fujishima のすべての投稿

近未来の最先端情報通信社会を体感 万博「EXPOメッセ」

大阪・関西万博の催事施設「EXPOメッセ」で5月26日、総務省主催の情報通信技術が発達した未来社会を紹介するイベント「Beyond 5G ready ショーケース」が始まった。これは現行の高速・大容量通信規格「5G」より省電力・低遅延の情報通信を活用した最先端技術を、映像や展示、体験で紹介するイベント。6月3日まで。
最先端の無線通信によるロボットの遠隔操作の疑似体験などを通じ、離れていても、人やサービスがほとんど遅延なくつながる技術を体感できる。遠隔操作の海中ロボットは、手を振るなど体の動きに連動して海中のゴミを収集する。モノに触れた感覚を伝える特殊なグラブを使い、遠隔地にいる人やAI(人工知能)のアバター(分身)と、仮想空間内でキャッチボールできる展示もある。

ツルハ 総会で統合案可決 ウエルシアと巨大グループ誕生

ドラッグストア業界2位のツルハホールディングス(HD)の株主総会が5月26日、札幌市内で開かれ、業界首位のウエルシアHDとの経営統合案が3分の2以上の賛成で可決された。統合は年内にも完了する方針で。流通大手イオン傘下に売上高2兆円超の巨大ドラッグストアグループが誕生する。

万博会場内3カ所に喫煙所 喫煙者に配慮”全面禁煙”返上

大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は5月26日、会場内3カ所に喫煙所を整備すると発表した。来場者や関係者の喫煙者の利便性に配慮した対応だと説明している。6月上旬に利用を開始する予定。
万博協会は、今回掲げるテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿って、会場内では”全面禁煙”としていたが、海外パビリオンの裏手で、関係者らの喫煙あとが数カ所で確認されていた。また、喫煙所は東ゲートの会場外に設置したものの、遠すぎるとの声が挙がっていた。こうした声に応えて、全面禁煙の看板をを返上した。

沖縄「平和の礎」新たに戦没者342人, 計24万2,567人に

沖縄県糸満市の県営平和祈念公園の「平和の礎(いしじ)」で5月26日、6月23日の沖縄慰霊の日を前に、戦没者342人の名前を新たに明記した刻銘板が設置された。この結果、礎に刻まれたのは計24万2,567人に上った。
今回、刻銘された沖縄県外出身者は326人で、うち200人以上は、1945年4月、沖縄への海上特攻の途中に沈没した戦艦「大和」の乗組員だった。大和では3,000人以上が戦死したとされるが、約1,800人が刻銘されていない。

巨額赤字の日産前社長ら4幹部の退任報酬6億4,600万円

日産自動車は株主総会の招集通知で、内田誠・前社長と3人の前副社長に対し、退任に伴って計6億4,600万円の報酬を支払っていたことを公表した。3人の前副社長は坂本秀行氏、中畔邦雄氏、星野朝子氏。この4人に中国事業責任者のスティーブン・マー氏を加えた5人に対する2024年度の総報酬は退任分を含めて計16億5,900万円に上っている。

第75代横綱誕生 大の里”唯一無二”の横綱目指す

石川県・津幡町出身の大関大の里(24)(本名・中村泰輝)の横綱昇進が5月28日、日本相撲協会が東京・両国国技館で開いた臨時理事会で満場一致で正式に決定した。これを受け、茨城県の二所ノ関部屋に使者が派遣され、伝えられた。師匠の二所ノ関親方親方(元横綱稀勢の里)とともに、使者を迎え入れた大の里は「”唯一無二”の横綱を目指します」と述べ、使者の横綱決定の口上に応えた。
幕下10枚目格付け出しでの初土俵から、所要わずか13場所での横綱昇進は、年6場所制となった1958年以降では輪島の21場所を抜き最速。日本出身の新横綱は師匠の稀勢の里以来、8年ぶり。

備蓄米申請 22年産の上限到達 大手20社に20万トン超

農林水産省は5月27日、政府備蓄米の随意契約による放出を巡り、大手小売業者からの申し込みが殺到し同日夜、新規の受け付けをいったん休止すると発表した。コメの年間取扱量が1万トン以上の大手小売業者約50社を想定していたのに対し、約70社から申請があり、放出対象30万トンのうち2022年産米が上限の20万トンを超える見込みとなったため。残りの2021年産米約10万トン分は、中小スーパーや米穀店に絞ったうえで30日にも随意契約の受け付けを再開する。
今回の随意契約による主な販売申請業者はイオングループ、イトーヨーカ堂、パンパシフィック・インターナショナルホールディングス、サンドラッグ、オーケー、アイリスアグリイノベーション、楽天グループ、LINEヤフーグループ、ヤオコー、カインズ、カインズ、エイチ・ツー・オーリテイリング、ファミリーマート、ゼンショーホールディングスなど。

競馬のオークス カムニャック G1初制覇 鋭い差し脚発揮 

3歳牝馬3冠レース第2戦、第86回オークス(2400m芝、18頭出走、G1)は5月25日、東京・府中市の東京競馬場で行われた。4番人気に支持されたカムニャック(アンドレアシュ・シュタルケ騎乗)が2分25秒7で優勝し、G1初制覇するとともに、1着賞金1億5,000万円を獲得した。シュタルケ騎手は日本のG1レース初勝利、友道康夫調教師はこのレース初勝利。51歳のシュタルケ騎手(ドイツ)は、オークスで最年長勝利騎手となった。
カムニャックは中団でレースを進め、最後の直線で外に進路を取り、残り200m付近で先頭に立っていた2番人気の桜花賞2着のアルマヴェローチェを、鋭い差し脚で頭差交わした。。さらに1馬身1/4差の3着に10番人気のタガノアビーが入った。桜花賞場で1番人気に支持されていたエンブロイダリーは直線伸び切れず、9着だった。

コメ全国平均5㌔4,285円 2週連続上昇で過去最高値更新

小売り店頭で依然としてコメ価格の上昇が続いている。農林水産省は5月26日、5月12〜18日に全国のスーパーで販売されたコメ5kgあたりの芸金価格が前週よりも17円(0.4%)高の4,285円だったと発表した。2週連続の値上がりで、過去最高値を更新した。政府が一般入札で放出した備蓄米の流通は広がりつつあるが、平均価格を下げる効果はみられない。

USスチール「日鉄は部分所有」トランプ氏発言 予断許さず

米国のトランプ大統領は5月25日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画について、「これは投資であり、(日鉄の)部分的な所有となるが、米国が支配することになる」と述べ、23日に両社の「計画的なパートナーシップ(提携)」を承認する意向を表明したのに一転、最大の焦点である完全子会社化には依然として難色を示した。まさに、トランプ氏の”日替わりの”発言に翻弄されている。
日鉄による完全子会社化は、この計画の絶対条件と位置付けられているだけに、米政府の正式発表まで、予断を許さない状況が続いている。