大阪府吹田市の阪大吹田キャンパスに3月24日、国内最大規模の新たな感染症研究拠点「大阪大学・日本財団 感染症センター」が完成し、記念式典が行われた。同センターは地上10階、地下1階建て。外観は通常のビルとは異なり、船のようなデザインで、建築家の安藤忠雄さんが監修した。
式典で西尾章治郎総長は「世界中から研究者が集い、国際的にリードする拠点にしたい」と述べた。センターには最先端の機器を導入し、新たな感染症の拡大に備えて治療薬やワクチン開発に向けた体制を整備する。様々な機器を揃えた7階の「共用実験室」は、阪大内外の研究者や企業が利用可能で、細胞の感染後の変化などを迅速に解析できる。
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淀川大堰閘門が完成 大阪湾と京都の水上ルート復活
国が総事業費186億円を投じ進めていた、淀川の河口に船の往来を可能にする「淀川大堰閘門」(よどがわおおぜきこうもん)が完成し3月16日、大阪湾と京都が水上ルートでつながった。船のエレベーターともいうべき淀川大堰閘門は、淀川と京都の水上ルートを船舶が」通過する際、1m余り、最大約3mある水面の高低差を調節し、つなげるもの。同日は水面の高低差が同じになるのを待って、大型観光線が初めて通過していった。
淀川は、古くは大阪湾と京都を結ぶ水上ルートとして利用されてきたが、災害等の治水対策面から淀川の河口部に「淀川大堰」ができたことで船は利用できなくなっていた。今回、この淀川大堰閘門ができたことで、万博の期間中は会場の夢洲と京都・伏見を結ぶ観光船の運航も検討されている。