福岡のCTC-LANKA 手軽な備蓄コメ缶を海外販売

福岡のCTC-LANKA  手軽な備蓄コメ缶を海外販売

備蓄用コメ缶を製造するCTC-LANKA(シーティーシーランカ、福岡県久留米市)は、海外販売を始める。3月中にも中東諸国に輸出し、東南アジア諸国へも販売拡大を目指す。熱湯を注ぐだけで食べられる手軽さが好評で、海外でも受け入れられると判断した。海外展開に備え、約1500万円を投じ、生産能力を3倍に増強した。

同社は福岡県八女市の自社工場で白米の缶詰「レスキュー米」(容量100㌘)などを製造している。熱湯などを注ぐと炊きたての状態を復元できる。イスラムの戒律に沿ったハラル認証を受けたドライカレー味の「スパイスライス」も手掛けている。まずハラル認証製品をイスラム教徒の多いドバイ向けに出荷する。販売地域は他の中東諸国や東南アジアにも順次広げ、現地富裕層の需要を担う。販路は商業施設などに店を構え、こだわりの商品を扱うセレクトショップを想定している。