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訪問・通所複合型 介護新サービス創設見送り 厚労省

厚生労働省は2024年度の介護保険サービスの見直しを進める中で検討案件として挙げていた訪問と通所を組み合わせた新サービスの創設を見送る方針を決めた。厚労省の分科会で介護事業者側から「制度が複雑化するだけで、利用者のメリットはそれほど大きくない」など、導入に慎重な意見が多く、議論を続ける必要があると判断した。複合型の新サービスにより、デイサービスの職員が必要に応じて訪問介護にも従事することで、利用者の利便性につながるとみていた。
介護保険サービスは3年に1度、内容や報酬を見直している。2024年度は改定の年度にあたり、分科会でサービスの詳細について協議してきた。

今年の漢字は「税」インボイス制度など税論議で

今回で29回目となる2023年の世相を1字で表す”今年の漢字”が「税」に決まり、日本漢字能力検定協会が12月12日、京都市東山区の清水寺で発表した。1年を通じて増税議論が活発に行われたほか、インボイス制度など「税」にまつわる話題が続いた点が理由として挙げられた。
応募総数は14万7,878票で、「税」は5,976票(4%)だった。この漢字が選ばれるのは2014年以来2回目。2位は「暑」(3.7%)、3位は「戦」(3.3%)、4位に「虎」(3.1%)が入った。

タイトー 香港にFCでゲームセンターを12/15 初出店

タイトー(本社:東京都新宿区)は12月12日、ゲームセンター「タイトーステーション」をフランチャイズ形式で12月15日に香港に初出店すると発表した。出店場所は地下鉄MTRに直結したニナ・モール。営業時間は10時〜22時、年中無休。
同社は中国や韓国にはゲームセンター出店していたが、2012年までに海外のゲームセンター事業から撤退しており、今回の海外出店は11年ぶりで、香港では初めて。

靴下のタビオ 香港1号店を海港城に12/14オープン

「靴下屋」「Tabio」「TabioMEN」など靴下専門店を運営・展開するタビオ(本社:大阪市浪速区)は12月11日、アジアでの単回を拡大する中で香港1号店「Tabio香港海港城(ハーバーシティ)店」を海港城に12月14日オープンすると発表した。店舗面積は17坪。営業時間は10時〜22時。取扱商品はレディース、メンズ、スポーツ。
海港城は香港の中で最大級のショッピングモールで、5セクションで構成されており、400軒以上のショップと80軒を超えるレストランがある。

積水化学 メタバース空間に初めて住宅展示場を開設

積水化学住宅カンパニーは12月11日、デジタルとリアルを融合した集客・販売手法による成長戦略の一環として、初めてメタバース空間内に住宅展示場を開設したと発表した。同展示場は同日公開されたバーチャル旅行プラットフォームアプリ「ANA GranWhale」内のショッピング空間に出店。家づくりを本格的に検討している方に限らず、インテリアに興味のある方など誰でも立ち寄ることが可能という。メタバース展示場には3階建ての二世帯住宅を再現している。延床面積は257.34㎡(77.8坪)、1階102.88㎡、2階95.46㎡、3階59㎡。

鳥貴族 全国展開へ30年に国内1,000店舗体制 6割拡大

鳥貴族ホールディングス(HD)は主力の居酒屋業態「鳥貴族」を現在に比べ6割増やし、2030年までに国内で1,000店舗体制にする。大都市圏にとどまらず、東北や北陸など店舗網を全国に広げる。新型コロナウイルス禍では宴会需要が大きな影響を受け、出展を抑えていた。5類移行後は飲食需要が回復しており、”攻め”の出店戦略に転換する。

都内アンテナショップ 2年ぶりに過去最高の62店舗に回復

一般財団法人「地域活性化センター」(所在地:東京都中央区)のまとめによると、2023年4月1日時点の東京都内のアンテナショップ数は2022年4月1日時点の59店舗から、2年ぶりに過去最高の62店舗に回復した。1年間で新設や移転などで6店舗が調査対象に加わり、3店舗が閉館と休館で調査対象から外れた。新型コロナウイルス禍の落ち着きによる人流や消費の回復によるもので、店舗ごとの売り上げも戻りつつある。

大企業10〜12月期景況感 3期連続プラス, 製造業も

内閣府と財務省が12月11日発表した10〜12月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景気判断指数(BSI)はプラス4.8と3四半期連続のプラスだった。製造業がプラス5.7、非製造業もプラス4.4だった。大企業のうち製造業は2四半期連続のプラスとなった。また非製造業は5四半期連続でプラスとなった。新型コロナウイルス禍からの経済活動の正常化に伴う人流の増加やインバウンドの回復によるもの。宿泊業や飲食サービス業が好調で、サービス業のBSIは5.4だった。

京都・舞鶴漁港 ブランド化目指す「特選京鰆」出荷開始

京都府の舞鶴漁協で12月8日、「特選京鰆(とくせんきょうさわら)」としてブランド化を目指しているサワラの出荷が始まった。同府漁業協同組合は沿岸の定置網漁にかかったサワラのうち、3kg以上の状態のよいものを「特選京鰆」と名付けてブランド化を目指しており、毎年、脂ののり具合などによって、出荷する時期を決めている。
同日、次々と水揚げされたサワラは漁協の職員によって大きさや脂の量など状態のよいものがブランド品として選別されその後、仲買人たちが競り落としていた。特選京鰆の出荷は2024年3月下旬まで行われる予定。
農林水産省の統計では、2022年に京都府で水揚げされたサワラはおよそ1,100トンで国内では最多で、全国でも有数のサワラ漁獲量を誇っている。