「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

万博会期中のライドシェアで府と国交省が実務者協議へ

万博会期中のライドシェアについて、国土交通省が近く規制緩和に向けて、大阪府などと実務者協議に入ることになった。大阪府議会の2025年大阪・関西万博推進特別委員会が、超党派の国会議員の勉強会の小泉進次郎元環境相などに要望書を提出した。要望書では大阪府内全域での24時間運行や運行台数の制限撤廃などの必要性を訴えている。協議には万博を運営する博覧会協会も加わる予定。

60㌔級グレコローマンで文田健一郎が悲願の金メダル

パリオリンピック12日目の8月6日、シャン・ド・マルス・アリーナで行われたレスリング男子グレコローマンの60キロ級で文田健一郎(28)が決勝で曹利国(中国)を4−1で下し、金メダルに輝いた。銀メダルに終わり、悔し涙を流した東京大会から3年。スタンドで声援を送り続けた妻と娘の前で、東京大会の”忘れ物”を取り返した。グレコローマンの五輪金メダル獲得は、1984年ロサンゼルス大会52キロ級の宮原厚次以来、40年ぶりの快挙。

IR開業見据え「大阪依存症センター」相談から回復まで

大阪府と大阪市は8月6日、2030年秋ごろに予定されるカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業を見据え、ギャンブル依存症対策で設置する「大阪依存症センター」(仮称)での支援内容を公表した。
IRには誘致が決定した後も、市民の間ではギャンブル依存症を懸念する声が根強く残っている。このため、気軽にギャンブル依存症などについての相談から、医師、心理士、保健師などを配置し様々な症状に対応できる態勢とし、専門知識を持つケースワーカーによる回復支援まで一元的に対応できるセンターとする。

6月の実質賃金1.1%増 2年3カ月ぶり増加

厚生労働省が8月6日発表した6月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上の事業所)によると、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は、前年同月より1.1%増えた。6月に支払われたケースが多い賞与などで大きく伸び、2年3カ月ぶりに実質賃金がプラスに転じた。
ただ、実質賃金のプラス基調が続くかどうかは不透明だ。厚労省も「賞与を前倒しで払ったのか、新たに払う事業所が増えたのか分からない。7月以降の動きを注視しないといけない」などとしている。

広島79回目の「原爆の日」 平和への誓い新たに

広島は8月6日、被爆から79回目の「原爆の日」を迎えた。広島市の平和祈念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、被爆者や遺族ら、そして世界109カ国と欧州連合(EU)の代表が参列した。
松井一実市長は平和宣言で「核抑止力に依存する為政者に政策転換を促すことができるはずだ。必ずできる」などと訴えた。
同公園の前には夜明け前から多くの人が足を運び、原爆慰霊碑の前では犠牲者の冥福を祈り、線香を供える人の姿が数多くみられた。また、原爆投下の午前8時15分に平和の鐘が鳴り響き、1分間の黙とうが捧げられた。

体操 岡慎之助3冠 鉄棒でも「金」 52年ぶりの快挙 !

パリオリンピック第11日の8月5日、体操男子の種目別で岡慎之助が鉄棒で金メダル、平行棒で銅メダルを獲得した。団体総合と個人総合を合わせた1大会3冠は1972年ミュンヘン大会の加藤沢男以来52年ぶり、メダル4個も1984年ロサンゼルス大会で5個を獲得した具志堅幸司以来40年ぶりの快挙。

大阪府知事 万博期間中 隣接地のIR工事中断要請受け調整へ

大阪府の吉村洋文知事は8月5日、25年万博を運営する博覧会協会トップらから万博開催期間中、隣接李で建設が予定されているカジノを含むIR(統合型リゾート施設)建設工事の中断を求められていることについて、IRの運営事業者を含めて調整を進める考えを示した。
博覧会協会は景観や騒音への懸念から、隣接地で進められる予定のIR建設工事の中断を求めている。吉村知事は「どちらも成功させるために大阪府、大阪市からもできる限りの措置をお願いし、着地点を見い出していきたい」としている。

国家公務員 定年前に離職3割強, 働き方改革の実感6割強

内閣人事局が国家公務員の働き方改革に関して実施したアンケート調査によると、改革について「かなり」「どちらかといえば」含め61.3%が「実感がある」と回答した。一方、「定年前に機会があれば辞めたい」25,1%、「数年以内に離職の意向」6.3%と、離職を考えている人が合わせて31.4%に上った。「定年まで勤めたい」は51.9%にとどまった。
国家公務員志望者は減少傾向で、離職者も後を絶たないといわれる現実をはっきりと裏付けた結果となった。アンケート調査は2023年11〜12月、インターネットで実施され、中央省庁と地方勤務の計6万3,148人から回答を得た。

第106回夏の高校野球8/7開幕 序盤3日間は”朝夕2部制”導入

第106回全国高校野球選手権大会が8月7日、開場100年の甲子園球場で開幕する。今回は新たな厳しい暑さ対策として1日3試合が組まれている序盤3日間(8月7〜9日)、気温が上がる時間帯を避ける”朝夕2部制”が導入される。これに伴い、第3試合が17時開始となる。
近畿勢(2府4県)の初戦の試合日と相手は以下の通り。8月7日の開会式直後の第1試合で滋賀学園が有田工業(佐賀)、第3試合で智弁学園(奈良)が岐阜城北、2日目に大阪桐蔭が興南(沖縄)、京都国際が札幌日大(北海道)、5日目に報徳学園(兵庫)が大社(島根)、7日目に智弁和歌山が霞ヶ浦(茨城)とそれぞれ対戦する。

バレーボール男子 イタリアに2−3で敗退4強入りならず

パリオリンピック・バレーボール男子の準々決勝が8月5日、パリ丹波アリーナで行われ、日本はイタリアに激闘の末、2−3で敗れた。この結果、1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりの4強入りはならなかった。今大会前に行われたネーションズリーグでの快進撃で一気に膨らんだ、1972年のミュンヘン大会以来、52年ぶりのメダル獲得の”夢”も幻に終わった。