総務省がまとめた10月の家計調査によると、2人以上世帯の物価変動の影響を除いた実質消費支出は、前年同月比1.3%減の30万5,819円だった。マイナスは3カ月連続。設備修繕・維持費用を含む住居が10.7%減で、最も支出を押し下げた。被覆および履物は13.7%減となった。異例の気温の高い日が続き、秋冬物の衣服が落ち込んだ。教養娯楽も3.0%減となった。とくにスポーツ用ウエアが16.4%減少した。
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秋篠宮ご夫妻 トルコ大統領を表敬訪問 100周年記念式典
トルコを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は12月4日、首都アンカラの大統領府でエルドアン大統領を表敬訪問された。5日は空路で最大都市イスタンブールに移動。同日夜のトルコと日本の外交官系樹立100周年を記念する式典に臨まれた。
宮内庁によると、4日は大統領に「外交関係樹立100周年を機に2国間の友好親善関係の増進を願う」という趣旨の天皇陛下のメッセージを伝えられた。大統領も両国関係の発展を願う言葉を述べ、歓迎した。夕刻にはご夫妻で大統領主催の晩さん会に臨まれ、和やかの雰囲気の中、約1時間にわたって談笑された。5日の記念式典で秋篠宮さまは「両国のつながりが、未来へ向けて今以上に強くなることを祈念します」とあいさつされた。
移植医療体制 法施行後初の抜本見直し 改革案を了承 厚労省
移植医療体制が1997年の臓器移植法施行後初の大幅な改革が行われる見通しとなった。検討を進めてきた厚生労働省の臓器移植委員会は12月5日、移植希望者が移植を受ける施設の複数登録を可能にし、臓器斡旋期間の日本臓器移植ネットワーク(JOT)から業務の一部を新設法人に移行する最終案を了承した。今年度中にJOTのシステムを整備し、当面は登録できる施設を2カ所までとする。
国内の臓器移植の待機患者は今年10月末現在で約1万6,500人いる。脳死下の臓器提供数の増加で、移植施設が人員や病床の不足などから臓器の受け入れを断念している問題などを受け、抜本的に見直す。
厚生労働省のまとめによると、2023年に人員や病床の不足など院内態勢が整わないことを理由に臓器の受け入れを断念した施設は26、そして移植が見送られた患者数は延べ803人に上っている。