「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

荏原 タイ事業拡大へグループ2会社を合併, 統合

荏原製作所(本社:東京都大田区)は7月19日、タイで展開するグループ2会社を合併、統合したと発表した。Ebara(Thailand)Limitedを存続会社とし、Ebara Thermal System(Thailand)Co.,Ltdを消滅会社とした。これにより、両社の強みとリソースが統合され、技術力とノウハウを結集することで、より高度な製品とサービスの提供が可能になるとしている。タイ国内における荏原グループのブランド力および競争力を向上させ、さらなる事業拡大を図る。

テラチャージ インドEV市場に新型30KW急速充電器

電気自動車(EV)充電インフラ事業「Terra Charge(テラチャージ)」を展開するテラチャージ(本社:東京都港区)は7月19日、子会社でインドでのEV充電インフラを手掛けるTerra Motors Charging Solution Private Limited(本社:西ベンガル州コルカタ、以下、テラチャージ・インド)が、8月1日にインド市場四輪向け30KW急速充電器「TAKA(鷹)」を発売すると発表した。
2024年中に北インドを中心に100機の設置を目標としている。販売価格は79万8,000円。このため営業体制を強化、テラチャージ・インドの営業拠点をすべての1級都市(バンガロール、グルガオン、コルカタ、プネ、ハイデラバード、チェンナイ)に設置する。

竹中工務店 ECMコンクリートの適用例100件突破

竹中工務店(本社:大阪市中央区)は7月19日、2014年の開発以来、ECM(エネルギー・CO2ミニマム)コンクリートの適用を積極的に進め、適用プロジェクト数が6月末時点で100件を突破、コンクリート使用量は計32万㎥、CO2削減量は計6万トンに達したと発表した。
ECMコンクリートは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトを通じて、産学連携で共同開発したCO2排出量を約6割削減する低炭素型のコンクリート。順次、適用範囲を拡大し、現在出荷工場は関東・関西圏を中心に日本各地で計100工場を超え、供給体制も整いつつある。

双日 シンガポールのKeppelと戦略的提携で覚書

双日(本社:東京都千代田区)は7月18日、シンガポールに本社を置くグローバルな資産運用会社、Keppel Ltd.(ケッペル社)と省エネルギーソリューションおよびバイオ燃料などの分野で戦略的提携に向けた覚書を締結したと発表した。
ケッペルはインフラ、不動産、コネクティビティの分野にまたがるサステナビリティ関連ソリューションに専門性を有するシンガポール証券取引所に上場する企業で、世界20カ国以上で事業を展開している。

TOYO NTPCとインドでのe-メタノール製造・事業性検討

東洋エンジニアリング(本社:千葉県習志野市、以下、TOYO)は7月19日、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査に係る補助事業者募集)」に応募し、採択されたと発表した。
これはインド国営電力公社NTPC Limited(以下、NTPC社)が製造を計画する、インド南部におけるグリーン水素とバイオジェニックCO2を活用し、TOYO保有ライセンス技術g-Methanol(R)でe-メタノールを製造、日本へ輸出のうえ、船舶燃料として供給、または原料として低炭素合成燃料を製造・販売するバリューチェーン構築事業の可能性を調査するもの」。調査期間は約1年間。この事業で製造されたe-メタノールの日本のオフテイク候補企業はENEOS。

大林組 シンガポールに新たな研究開発拠点を開設

大林組(本社:東京都港区)は7月19日、アジア地域の研究開発拠点としてシンガポールに「Obayashi Construction-Tech Lab Singapore」(以下、OCLS)を4月に開設し、7月18日に現地関係者を集めたローンチイベントを開催したと発表した。今後アジア地域における次世代建設生産技術の育成・展開拠点と位置づけ、社内外との積極的な連携を図り、建設技術の研究開発を強化していく。

6月の訪日外客313万人, 1〜6月累計1,777万人で最多に

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、6月の訪日外客数は前年同月比51.2%増、過去最多を記録している2019年同月比で8.9%増の313万5,600人に上った。単月として過去最高を記録した。この結果、上半期(1〜6月)累計でも1,777万7,200人となり、過去最高記録の2019年同期のを100万人以上上回った。

創業100年以上の企業倒産1〜6月で95%増の74件で最多

帝国データバンクのまとめによると、創業・設立から100年以上の老舗企業の2024年上半期(1〜6月)の倒産件数が、前年同期の38件から95%増の74件に上った。上半期として統計を遡れる2000年以降で過去最多となった。これにより、年間ベースでリーマン・ショック時の2008年の120件を大幅に上回る可能性がある。原材料やエネルギー代などの物価高による採算悪化に加え、後継者不在を理由にした倒産が目立つ。同社によると、日本の老舗企業は4万3,631社に上る。

日本特殊陶業 陸上養殖事業新会社「Niterra AQUA」設立

Niterraグループの日本特殊陶業(本社:名古屋市東区)は7月18日、7月4日付で陸上養殖事業に関する新会社「Niterra AQUA」(本社:愛知県小牧市、資本金3億円)を設立したと発表した。
新会社は陸上養殖の課題である水質管理に着目し、水質をセンシングすることで水質の状態を把握し、その状態に合わせた養殖作業指示を行うことで、陸上養殖未経験の顧客でも「えび陸上養殖」を開始できるトータルソリューションを提供する予定。