「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

大リーグ球宴 山本, 菊池 大谷含め日本勢最多3人選出

米大リーグ機構は7月6日、オールスター戦(7月15日、アトランタ)の投手と控え内野手を発表した。ナ・リーグでドジャースの山本由伸投手が初めて選ばれた。ア・リーグではエンゼルスの菊池雄星投手が2度目選出された。この結果、ファン投票でナ・リーグの最多票を獲得し、指名打者で先発出場が決まっているドジャースの大谷翔平選手を含め、日本勢は過去最多に並ぶ3人がメンバーに入った。
ナ・リーグの打点でトップを争っているカブスの鈴木誠也外野手は選出されなかった。

日産 鴻海とEV協業を検討 追浜工場で鴻海のEV生産案も

経営再建中の日産自動車が、台湾の電子機器受託生産を主幹事業とする鴻海精密工業と電気自動車(EV)の生産で協業する方向で検討していることが7月6日、分かった。経営再建に向けて閉鎖の検討対象になっている日産の追浜(おっぱま)工場(所在地:神奈川県横須賀市)で、鴻海が新たな柱事業に育成するプロジェクトのEV事業の拠点の一つとする案が浮上しているという。この協業案が実現すれば同工場は閉鎖を免れ、地域の雇用の維持にもつながる可能性がある。

「あしなが育英会」創設 会長の玉井義臣氏死去, 90歳

災害や病気などで親をなくした子どもたちを支援する「あしなが育英会」の創設者で、会長の玉井義臣氏が7月5日、都内の病院で敗血症性ショックで亡くなった。90歳だった。
玉井氏は大阪出身。大学卒業後、経済ジャーナリストとしてデビュー。母親を交通事故で亡くしたことをきっかけに、交通評論家として交通事故被害者の救済に向けた取り組みを開始。1969年に「交通遺児育英会」、1993年に「あしなが育英会」を立ち上げ、1998年から会長を務めていた。1969年以降、玉井氏の支援で高校や大学などに進学した遺児は11万人余りに上るとされる。

マスク氏「アメリカ党」結成表明 26年議会選, 第三極に照準

イーロン・マスク氏は7月5日、新党「アメリカ党」を結成すると表明した。Xに結成の賛否を尋ねるアンケートを実施した結果、決断した。与党・共和党、野党・民主党が拮抗する議会構成を想定し、少数政党でも法案の成否のカギを握る第三極の座の確保に照準を置く。2026年11月の米連邦議会上下両院選で、少数の選挙区に絞って候補者擁立を探る構え。

川崎重工 台湾の鴻海科技Gと看護師補助ロボを共同開発

川崎重工は7月4日、電子機器受託製造で世界最大手の台湾企業、鴻海科技グループ(フォックスコン)と提携し、看護師補助ロボット「Nurabot(ヌーラボット)」を共同開発したと発表した。2026年の市場投入を目指し、2025年4月より台湾の国立病院、台中栄民総医院(所在地:台中市)で実証実験を実施中。
ヌーラボットは、川崎重工が開発した自律走行型ソーシャルロボット「Nyokkey」をベースに、看護師の業務補助を目的に、特別に設計したロボット。物を掴むことができる2本の腕、荷室、自走機能を有しており、主に採血した検体の輸送、薬剤の輸送、入院時の施設案内、患者向けの衛生教育などの業務を看護師に代わり担う。

25年1〜6月ラーメン店倒産25件 いぜん過去2番目の高水準

東京商工リサーチのまとめによると、2025年上半期(1〜6月)のラーメン店倒産は25件で、集計開始以降、最多だった前年同期の33件から24.2%減少した。3年ぶりに減少に転じたが、件数は過去2番目の高水準にある。
負債総額は前年同期比23.8%増の16億5,700万円で、3年連続で増加した。前年同期と比較すると、負債額1億円以上の倒産が5件(前年同期3件)発生し、これまでの小規模・零細規模から、やや大口化の兆しがみられる。

埼玉・行田市の1,400年以上前の「古代ハス」が見ごろ

埼玉県行田市内の公園「古代蓮の里」の池で育てられている、およそ10万株の古代蓮(ハス)が直径20cmほどのピンク色の花をつけ、見ごろを迎えている。このハスは咲き始めの朝早い時間帯が美しく見えるといわれ、大勢の人が朝早くから同公園を訪れて写真に収めたり、池の周りを散策していた。この古代蓮は7月中旬にかけて開花の最盛期を迎えるという。
行田市の古代蓮は、昭和40年代に市の造成工事で1,400年以上前の地層から掘り出された種が自然に発芽。これを機に本格的に栽培が始まり、今日に至っている。

京大 マウスでES使い卵子の元”卵母細胞”の大量作製に成功

京都大学の斎藤通紀教授らのグループは、マウスの実験で、体の様々な細胞に変化できるES細胞を使い、卵子の元になる細胞「卵母(らんぼ)細胞」を効率よく大量につくり出すことに成功したと発表した。1回の実験で、従来の10倍から100倍ほど多くつくることができたという。
これまで必要とされてきた、卵巣の細胞を使わずにつくることができ、グループは卵子ができる詳しいメカニズムの解明や、不妊治療の研究につながる成果だとしている。

「大学ファンド」昨年度運用実績 純利益2,000億円超の黒字

科学技術振興機構(JST)はこのほど、大学の研究力強化に向けた政策の財源に充てられる「大学ファンド」の昨年度の運用実績を公表、純利益が前年度より1,393億円増えて2,560億円の黒字となった。
運用益は国が重点的に支援する「国際卓越研究大学」の第一号に認可された東北大学と、今後選ばれる大学のほか、博士課程の学生への支援などに充てられる。

新紙幣発行1年 普及率は28.8% 前回20年前の半分以下

渋沢栄一(1万円札)、津田梅子(5千円札)、北里柴三郎(千円札)の新紙幣発行から7月3日で1年を迎えた。日本銀行によると、新紙幣の普及率は、20年前の前回の新紙幣発行時と比べると半分ほどにとどまっている。日銀によると、発行残高に占める新紙幣の割合は5月末時点で28.8%。前回2004年の新紙幣発行時は同じ期間で61.1%に上っており、大きな差がある。
この主な要因は低金利が長く続き、預金に利息がほとんどつかないため、自宅や会社での”タンス預金”されるケースが増え、結果として新紙幣の普及を遅らせた可能性があるとしている。