ジャカルタ富裕層の間で着実に高まるSAKE人気

ジャカルタ富裕層の間で着実に高まるSAKE人気

世界的な和食ブームを背景に、日本酒(SAKE)人気が高まりをみせ、その波がムスリムの国、インドネシア・ジャカルタへ寄せ始めている。南ジャカルタ・スノパティ通りで9月3日、インドネシアで初めてと思われる日本酒をメインにしたバー「sake+」がオープンしたのだ。

その店は「日本や他の東南アジア諸国でも見たことがない」と大手酒造メーカーの担当者が語るほど、日本酒を前面に打ち出した、”和テイスト”あふれる店だったという。入り口を抜けると日本酒、焼酎、梅酒などの棚がずらりと並んでいた。ここまでこだわった背景には、ジャカルタ富裕層の間での日本酒に対する人気の高まりがあるからだ。

ムスリムの国で、時間がかかる認可手続き、高い関税など容易に克服できないほどのハードルに直面しているが、着実に日本酒の需要が広がりをみせていることは確かだ。