「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

23年賃上げの伸び率 世代間で差 男女とも20代の伸び大

内閣府が厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに行った分析によると、2023年の賃金動向に世代間で差があることが分かった。これは時間外や休日手当を除く「所定内給与」の前年からの伸び率を算出したもの。
大卒の男子では20代前半がプラス3.1%、20代後半がプラス3.4%だった。これに対し、30代後半は0%、40代が1%台、50代前半はマイナスだった。また女子でも20代前半がプラス2.1%、20代後半がプラス1.9%だった。これに対し30代前半はプラス0.3%、40代はマイナスだった。
人材獲得競争の激しい若い世代で伸び率が高くなった一方で、中堅やベテラン層では伸びが小さくなるなど、世代によって差が出る結果となった。一方、人手不足に伴い、シニア世代の処遇を改善する動きも出る中、男性の60代前半はプラス6.8%、女性の60代前半はプラス11.2%となった。

丸紅 Co-processing製法で製造されたSAFをANAへ供給開始

丸紅(本社:東京都千代田区)は6月17日、石油由来原料とバイオ燃料の同時処理を行うCo-processing製法により製造された持続可能な航空燃料(Sustainable Avietion Fuel、以下、SAF)の日本市場への供給を開始したと発表した。
韓国の石油精製会社、HD Hyundai Oilbank(所在地:大韓民国城南市)より、同社製油所で生産された植物油(廃食用油)由来のSAFを調達し、丸紅が100%出資する丸紅エネックス(所在地:千葉市)の千葉ターミナルで、全日本空輸(本社:東京都港区、ANA)向けに供給した。Co-processing製法によるSAFの供給は、日本で始めて。

スーパー「玉出」と「ハナマサ」運営会社が業務提携

大阪市西成区に本社がある「スーパー玉出」の運営会社は6月17日、東京に本社がある食品スーパーの「肉のハナマサ」の運営会社と業務提携を結んだことを明らかにした。両社は、互いの自社開発商品を供給し合うほか、玉出側が西成区以外にある最大8店舗をハナマサに譲渡する。

シャープ 台湾・樺漢科技とスマートリテール協業で覚書

シャープ(本社:大阪府堺市)は6月17日、産業コンピュータ分野大手で台湾を本拠とする樺漢科技(本社:台湾・新北市、以下、ENNOCONN)との間で、アジア地域におけるスマートリテール分野を中心とした協業で覚書を締結したと発表した。樺漢科技は産業用コンピュータ分野における包括的なサプラーヤーとして統合クラウド管理サービスや産業用IoTなどに強みを持ち、AIや自動化技術で豊富なリソースを保有する。
今回の協業により、両社が持つ技術や製品、販売チャネルを融合し、スマートリテール分野における新たなビジネスの創出に取り組む。第一弾としてPOSシステムやスマートタグ、デジタル広告などを組み合わせたサービスの共同開発を目指す。

三井物産 インドの大手金属リサイクル事業者MTCへ出資 

三井物産(本社:東京都千代田区)は6月17日、インドの大手金属リサイクル事業者、MTC Business Private(本社:マハラシュトラ州ムンバイ市、以下、MTC社)へ出資参画すると発表した。出資完了後、MTC社は三井物産の持分法適用会社となる。
MTC社はインド全土に30カ所以上のスクラップ選別、加工拠点(ヤード)を展開する大手金属リサイクル事業者。鉄・非鉄スクラップの集荷、選別、加工、輸送、販売までを一貫して手掛けるリーディングカンパニー。

姫路城 開幕300日前 万博イメージカラーでライトアップ

2025年大阪・関西万博の開幕300日前となった6月17日、兵庫県姫路市の国宝・姫路城が万博のイメージカラー、赤と青にライトアップされた。機運醸成に向けた取り組みの一環で、市が一夜限定で企画。LEDの照明に照らし出された天守が赤に、土塀や石垣が青にそれぞれ染まった。

山梨側の富士山登山規制の5合目ゲート完成 7/1から運用

オーバーツーリズム(観光公害)対策として、また夜通し歩いて山頂を目指す、危険な”弾丸登山”防止のため、山梨県が今夏から富士山で実施する登山規制のための通行ゲートが6月17日、山梨県側登山道の吉田ルート5合目に完成した。登山者は1人2,000円の通行料が義務付けられ、5合目で支払いが確認されると通行証のリストバンドを受け取って、この高さ1.8m、幅8mのゲートのゲートを通過する。1日あたりの登山者は原則最大4,000人とする。

日本MS 生成AIに特化のPC発売 端末上で高速データ処理

日本マイクロソフトは6月17日、生成AIの処理性能を高めた新型パソコンを18日に発売すると発表した。米マイクロソフトが開発したパソコン向けの新しい機能「コパイロット+PC(プラスピーシー)」に対応した。価格は20万7,680円から。
大量のデータ処理が必要なAIを端末上で素早く動かすことで、40カ国以上の言語を瞬時に翻訳するほか、画像生成ソフトが高速で動く。従来はクラウド上で提供しており、応答に時間がかかっていた。
なお、日本エイサー、エイスース・ジャパン、デル・テクノロジーズ、日本HP、レノボ・ジャパンもコパイロット+PCに対応したパソコンを18日以降に発売すると発表した。

中国の5月新築住宅価格 全体の97%の主要都市で下落

中国国家統計局が6月17日発表した5月の主要70都市の新築住宅価格動向をみると、前月比で価格が下落したのは全体の97%にあたる68都市に達した。4月から4都市増えて、2014年10月以来の多さとなった。12カ月連続で半数を上回る都市で値下がりし、同国の不動産不況の深刻さをうかがわせた。前月比で上昇したのはわずか2都市で、4月から4都市減少した。

スズキ ティアフォーと資本業務提携 自動運転実用化へ

スズキ(本社:静岡県浜松市)は6月17日、自動運転システムの開発や導入支援を手掛けるティアフォー(本社:名古屋市)と資本業務提携したと発表した。地域モビリティを支える自動運転技術の研究開発および社会実装を進め、スズキの軽自動車や小型車にティアフォーの自動運転車向けのソフトウエアを組み合わせ、新たな自動運転サービスの創出を目指す。