「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

Jパワー 脱炭素へ英ヤムナと水素・アンモニア事業で協業

発電大手の電源開発(Jパワー、本店所在地:東京都中央区)は4月2日、グリーン水素やアンモニアの製造を手掛ける英ヤムナ社と水素・アンモニア事業で協業すると発表した。Jパワーは脱炭素に向けて、水素やアンモニアを火力発電の燃料に活用する方針を掲げており、今回の協業によりヤムナ社の製造計画に同社の参画や、共同で水素やアンモニアを開発することなどを検討する。

ダイビル ベトナムに現地法人「Daibiru Vietnam」設立

ダイビル(本社:大阪市北区)は4月1日、東南アジア地域でのさらなる投資拡大を図るため、ベトナムに現地法人「Daibiru Vietnam Company Limited」を設立し、同日より業務を開始すると発表した。これに伴い、ホーチミン・ハノイ両駐在員事務所を発展的に解消し、ハノイオフィス(本店)とホーチミンオフィス(支店)を置く。

長瀬産業 マレーシアで半導体ウェハバンピング設備拡大

長瀬産業(本社:東京都千代田区)は4月2日、子会社で半導体および電子部品向け製造設備の販売・半導体ウェハバンピング受託加工製造のPacTech-Packaging Technologies GmbH(独・ナウエン)が、マレーシア・ペナンに拠点を置くPacTech Asia Sdn.Bhd.に10億円の設備投資を行うことを決めた。これは同社の注力領域の半導体分野等の製造機能強化の一環。

あいHD 子会社アイグリーズがタイに子会社設立 販売拠点

あいホールディングス(本社:東京都中央区)は4月1日付で連結子会社アイグリーズがタイ・バンコクに現地法人Ai-Glies(Thailand)Co.,Ltd.(以下、Ai-Glies社(タイ))を設立したと発表した。資本金は500万タイバーツ(約2,000万円相当)。空調に特化した節電・省エネシステムAi-Gliesシリーズ製品を東南アジア地域で販路拡大する。まずタイで販売開始し、さらに今後ベトナムに進出していく予定。

ユナイテッドアローズ 6月中旬バンコクにタイ1号店

ユナイテッドアローズ(本社:東京都渋谷区)はこのほど、グローバル展開拡大の一環として6月中旬にタイ・バンコク都心部の商業施設「エムスフィア」にタイ1号店を出店すると発表した。新店舗「ユナイテッドアローズ エムスフィア」はフランチャイズ店で、店舗面積は195㎡。

ANAとJAL 人手不足で”グラハン”7作業の資格共通化

全日本空輸(ANA、本社:東京都港区)と日本航空(JAL、本社:東京都品川区)は4月2日、空港の地上業務「グランドハンドリング(グラハン)」の人手不足対策として、国内10空港でのグラハン7作業の社内資格を相互に承認する仕組みを始めたと発表した。
これにより両社が個別に設けていた資格を実質的に共通化して業務の委託先が両社の作業に従事しやすくする。社内資格を相互に承認する業務対象は①トーイングトラクター②ベルトローダー③旅客搭乗橋④安全監視駐機⑤航空機誘導⑥プッシュバック⑦トーイングーの7つ。

JR東日本 タイ国鉄へ中古車両キハ40・48形 計20両を譲渡

JR東日本は4月3日、秋田総合車両センターに所属していた中古車両、キハ40形およびキハ48形合計20両を3月27日、タイ国鉄(SRT)へ譲渡したと発表した。タイ国鉄への車両譲渡は同社としては初めて。今後も引き続きタイ国鉄との関係強化および事業機会拡大を目指す。
公益財団法人東日本鉄道文化財団では、1993年からアジア諸国の鉄道業に従事する若手幹部候補生を対象とした「JR Eastフェローシップ研修」を実施。これまでに計49名のタイ国鉄職員を

ダイハツ 4/8から「コペン」など3車種の出荷順次再開

ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は4月2日、「コペン」など軽乗用車3車種の出荷を8日から順次再開すると発表した。これにより国内で生産している24車種のうち23車種の出荷を再開することになる。
ダイハツ九州の大分工場(所在地:大分県中津市)で生産している「タフト」の出荷を8日に、ダイハツ本社工場でダイハツブランドとOEM先のトヨタ自動車の2車種で展開する「コペン」の出荷を15日にそれぞれ再開する。この結果出荷再開のめどが立っていないのは、大分工場で生産している「ムーヴキャンバス」の1車種のみとなる。

ダイハツ 「軽」販売で首位陥落 スズキ18年ぶり返り咲き

自動車販売業界団体のまとめによると、2023年度の軽自動車販売台数でスズキが軽自動車の国内シェアで18年ぶりにダイハツ工業を抜き首位となった。スズキは前年比7%増の55万2,251台だった。これに対しダイハツ工業は、認証検査不正による出荷停止が響き同22%減の44万3,694台にとどまった。

経産省 ラピダスの半導体開発に最大5,900億円支援発表

経済産業省は4月2日、国内で最先端半導体の製造を目指すラピダスに2024年度で最大5,900億円を支援すると発表した。この結果、トヨタ自動車やNTTなどが出資するラピダスへの支援額は累計で最大9,200億円となる。新たに支援する最大5,900億円のうち5,635億円が北海道千歳工場の前工程、535億円が組み立てなどの後工程に初めて支援する。政府は経済安全保障上の観点から、重要な最先端技術の確立を強力に後押しする。