宮城・石巻産 復興特区カキ全国販売へ ブランド化目指す

宮城・石巻産 復興特区カキ全国販売へ ブランド化目指す

宮城県の水産業復興特区で操業する「桃浦カキ生産者合同会社」(宮城県石巻市)が養殖カキの全国販売に乗り出す。インターネットを使った通信販売の準備が整ったのに加え、10月以降の新シーズンの収穫量が約90㌧と前シーズンの3倍を見込むなど事業が軌道に乗ってきた。新商品の開発も急ピッチで進めており、「桃浦カキ」を全国ブランドに育てる態勢づくりを急ぐ。

自社ホームページで注文を受け付ける。これまで収穫したカキの一部は和食チェーン「大戸屋」など首都圏の外食チェーンにも販売してきたが、大部分は宮城県内のスーパーに卸していた。全国向け商品の第1弾として、昨秋から5月ごろまでに収穫した、カキを蒸した「蒸しガキ」を販売する。価格は120㌘のパック詰め2袋入りで税込み2800円。