「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪うめきた2期「グラングリーン大阪」9/6先行開業

JR大阪駅北側の再開発地区、うめきた2期「グラングリーン大阪」が9月6日午前、先行開業した。開発テーマに「みどりとイノベーションの融合拠点」を掲げ、4.5haの広大な緑地公園を中心に商業施設やホテル、オフィスやタワーマンションの整備も進み、「大阪最後の一等地」に職住一体の街づくりが進められている。今回、北街区と複合ビルと公園エリアの一部が開業した。2025年春には南街区の複合ビルも開業し、2027年に全面開業を予定、その時点で年間5,000万人の来場者が見込まれている。
グラングリーン大阪は、2013年に開業したうめきた1期地区「グランフロント大阪」に続く、旧梅田貨物駅跡地「うめきた地区」再開発プロジェクトの第二弾。このプロジェクトには三菱地所、積水ハウス、阪急電鉄、オリックス不動産など9事業者が参画している。グラングリーン大阪の総事業費は約6,000億円で、1期も合わせると1兆数千億円に上る。

関西空港 開港30年 職員ら感謝 国際線の受け入れ能力拡大へ

関西の空の玄関口、関西国際空港(所在地:大阪府泉佐野市)が9月4日、開港から30年を迎えた。この日、航空会社の職員らが駐機場で感謝の気持ちを伝える「Thanks to all of you …」の横断幕を掲げ、離陸する旅客機を見送った。
2025年の大阪・関西万博の海外からの来場客はじめ拡大するインバウンド需要に対応、ターミナルビルの大規模改修が進む。そして2026年夏に国際線出発エリアの面積が6割拡大するなど、国際線の受け入れ能力を年4,000万人に高める予定。

関西2府4県の待機児童192人増の891人 大津, 西宮市など増

厚生労働省のまとめによると、関西2府4県の待機児童の数は4月時点で前年比192人増の891人に上った。特に多かったのが滋賀県大津市で184人(前年比178人増)と全国で最も多かったほか、兵庫県西宮市も121人(同65人増)で全国で2番目に多かった。これらの地域では子育て世帯の流入が増えたためで、保育士の確保が追いついていない。
府県別にみると、滋賀県が353人(同184人)、兵庫県が256人(同15人増)、奈良県が135人(同51人増)、大阪府が111人(同36人減)、和歌山県が22人(同17人減)、京都府が14人(同5人減)となった。
10年ほど前は、待機児童の数は3,000人を超えていたが、近年は減少傾向にある。

イタリア 万博で紀元2世紀「ファルネーゼのアトラス」展示

イタリアは8月29日、東京都内で2025年大阪・関西万博の展示内容について発表し、西暦150年ごろにつくられた、世界的な文化遺産として知られる「ファイルネーゼのアトラス」をパビリオン内で展示することを明らかにした。ファルネーゼのアトラスは、ギリシャ神話の神「アトラス」が体を丸めて天球儀を肩に担ぐ力強い男性の大理石の彫刻像(高さ2m、重さ2トン)。同像が日本で展示されるのは初めてという。

12企業・団体の「未来の都市」パビリオンの展示内容発表

2025年大阪・関西万博で国内12の企業と団体が取り組む「未来の都市」をテーマにしたパビリオンの展示内容が発表された。このパビリオンは気候変動など地球規模の課題を解決しながら、誰もが幸せな暮らしを実現できる未来の都市がテーマ。会場でも最大規模の4,800㎡の延床面積に、実施主体の博覧会協会と12の協賛企業などがプレゼンテーション展示を行う。
日立製作所とKDDIは、持続可能な社会に向けた取り組みを行わなかった場合の2035年に生きる10歳の少年から”SOS”を受け取ったという設定の映像を上映するシアターを設ける。そこで来場者がスマートフォンなどを使って、今できる取り組みを選択していくことで、未来がより良い方向に変わることを体験してもらうコンテンツを展示するという。商船三井は船の帆で受けた風で船底のタービンを回し、そのエネルギーで水を分解して水素を生産し、運搬もする未来型の船の模型を展示する。

25年万博 工事遅延の海外パビリオンなお8カ国が未着工

2025年大阪・関西万博への海外の出展参加国のパビリオンの建設遅延が問題になっているが、関係者によると、8月21日時点でなお8カ国が未着工のままとなっている。こうした事態を受け、万博運営主体の博覧会協会は、2025年4月13日の開幕日までに工事を完了するべく調整を進めている。

25年万博の大屋根「リング」つながる 愛称の公募検討へ

2025年大阪・関西万博のシンボルとして、ゼネコン3社のJV形式で建設が進められていた万博会場の1周約2kmの「大屋根(リング)」が8月21日、つながった。大阪府の吉村知事は同日の記者会見で、リングの愛称の一般公募を運営主体の博覧会協会に提案したと明らかにした。
リングは、柱や屋根材などに計約2万7,000㎥の木材を使用。柱と梁(はり)をつなぐ接合部分は日本の伝統的な工法「貫工法」をベースとした。

終戦の日 5,000超える大阪旧陸軍墓地で平和祈る万灯会

終戦から79年の8月15日、太平洋戦争の戦没者などが眠る大阪・天王寺区の旧真田山陸軍墓地で、5,000を超える墓がろうそくの灯りで照らされる万灯会が開かれた。地元の人やボランティアなどおよそ100人が参加した。午後7時ごろ、次々と灯籠に明かりが灯されと市内外から訪れた人たちは、縁(ゆかり)の墓に手を合わせ、平和への祈りを捧げた。
同墓地は明治4年に設置された国内最大で最古の陸軍墓地で、西南戦争から太平洋戦争までの戦没者1万3,300人余が眠っている。