。増加は4年連続で、100兆円超えは2年連続。輸入額は同1.8%増の112兆4,238億円で、2年ぶりに増加した。