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改正育児・休業法 4月からの順次施行前に都内で説明会

改正育児・休業法が4月から順次施行されるのを前に1月27日、東京労働局が千代田区で開いた説明会には企業の人事担当者などおよそ500人が出席して開かれた。これは、子育てと家族の介護・看護のダブルケアなどによる離職を防ぐため、企業に努力義務を含め、従業員に対する新たな制度の新設など環境整備を求めるもの。
改正育児・休業法の要点は、企業に対して①子育て支援②介護と仕事の両立支援を原則、義務付けている。子育てでは3歳未満の子供を育てる親にはテレワークの利用を認めることを努力義務とし、3歳から小学校入学までは短時間勤務、フレックスタイム制、保育施設の設置など5つの制度の中から2つ以上を実施するよう義務付けている。また、介護離職を防ぐため企業に対して、介護保険料の支払いが始まる40歳の従業員にに仕事と介護の両立支援制度について情報を周知し、介護に直面したと申し出た人には、介護休業の取得や両立支援制度の利用について、個別に意向を確認するよう義務付けている。
国が実施した3年前の調査では、家族の介護や看護を理由に離職した人はおよそ10万人に上っている。

中国で春節の大型連休始まる 40日間で延べ90億人が大移動

中国で1月28日から春節(旧正月)に合わせた大型連休がスタートした。中国政府はこの前後も含めた、1月14日〜2月20までの合わせて40日間に自動車や鉄道、飛行機などで移動する人は過去最多の90億人に上るとの見通しを発表している。
中国の大手旅行会社によると、今年の大型連休中の人気の国外旅行の行き先は日本が1位となっており、次いでタイ、マレーシアなど近場の観光地が人気だという。

アウシュビッツ強制収容所解放 1/27で80年 跡地で追悼式典

第2次世界対戦(1939〜1945年)中、ナチス・ドイツがユダヤ人を中心におよそ110万人を虐殺したアウシュビッツ強制収容所が1945年1月27日に解放されてから80年。同収容所の跡地で2025年1月27日、追悼式典が開かれた。式典には生き延びた人やその家族のほか、ドイツのシュタインマイヤー大統領、フランスのマクロン大統領、英国のチャールズ国王などおよそ50カ国の代表者が出席した。アウシュビッツ強制収容所はナチス・ドイツがポーランド南部に建設し、ユダヤ人の大量虐殺、ホロコーストの中心的役割を担った大規模な施設。ガス室などでおよそ110万人(このうち100万人がユダヤ人)が虐殺されたといわれる。

定期借地権付きマンション供給 25年は首都圏で過去最大に

不動産経済研究所によると、首都圏で2025年に供給される定期借地権付きマンションは2,000戸に上る可能性があり、2008年のおよそ1,200戸を上回り過去最大規模となる見通しだ。
定期借地権付きマンションは、50〜75年といった期限付きで借りた土地に建設され、期限が来ると建物を解体し、土地を持ち主に変換する仕組み。土地の売買がない分、割安で購入できる利点がある一方、将来の解体費用となる積立金や地代の負担もあるほか、資産価値が下がるリスクもある。
土地を保有し続けたい地主、販売価格を抑えたいデベロッパーの思惑も加わって、今後もマンション価格の上昇が見込まれる中で、割安な定期借地権付きマンションは受け皿の一つとして増えていくとみられる。

万博「日本館」初公開 ”循環”テーマに3エリアで構成

大阪・関西万博で政府が出展するパビリオン「日本館」の内部が1月26日、初めて報道陣に公開された。日本館は地上2階建てで、敷地面積は1万3,000㎡と会場内で最大のパビリオンで、開催国としての発信拠点となるほか、各国の要人をもてなす場としても利用されることになっている。
日本館は「循環」をテーマに3つのエリアで構成されており、万博会場内で発生する生ごみを集めて微生物の力で分解するプラントが設けられ、生成したバイオガスで発電した電力を館内で利用するという。また、燃料への活用や食料不足などの課題の解決に向けて注目されている「藻類」の魅力を知ってもらうため、わかめやひじきなど32種類の藻類に扮した人気キャラクター「ハローキティ」も展示される。日本館はまだ工事中だが、2月末に完成する予定。

フジテレビ 港社長と嘉納会長が辞任 社長に清水HD専務

フジ・メディア・ホールディングス(HD)は1月27日、フジテレビジョンの港浩一社長と嘉納修治会長が同日付で辞任した発表した。タレントの中居正広氏と女性とのトラブルについて、一連の不十分な説明、報道で企業として、マスメディアとして社会的信用を失っていることを巡り、CMを差し替える企業が続出していることの責任を取る。
フジテレビの新社長にはフジ・メディアHDの清水賢治専務が1月28日付で就任する。嘉納氏は兼務しているフジ・メディアHD会長、港氏はフジ・メディアHD取締役も同日付でそれぞれ辞任した。

大関・豊昇龍が3人による決定戦制し2回目の優勝 初場所

大相撲初場所は千秋楽の1月26日、大関・豊昇龍が本割で12勝3敗で並んだ3人による優勝決定戦を制し、2回目の優勝を果たした。
豊昇龍は王鵬とともに、2敗でトップを走る金峰山を追う立場で千秋楽を迎えた。ところが本割で金峰山との対戦が組まれた王鵬が熱戦の末、王鵬が勝ち、結びの一番で琴櫻を破った豊昇龍が並び、優勝は金峰山、王鵬、豊昇龍による”巴戦”となった。豊昇龍は安定かつ充実した取り口を魅せていた終盤の勢いそのままに金峰山、王鵬を下し、千秋楽で逆転優勝につなげた。

大阪市内全域で1/27から路上喫煙禁止 万博に向け拡大

大阪市では1月27日から市内全域で路上喫煙が禁止となった。4月13日に開幕する大阪・関西万博に向けて環境整備を進めるため、禁止区域が市内全域に拡大されたもの。
市は喫煙する人に対し、ホームページで区ごとの「喫煙所マップ」を公開し、およそ300カ所ある喫煙所を活用してほしいと呼びかけている。市が管理する市内全域の道路や広場、公園など公共スペースで喫煙が確認された場合は1,000円の過料が徴収される。

インド政府 スズキの故 鈴木修氏に国家勲章授与を発表

インド政府は1月25日、自動車メーカーとしてインド市場にいち早く進出、スズキの会長兼社長として長年同国市場の開拓・育成に力を入れ、2024年12月に94歳で死去した鈴木修氏に卓越した貢献を称える国家勲章「パドマ・ビブシャン」を薯蕷すると発表した。
鈴木氏は他社に先駆けて同国に生産基盤を整備。スズキのインド子会社、マルチ・スズキは乗用車で最大のおよそ4割のシェアを維持し、同国の自動車産業全体の発展や国民生活の向上にも貢献したことが高く評価された。
パドマ・ビブシャンは、様々な分野で卓越した貢献をした人に贈られる国家勲章で、2021年には安倍晋三元首相にも贈られている。

今年の「節分」は1日早まり2月2日 国立天文台

国立天文台が官報に掲載した「暦要項」によると、今年は地球と太陽の位置関係などから、「立春」が1日早まり、これに伴い立春の前日とされる「節分」も例年より1日早い2月2日になるという。
国立天文台によると、1年は365日だが、地球が太陽の周囲を公転する周期は365日より僅かに長いことから、毎年少しずつずれていき、”うるう年”を設けて調整しているが、ずれは完全にはなくならないという。