「アジア」カテゴリーアーカイブ

JR大阪駅西側の新駅ビル「イノゲート大阪」24年秋開業

JR西日本(本社:大阪市北区)は5月16日、大阪駅の西側に建設する新ビルの上棟式を行うとともに、同ビルの名称を「イノゲート大阪」とすると発表した。革新を意味する「イノベーション」と、入り口をなどを示す「ゲート」を組み合わせたもの。地上23階建てで、2024年秋に開業させる、大阪駅西口改札に直結する駅ビル。
2024年夏には大阪駅南側に、大阪中央郵便局跡地にできる「JPタワー大阪」も開業する予定で、大阪駅前・周辺にはさらににぎわいが生まれる。

関西空港国際線 大型連休利用客38万6,220人でコロナ前の50%

大阪出入国在留管理局関西空港支局によると、今年の大型連休中(4月28〜5月7日)の関西空港国際線の利用者は、出発が30万3,990人、到着が18万2,230人で合わせて38万6,220人となった。1日あたりの利用者は3万8,600人となり、コロナ禍前の2019年に比べ50%まで回復した。
出国先は韓国が最多で7万5,000人と全体の37%を占めた。次いで台湾が14%の2万8,900人。2019年は最多だった中国本土は2万2,700人で全体の11%にとどまった。

大阪パビリオンに未来型の水耕栽培 同時に魚の陸上養殖も

大阪市は5月8日、2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)で大阪府・市などが出展する「大阪パビリオン」の展示内容の一部を新たに公表した。野菜の水耕栽培と、魚の陸上養殖を同時に実施する「アクアポニックス」の展示物を設ける。建設や運営にかかる費用は、全額寄付金で賄う方針。
展示物「生命(いのち)の器」(仮称)は、パビリイオンの外部に設置する。水槽で魚を養殖し、魚の排泄物を微生物が分解してできた栄養でリーフレタスなど植物を栽培する。これらの様子を外部から観察できるようにするという。

滋賀・信楽町で恒例の陶器市 4万点の焼き物に大勢の人出

たぬきの置き物で知られる信楽焼。その焼き物の里、滋賀県甲賀市の信楽町で4月30日、恒例の陶器市が始まった。この「春しがらき駅前陶器市」は5月5日まで。この催しは信楽焼の販売業者などでつくる団体が毎年、大型連休に合わせて甲賀市の信楽高原鉄道の信楽駅前で開いている。
新型コロナの影響で、出店数は例年の半分ほどに減っているが、会場では食器や花瓶、それにたぬきの置き物など4万点余りの焼き物が販売され、ふだんより3割程度安く買える。初日はあいにくの雨模様となったが、会場は朝から大勢の人で賑わっていた。

JR西日本 23年3月期3期ぶり黒字, 最終885億円, 旅行需要回復

JR西日本(本社:大阪市北区)が4月28日発表した2023年3月期の連結決算は、最終損益が885億円の黒字(前期は1,131億円の赤字)となった。黒字転換は3期ぶり。旅行需要が回復し、鉄道収入の増加やホテルの稼働率上昇が寄与した。年間配当は3年ぶりに25円増配する。売上高は35%増の1兆3,955億円、営業利益は839億円の黒字(前期は1,190億円の赤字)だった。鉄道需要で在来線の収入がコロナ禍前の2019年比で8割まで回復した。

大阪・関西万博 入場券8,000円軸に検討, 運営費上振れを反映

日本国際博覧会協会(万博協会)は2025年大阪・関西万博の大人の入場券価格を7,000〜9,000円で検討していることが4月27日、分かった。当初想定の1.6倍以上の8,000円を軸に議論が進んでいる。協会は809億円と想定する運営費が上振れすると見込み、入場券価格を引き上げ、上昇分を吸収する。

大阪・関西万博の記念貨幣発行 1,000円銀貨デザイン公表

政府は2025年に開催する大阪・関西万博に向け、記念貨幣を発行することになり4月14日、その第一弾として発行される1,000円貨幣のデザインが公表された。政府は開催の機運醸成に向け、3回に分けて5種類の記念貨幣を発行する。銀貨は1万3,800円(税込)で5万枚発行される。大阪・造幣局が通信販売し、申込みは8月8日から3週間程度、受け付ける予定。
今回の1,000円銀貨の表面には、10余りの赤い球体が弾むように輪の形に連なる万博の公式ロゴマークが、万博の夢洲会場とともに描かれている。また裏面には公式ロゴマークが描かれ、銀貨に刻まれている溝に光が当たると、虹色に輝いて見えるように加工されている。

25年万博開幕まで2年 咲洲でプレイベント 順次機運高める

2025年の大阪・関西万博開幕まで2年となった4月13日、大阪市住之江区・咲洲のATC(アジア太平洋トレードセンター)で万博のプレイベントが始まった。16日まで。2年後の開幕へ順次イベントを開き、PRするとともに機運を高めていく。
目玉の一つ「空飛ぶクルマ」のブースではVR(仮想現実)のゴーグルを使って乗ったときの景色を体験できるほか、機体も展示されていて乗ることができる。また、海に浮かぶごみを回収するロボット、高齢者などのリハビリをサポートするロボットやゲームなども展示されている。今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿った、近未来の社会、暮らしに関わる最先端の技術の一端を体験できる。

政府が大阪のIR整備計画を初認定 29年開業へ

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)について、岸田首相は4月14日開いたIR推進本部の会合で、2029年の開業を目指すとした大阪府と大阪市の整備計画を認定すると表明した。IRの整備計画が政府の認定を受けるのは初めて。長崎県は認定を見送り、継続審査とした。
大阪のIRについては、改めて市民および地域住民の意思を聞く必要があるのではないかとの声が少なくない中、今回政府の認定を得たことで今後、開業に向けて大規模な国際会議場、宿泊施設、カジノなどを含めた施設などの整備が進められる見通しとなった。

大阪万博開幕まで2年, 会場で主要施設の起工式

2025年国際博覧会(大阪・関西万博)開幕まで2年となった4月13日、会場予定地の大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)でパビリオンなど主要施設の起工式が行われた。同万博を運営する2025年国際博覧会協会は、出展者らに対する敷地の引き渡しを開始し、各施設の建設工事が本格化する。
起工式では岸田首相、西村経済産業相、岡田万博担当相ら関係者16人が鍬入れした。また、開催地の大阪府の吉村知事、大阪市の横山市長、経済界から関西経済連合会の松本会長、大阪商工会議所の鳥井会頭らが出席した。