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AI使う中学教員割合 日本は55カ国・地域中54位 OECD

経済協力開発機構(OECD)は10月7日、小中学校段階の教員を対象に行った2024年の「国際教員指導環境調査」(TALIS)の結果を公表した。グローバルには教育現場でのAI(人工知能)活用の低年齢化が進む中、日本は授業でAIを使う中学校教員が全体の2割弱にとどまり、活用率は55カ国・地域中54位だった。悪影響などを懸念し、AI活用に慎重な中学校教員の姿が浮き彫りなった。調査は2008年から実施され、今回は4回目。

ルコルニュ仏首相が辞表提出 組閣14時間で内閣総辞職

フランス大統領府によると、10月6日、ルコルニュ首相が辞表を提出し、マクロン大統領がこれを受理した。ルコルニュ首相は9月9日に就任したものの、内閣の陣容が決まらず、今月5日に組閣したばかりだった。それでも与党内や野党から不満が噴出し、行き詰まった形で、組閣からわずか14時間で総辞職したことになる。

坂口志文氏にノーベル生理学・医学賞”制御性T細胞”発見

スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月6日、2025年ノーベル生理学・医学賞を米国の2人の研究者とともに、大阪大免疫学フロンティア研究センター特任教授の坂口志文氏(74)ら3人に贈ると発表した。坂口氏は「制御性T細胞」を発見するなど免疫学分野で優れた業績を残した。滋賀県長浜市出身。
日本のノーベル賞受賞は、2021年に物理学賞に選ばれた真鍋淑郎氏に続き29人目。生理学・医学賞受賞者は利根川進氏、山中伸弥氏、大村智氏、大隅良典氏、本庶佑氏に続いて6人目。
受賞者には賞金計1,100万クローネ(約1億7,000万円)が贈られる。授賞式・晩餐会は12月10日、スウェーデン・ストックホルムで行われる。

万博来場の外国人客 東アジアから49% 政策投資銀調べ

日本政策投資銀行関西支店は10月6日、9月1〜12日の10日間にわたり実施した大阪・関西万博を目的に来日した外国人の実態調査の結果を」公表した。地域別では、東アジアからが全体の49.0%を占めた。とくに中国、台湾がそれぞれ全体の20%強だった。このほか、欧州(20.0%)、北米・オーストラリア(14.5%)。東南・南アジア(11.8%)と近隣地域以外からも多く来場したことが分かった。
6月の1回目の調査時と比べ、東アジアからが36.4%→49.0%へ高まった。とくに中国、台湾、香港から訪れた人の比率が高まった。欧州からの比率も6月の16.7%→20.0%へ上がっている。
調査は、JR桜島駅を利用した外国人255人を対象にタブレットを用いてアンケートを実施した。

世界遺産・白川郷合掌造り集落にクマ出没 観光客軽傷

岐阜県白川村によると、10月5日午前8時30分ごろ、世界遺産・白川郷合掌造り集落内の城山展望台行きシャトルバスの乗り場付近にツキノワグマが現れ、付近にいたスペイン人観光客の男性(40)が軽傷を負った。男性は背後から襲われ、右上腕をひっかかれた。クマは体長約1mとみられる。村内では今年度、クマの目撃情報が90件以上あるが、人への被害は今回が初めてという。白川郷の合掌造り集落は、年間200万人以上が訪れる外国人にも人気の観光地。

富士通とNVIDEIA AIインフラで協業拡大, 基盤構築

富士通は10月3日、半導体大手NVIDIA(エヌビディア)と協業を拡大すると発表した。医療や金融など社会生活への人工知能(AI)の実装を一段と加速させるため、その基盤を共同で構築する。両社はすでに、スーパーコンピューター「富岳」の後継機「富岳NEXT」の開発などで協働している。

凱旋門賞 仏の3歳馬ダリズ優勝, クロワデュノール惨敗

フランス競馬の第104回凱旋門賞(G1、芝2400m)は10月5日、雨が断続的に降るパリのロンシャン競馬場で17頭が出走して行われた。今回こそはの期待が大きかった日本調教馬3頭は、同地でのステップレースをいずれも勝ち、順調な調整過程を踏み好仕上がりで、人気も高かった。しかし、3頭はいずれも敗れた。
優勝したのは地元フランスのダリズ(牡3歳)で、日本ダービー馬のクロワデュノール(牡3歳、北村友一騎乗)は14着、アロヒアリイ(牡3歳、クリストフ・ルメール騎乗)は16着と惨敗。ビザンチンドリーム(牡4歳、オイシン・マーフィ騎乗)の5着が最高だった。

日産自動車 横浜市で自動運転「レベル2」実証実験

日産自動車(本社:大阪市西区)は10月3日、11月に横浜市で始める自動運転「レベル2」の実証実験の詳細を発表した。11月27日から約2カ月間、毎週火曜日から金曜日にかけて実施する。
高精度センサーを搭載した5台の自動運転車両を走行させ、乗客を目的地に運ぶ。運転席に人はいるが、基本的にハンドルは操作せず、車両は遠隔から監視する。サービスを体験してもらう一般モニター約300人を募集するほか、遠隔監視のための専用施設も市内に設置する。
横浜市内のみなとみらいや桜木町、関内を含むエリアを走る。エリア内の26カ所に乗降地点が設置されており、利用者が専用のスマートフォン向けアプリで乗降地点を指定してから、車両に乗る。

インフルエンザ流行シーズン入り 猛暑と万博が影響

厚生労働省はインフルエンザが全国的な流行シーズンに入ったと発表した。9月22日から28日までの1週間に、全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は1医療機関あたり1.04人で、流行期入りの目安である1人を超えたという。
呼吸器内科の医師は、昨年より1カ月ほど早く流行シーズンに入った要因として猛暑と万博を挙げている。インフルエンザは空気が乾燥した状態で温度が下がると、感染が広がりやすい特徴があり、エアコンが効いた部屋で寒気が不十分だと感染リスクが高まるという。また開催中の大阪・関西万博で、すでにインフルエンザが流行している国の外国人旅行者が増加したことも要因の一つとしている。

YKK ベトナム・ドンバン工場でスナップ・ボタンライン稼働

YKK(本社:東京都千代田区)は10月2日、グループのYKKベトナム社がドンバン(旧ハナム)工場で1日にスナップ・ボタン製造ラインを稼働開始したと発表した。
スポーツやアウトドア、カジュアルウエアなど多くの衣料品には、ファスナーだけでなくスナップ・ボタンも使用される。今回稼働したこの製造ラインに伴い、商品をより速く顧客に届けられるようになる。