「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

一期一会 今年最大級の天体ショー「紫金山・アトラス彗星」

全国各地で2024年最大級の天体ショー「紫金山(しきんざん)・アトラス彗星」が観測されている。条件が良ければ10月20日ごろまでは、肉眼で観測できる可能性があるという。
国立天文台によると、この彗星は2023年1月、中国の紫金山天文台が最初に発見し、その後、南アフリカにある小惑星の衝突警報システム「アトラス」の望遠鏡が確認。紫金山・アトラス彗星と命名された。水やチリが集まる太陽系の果てにある領域「オールトの雲」から飛来したとみられる。いずれ太陽系外に出て、二度と戻ってこないと推測され、秋の夜空を飾る”一期一会”の天体ショーとして話題となっている。

11/1から新ルール 自転車の酒気帯び運転などの罰則強化

11月1日から改正道路交通法の施行に伴い、これまで罰則の対象外だった自転車の酒気帯び運転について、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。
この新しいルール周知化の一環として、10月16日夜、大阪・北区のお初天神通り商店街で警察官など20人が自転車で通りかかった人などに飲酒運転の防止を呼び掛けるチラシを配った。また、飲酒店も訪れて店主に「自転車に乗る可能性のある人に酒を提供することも罰則対象」などと説明、注意を呼び掛けていた。
なお、携帯電話を使用しながら自転車を運転する、いわゆる”ながら運転”にも、新たに罰則が設けられることになっている。

24年4〜9月の貿易赤字3.1兆円 赤字は7期連続 

財務省のまとめによると、2024年度上半期(4〜9月)の貿易収支は3兆1,067億円の赤字だった。赤字幅は前年同期から14.4%拡大した。
2024年上半期の輸出額は前年同期比6.6%増の53兆5,503億円。半期としては比較可能な1979年以降で最高額となった。輸入額は同7.0%増の56兆6,571億円だった。

日中両政府合意後 初の処理水監視15日に実施

東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出で、日中両政府の合意に基づく海水のモニタリング(監視)が10月15日に初めて実施されたことが分かった。政府関係者が明らかにした。日本にとって懸案となっている、中国による日本産水産物の輸入再開に向けた取り組みの一環となる。

9月訪日外客287万人, 1〜9月2,688万人で23年間累計上回る

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2024年9月の訪日外国人旅行者数は前年同月比31.5%増の287万2,200人で、新型コロナ禍前の2019年9月比でも26.4%増となり、8カ月連続で同月過去最高を記録した。この結果、1〜9月累計で2,688万200人に達し、2023年の年間累計2,506万6,350人を上回った。
9月の訪日外客を地域別にみると、23市場のうち18市場(韓国、台湾、香港、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、米国、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域)で、9月として過去最高を記録した。

外客の1〜9月訪日消費61.7%増の5.8兆円で過去最高

観光庁のまとめによると、訪日外国人による1〜9月消費額(速報)は前年同期比61.7%増の5兆8,582億円だった。過去最高だった2023年の年間消費額の5兆3,085億円を早くも上回った。4〜6月期の消費額が2兆1,402億円と四半期で過去最高を記録したのに続き7〜9月期も1兆9,489億円で過去2番目に多かった。
歴史的な円安で訪日客が増加したほか、高騰している宿泊費が全体の消費額を押し上げた。

俳優・西田敏行さん死去 76歳 東京・世田谷区の自宅で

俳優の西田敏行さんが10月17日正午過ぎ、東京・世田谷区の自宅で死亡しているのが見つかった。76歳だった。病死とみられている。
西田さんは1947年生まれ。福島県郡山市出身。中学卒業後に上京。1970年に「劇団青年座」に入団。『釣りバカ日誌』シリーズ、『ドクターX』シリーズなど映画やテレビドラマに、コミカルなものからシリアスなものまで幅広い様々な役柄で多数出演、俳優として活躍した。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、同助演男優賞を複数回受賞している。
また、一時は歌手としても活躍。「もしもピアノが弾けたなら」が大ヒットし、「紅白歌合戦」にも出場している。
主な出演作品は映画『敦煌』『学校』、テレビドラマ『西遊記』、NHK大河ドラマ『翔ぶが如く』(西郷隆盛役)など。北野武監督の映画『アウトレイジ』シリーズでは暴力団幹部役を好演した。

厚労省 食品ロス削減へ 食べ残しの持ち帰りガイドライン案

厚生労働省は10月16日、食品ロスを減らすための検討会で、飲食店などで食べ残した料理を衛生的に持ち帰るためのガイドライン案を公表した。料理の持ち帰りはどうしても食べきれない場合に、基本的に消費者が自己責任で行うものとしたうえで、①使い捨て手袋を使ったり、手指を消毒したりして、衛生的に詰め替えを行うこと②水分はできるだけ切り、温度管理がしやすい容器に小分けすること③箸をつけた料理は原則、持ち帰った後に、本人が食べることーなどを求めている。
食品ロスは2022年度に472万トンに上ると推計され、このうち半分の236トンは外食での食べ残しや商品の売れ残りなど”事業系”の分野で廃棄されている。