「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

25年1〜6月ラーメン店倒産25件 いぜん過去2番目の高水準

東京商工リサーチのまとめによると、2025年上半期(1〜6月)のラーメン店倒産は25件で、集計開始以降、最多だった前年同期の33件から24.2%減少した。3年ぶりに減少に転じたが、件数は過去2番目の高水準にある。
負債総額は前年同期比23.8%増の16億5,700万円で、3年連続で増加した。前年同期と比較すると、負債額1億円以上の倒産が5件(前年同期3件)発生し、これまでの小規模・零細規模から、やや大口化の兆しがみられる。

埼玉・行田市の1,400年以上前の「古代ハス」が見ごろ

埼玉県行田市内の公園「古代蓮の里」の池で育てられている、およそ10万株の古代蓮(ハス)が直径20cmほどのピンク色の花をつけ、見ごろを迎えている。このハスは咲き始めの朝早い時間帯が美しく見えるといわれ、大勢の人が朝早くから同公園を訪れて写真に収めたり、池の周りを散策していた。この古代蓮は7月中旬にかけて開花の最盛期を迎えるという。
行田市の古代蓮は、昭和40年代に市の造成工事で1,400年以上前の地層から掘り出された種が自然に発芽。これを機に本格的に栽培が始まり、今日に至っている。

京大 マウスでES使い卵子の元”卵母細胞”の大量作製に成功

京都大学の斎藤通紀教授らのグループは、マウスの実験で、体の様々な細胞に変化できるES細胞を使い、卵子の元になる細胞「卵母(らんぼ)細胞」を効率よく大量につくり出すことに成功したと発表した。1回の実験で、従来の10倍から100倍ほど多くつくることができたという。
これまで必要とされてきた、卵巣の細胞を使わずにつくることができ、グループは卵子ができる詳しいメカニズムの解明や、不妊治療の研究につながる成果だとしている。

「大学ファンド」昨年度運用実績 純利益2,000億円超の黒字

科学技術振興機構(JST)はこのほど、大学の研究力強化に向けた政策の財源に充てられる「大学ファンド」の昨年度の運用実績を公表、純利益が前年度より1,393億円増えて2,560億円の黒字となった。
運用益は国が重点的に支援する「国際卓越研究大学」の第一号に認可された東北大学と、今後選ばれる大学のほか、博士課程の学生への支援などに充てられる。

新紙幣発行1年 普及率は28.8% 前回20年前の半分以下

渋沢栄一(1万円札)、津田梅子(5千円札)、北里柴三郎(千円札)の新紙幣発行から7月3日で1年を迎えた。日本銀行によると、新紙幣の普及率は、20年前の前回の新紙幣発行時と比べると半分ほどにとどまっている。日銀によると、発行残高に占める新紙幣の割合は5月末時点で28.8%。前回2004年の新紙幣発行時は同じ期間で61.1%に上っており、大きな差がある。
この主な要因は低金利が長く続き、預金に利息がほとんどつかないため、自宅や会社での”タンス預金”されるケースが増え、結果として新紙幣の普及を遅らせた可能性があるとしている。

住宅「リースバック」サービスでトラブル急増 5年間で10倍

国民生活センターによると、自宅を売却後、賃料を支払って住み続ける「リースバック」サービスを巡り、大都市圏中心に高齢者からトラブルの相談が相次いでいる。
2024年度に全国から寄せられた相談件数は251件に上り、5年前(2019年度)のおよそ10倍に増えている。このうちおよそ7割にあたる172件が、70歳以上の高齢者が契約したケースという。近畿2府4県では合わせて26件の相談が寄せられ、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)に次いで多くなっている。
リースバックは、自分が暮らすマンションや戸建て住宅などを不動産業者に売却して現金を受け取り、その後は毎月、売却元に賃料を支払って同じ家に住み続けられるサービス。

猛毒バイカルハナウド 北大以外の札幌市内で自生を確認

札幌市は7月2日、触ると皮膚がただれる猛毒植物「ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)」とみられる植物が、サイクリングロード「白石こころーど」(所在地:白石区東札幌1条6丁目)付近に生育しているのを確認したと発表した。草丈1.5m〜2.5mの5、6株と同20cm〜30cmの20〜30株の大小合わせて40株近くを除去したという。
市環境局によると1日、市民から北海道大学構内で確認された毒性の疑いのある植物に酷似した植物があると、市土木センターに相談があった。そこで2日に市環境局と北大が現地に赴き、確認し除去した。
バイカルハナウドは、西アジア原産のセリ科の植物で、の本の環境省の指定する「特定外来生物」には含まれていない。だが、強い毒性が確認されている。

富士山山梨県側7/1”山開き” 1日上限4,000人, 通行料4,000円

富士山の山梨県側は7月1日、”山開き”した。山梨県は昨年の夏山シーズンから5合目の登山口にゲートを設置。危険な”弾丸登山”防止のため、今年は①1日の登山者数の上限を4,000人とする②登山者1人あたり4,000円の通行料を徴収する③午後2時から翌日の午前3時まで登山道を閉鎖するーーなどの登山規制を行っている。
なお、静岡県側は7月10日に山開きする。

万博会場での”ブルーインパルス”展示飛行 7/12・13に実施

中谷防衛相は7月1日、大阪・関西万博の開幕日に、天候悪化により中止した航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行を、7月12日と13日に改めて実施すると明らかにした。
両日とも午後2時40分ごろ関西空港を離陸した後、通天閣や大阪城などの上空を飛行し、午後3時ごろに万博会場の上空で展示飛行を披露する予定。