国立健康危機管理研究機構(JIHS)によると、感染力が強い麻疹(はしか)の感染拡大が続いている。今年に入って4月6日までの累計感染者数は66人(速報値)で、すでに2024年1年間の45人を上回っている。このうち半数以上の37人は流行している海外で感染したとみられる。国別ではベトナムが29人を占め、タイは3人、フィリピンは2人。都道府県別の感染者数は大阪が10人、神奈川と兵庫は8人、東京が7人などとなっている。
麻疹はウイルス感染により、発熱や発疹などの症状が表れる。脳炎や肺炎を起こし死亡することもある。
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競馬の皐月賞 ミュージアムマイルが鋭い末脚でG1初V
競馬の3歳馬のクラシック3冠レースの第1弾、第85回皐月賞(G1,2000m芝、18党出走)が4月20日、千葉県・中山競馬場で行われた。3番人気のミュージアムマイル(ジョアン・モレイラ騎乗)が1分57秒0で制し、G1初勝利を挙げるとともに、1着賞金2億円を獲得した。モレイラ騎手、同馬を管理する高柳大輔調教師ともにこのレース初勝利。モレイラ騎手は前週のG1、桜花賞に続く2週連続のG1制覇の快挙。
このレースは、圧倒的1番人気に支持されていたデビュー3連勝馬、クロワデュノールが好位で先行馬をマークしつつ追走し、最後の直線で先に抜け出したことで、これで決まりと思われた。だが、中団を追走していたミュージアムマイルが、外から鋭い末脚で交わし、ゴールでは1馬身半差つけて快勝した。3着に4番人気のマスカレードボールがさらに首差で入線した。
北極海 冬の海氷面積 観測史上最小に 極地研, JAXA
円 一時140円台に上昇 年初来高値更新 金融市場に不透明感
万博1週間 来場者60万人突破 混雑, 通信障害, 暑さ対策に課題
大阪・関西万博は4月20日で13日の開幕から1週間となった。万博協会は19日の約10万4,000人を加え、7日目までの総入場者は60万人を超えたと発表した。そして、この間、課題も浮き彫りになってきた。
協会は”並ばない万博”を掲げ、インターネットによる入場券販売や事前予約制を導入した。しかし14万1,000人が訪れた開幕日は東ゲート付近で通信障害が発生し、スマートフォンで電子チケット(QRコード)を表示できないトラブルが起きた。このためWiFi(ワイファイ)を急遽、設置し、移動基地局も配備した。
今後、日陰が少ない会場で、暑くなる季節を控え日傘やミスト、給水用マイボトルなど熱中症対策も大切になる。会期中は1日最大22万7,000人の来場が予想されるだけに、会期序盤のこれまでに浮き彫りになった課題への対策、改善・解消は、円滑な運営のカギを握る。
貿易赤字4年連続 24年度は前年比15%減の5.2兆円
財務省が4月17日発表した2024年度の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆2,217億円の赤字だった。貿易赤字は4年連続で、赤字幅は前年度の6兆1,430億円から15%縮小した。
輸出額は前年度比5.9%増の108兆9,346億円。2年連続で100兆円を超え、比較可能な1979年以降で最高となった。為替相場が前年度比で6%超の円安となったことなどが影響した。輸入額は同4.7%増の114兆1,563億円と2年ぶりに増加に転じた。中国製パソコンなど電算機類が36.1%増、スマートフォンなど通信機が17.1%増となった。なお、3月単月の貿易収支は5,441億円の黒字で、黒字幅は前年同月比で55.5%増えた。