JR西日本グループのJR西日本イノベーションズは4月26日、5月に宮城県から大阪府まで貨物列車を使った水産物輸送の実証実験を実施すると発表した。漁港から小売店までの輸送コストや二酸化炭素(CO2)排出量について、トラックだけで運ぶ場合と比較する。これにより、トラック運転手が不足する「物流2024年問題」に対応する。
5月9〜11日に実施する。銀ザケ冷凍切り身8トンを、宮城県気仙沼市から大阪府寝屋川市の食品スーパーの物流センターまで運ぶ。このうち、実験では仙台市と大阪府吹田市の貨物ターミナル駅間を鉄道で輸送する。
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タカラレーベン 総戸数924戸 フジタとのベトナム事業竣工
タカラレーベン(本社:東京都千代田区)は4月24日、ベトナム・ハイフォン市でフジタ(本社:東京都渋谷区)と共同開発中の分譲マンションプロジェクト「THE MINATO RESIDENCE」が竣工したと発表した。同プロジェクトは開発・建築・管理まですべてがオール日系で担う初の大規模マンションプロジェクト。敷地面積1万2,760㎡、鉄筋コンクリート造、地上26階建て(2棟構成)で、総戸数924戸。
立地はLach Tray(ラックチャイ)川沿いに位置する新市街地エリア。周辺には高級ヴィラ、日系ホテルや商業施設も揃っている。また、日本人をはじめ多くの外国人が居住するエリアとしてハイフォン市内でも知名度が高い。
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ホンダ カナダでEVと電池生産 総投資額1兆7,000億円
ホンダ(本社:東京都港区)は4月25日、カナダ・オンタリオ州でEV(電気自動車)と電池を生産する工場を建設する方針を発表した。総投資額は150億カナダドル(1兆7,000億円)。カナダ政府などから補助金を受ける方向で協議を進めている。ホンダの三部社長が、カナダのトルドー首相とともに記者会見し、明らかにした。
EVの生産台数は年間24万台を想定しており、2028年に稼働させる計画。さらにホンダは電池の主要部材も、正極材は韓国のPOSCO Future M Co/.Ltd.と、セパレータは旭化成とそれぞれカナダで合弁で生産することを同日、発表した。電池の現地生産によって、コストをこれまでと比べおよそ20%削減できると見込んでいる。
ホンダは2040年に、販売する新車のすべてをEVとFCV(燃料電池車)にする目標を掲げている。