「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

日立エナジー 中国SGCCからSF6ガスフリーの単体遮断器受注

日立エナジーは8月30日、中国最大の送配電事業者、国家電網公司(以下、SGCC)から同国初のSF6(六フッカ硫黄)ガスフリーの420KV単体遮断器を受注したと」発表した。同遮断器は高い環境効率を誇るEconiQ(TM)シリーズの製品。高電圧機器における環境への負荷を大幅に低減する、中国の送配電網における脱炭素化の取り組みの一環。

近鉄グループHD 台北メトロと友好協定 双方の沿線から誘客

近鉄グループホールディングスは8月30日、台湾の大衆捷運(台北メトロ)と友好協定を締結したと発表した。同日、台北メトロ中山駅で近鉄グループHDの若井敬社長と台北メトロの黄清信総経理が締結式を執り行った。双方の沿線地域からの観光誘客を図る。このため、ラッピング電車や駅構内のサイネージ広告、SNSなどでPRする。

双日 タイにKDXを設立しアグリプラットフォーム事業参入

双日(本社:東京都千代田区)は8月29日、タイにSojitz Kaset Dee X Co.,Ltd.(以下、KDX、所在地:タイ・バンコク)を設立。今秋よりキャッサバ農業向けを手始めに営農支援サービスや農業資材、農機、ファイナンスなどを提供・販売するアグリ(農業)プラットフォーム事業に参入すると発表した。これにより、タイ農家の豊かさ向上につながる、効率的で持続可能な農家の実現に取り組む。

川崎重工 中国・蘇州市で精密機械事業で合弁会社

川崎重工は8月29日、中国の油圧機器メーカー、烟台艾迪精密机械股●有限公司(以下、烟台艾迪=エンタイアイディ)と、中国江蘇省蘇州市で精密機械事業の合弁会社「艾迪精密機械(蘇州)有限公司」を設立すると発表した。新会社の資本金は3億人民元で、出資比率は川崎重工49%、烟台艾迪51%。2024年9月8日設立予定。9月に営業開始の予定。

コスモスイニシア ベトナム分譲住宅1,831戸, 第1号物件起工式

大和ハウスグループのコスモスイニシアは8月30日、ベトナムの現地不動産デベロッパー、TT Capital Investment Joint Stock Companyおよびグローバル不動産会社Koterasu Partners Pte.Ltd.との戦略的パートナーシップのもとで推進中の、ホーチミン市近郊ビンズオン省ディーアン市の分譲住宅開発事業第1号案件「TT AVIO(ティーティーアビオ)」の起工式を8月1日に開催したと発表した。同起工式には関係者約200名が出席し、工事の安全を祈願した。
同プロジェクトは敷地面積約1.6haで、現地の中間所得層をターゲットとした総戸数1,831戸(30階・37階建ての2棟構成)の分譲住宅開発事業。着工および販売開始は2024年第3四半期を予定。

松屋フーズ 中国・深圳市に「とんかつ松乃家」広東1号店

松屋フーズホールディングス(本社:東京都武蔵野市)は8月30日、中国広東省深圳市で『とんかつ松乃家』広東1号店「深圳科興科学園店」を同日オープンすると発表した。同店の席数は39席。営業時間は10時〜22時。
松屋フーズは1966年の創業以来、牛めし・カレー・定食・その他丼の「松屋」、とんかつ業態の「松のや」、カレー業態「マイカリー食堂」、すし業態「すし松」、ラーメン業態「松軒中華食堂」、ステーキ業態「ステーキ屋 松」「松牛」等の業態を展開し、国内では1,287店舗、海外では中国、台湾、香港に19店舗、モンゴルの首都ウランバートルにフランチャイズ店舗を出店している。

福井・敦賀〜城崎温泉結ぶ観光列車「はなあかり」車両公開

JR西日本は8月29日、今年10月から福井県と兵庫県北部の間で運行が始まる新たな観光列車「はなあかり」の車両を、京都市下京区の京都鉄道博物館で報道陣に先行公開し、記念セレモニーが行われた。この車両は従来のグリーン車よりさらにグレード感が高い座席を設けているほか、豪華な内装が特徴。京都の丹後織物を用いたアート作品や、島根県で盛んだった”たたら製鉄”の一輪挿しなど西日本各地の工芸品が飾られている。
はなあかりは、福井県の敦賀駅から舞鶴線や京都丹後鉄道など京都府北部を通り、兵庫県城崎温泉駅までを片道5時間程度で結ぶ新車両。

ピーチ・アビエーション 12月に関西ーシンガポール線就航

ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション(所在地:大阪府田尻町)は8月29日、12月5日に関西ーシンガポール線に就航すると発表した。1日1往復で、運賃は片道164.2シンガポールドル(約1万8,200円)から。ピーチ・アビエーションの東南アジア路線の就航は2022年12月に始めた関西ーバンコク線に次ぐ2路線目。

イトーヨーカ堂 関東, 愛知で新たに5店舗閉鎖決める 

店舗の閉鎖を含む構造改革を進めている大手スーパー、イトーヨーカ堂は関東地方や愛知県で新たに5店舗を閉鎖する方針を決めた。今回閉鎖を決めたのは「竜ケ崎店」(所在地:茨城県龍ケ崎市)、「西川口店」(同埼玉県川口市)、「川崎港町店」(同神奈川県川崎市)、「姉崎店」(同千葉県市原市)、「尾張旭店」(同愛知県尾張旭市)で、いずれも2025年1月から2月ごろに閉店する予定。今回の5店舗で、昨年削減することを発表したした33店舗すべてが決まった形となる。
イトーヨーカ堂は2024年2月期決算で、4年連続で最終赤字となるなど業績の不振が続いている。

理研ビタミン タイとベトナムに改良剤の販売子会社設立

理研ビタミン(本社:東京都新宿区)は8月28日、シンガポールを拠点とし、改良剤を手掛ける100%子会社RIKEVITA(SINGAPORE)PTE.LTD.(以下、リケビタ・シンガポール)が、タイおよびベトナムに販売子会社を設立すると発表した。
設立するRIKEVITA THAILAND CO.,LTD.(所在地:タイ・バンコク都)の資本金は1,000万タイバーツ(約4,200万円)。RIKEVITA VIETNAM CO.,LTD.(所在地:ベトナム・ホーチミン市)の資本金は30億ベトナムドン(約1,700万円)。いずれも食品用および化成品用改良剤を手掛ける。出資比率は両社ともリケビタ・シンガポール60%、理研ビタミン40%で、両社とも2025年1月設立する予定。