「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

兵庫県知事「辞職要求には応じない」反省点はあるが…

兵庫県の斎藤知事は9月9日午前、県庁でパワハラなどの疑いを巡る問題で、記者団に心境を語った。「私に対する批判や指摘はしっかり重く受け止め、反省すべきところは反省しなければならない」。ただ、一方で「進めるべき予算や事業など必要なことは、しっかりやらせてもらいたい」と述べ、辞職要求には応じない考えを示した。

維新 斎藤兵庫県知事に辞職要求, 全5会派が包囲網

日本維新の会の藤田幹事長は9月9日、兵庫県の斎藤知事のパワハラを巡る問題で、記者会見した。これまでの百条委員会で「一定の事実が浮き彫りになってきている」、「(知事は)潔白を主張しているが、県政の停滞を招いていることは事実だ」と指摘。そのうえで、同県議会(定数86)の第2会派「維新の会」(21人)として、同知事に辞職と出直し選挙を行い、民意をも問い直すべきとする内容の申し入れを行うとしている。
同県議会の5会派のうち、維新を除く4会派も共同歩調で12日に斎藤知事に辞職申し入れを行うことを決めており、これで全会派が同知事に辞職を迫る構図となった。ただ、維新は出直し選挙が行われる場合も同知事を支援はしないという。

パリパラリンピック閉幕 日本 金14,銀10,銅17計41個のメダル

パリ・パラリンピックの閉会式が陸上競技などが行われた「スタッド・ド・フランス」で9月8日(日本時間9日)行われ、史上最多の168カ国・地域と難民選手団からおよそ4,400人が参加した、12日間の大会に幕が降ろされた。
今大会で日本は金メダル14個、銀メダル10個、銅メダル17個の合わせて41個のメダルを獲得した。日本選手団の旗手は、競泳で2つの金メダルを獲得した木村敬一選手と、卓球の女子シングルスで日本選手として初めて金メダルを獲得した和田なつき選手が務めた。
聖火台の灯が消されて、パラリンピックの旗がパリ市のイダルゴ市長から、次の開催都市の米国・ロサンゼルスのバス市長に手渡された。

囲碁の国際大会「応氏杯」で日本代表の一力遼九段優勝

世界のトップ棋士が参加する囲碁の国際大会の一つ「応氏杯世界選手権」の決勝戦第3局が9月8日、中国・上海市のホテルで行われた。その結果、日本代表として出場した一力遼九段(27)が、中国の謝科九段に勝ち優勝した。日本棋院によると、日本の代表選手が主要な国際大会で優勝するのは2005年の「LG杯」を制した張栩九段以来19年ぶりで、「応氏杯世界選手権」で優勝するのは初めて。

大阪IR 事業者が「解除権」放棄へ 9月中にも準備工事着手

大阪市・夢洲でカジノを含む統合型リゾート(IR)の運営を目指す「大阪IR株式会社」が違約金なしで事業から撤退できる権利「解除権」を放棄する方針であることが9月7日、分かった。これにより、日本初のIRが2030年秋にも開業することがほぼ確実となった。大阪IRは今後、大阪市から土地の引き渡しを受け、9月末にも準備工事に着手する見通し。

兵庫 斎藤知事への自民の辞職申し入れに3会派が加わる

兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題を巡り、県議会の最大会派、自民党が求める知事の辞職申し入れに公明党、立憲民主党などでつくる会派と共産党の、3会派も加わる方向で調整していることが分かった。県議会の5つの会派のうち、唯一、対応が未定の日本維新の会も近く方針を決めるとしている。自民党は、12日に斎藤知事の辞職申し入れを行うことを決めた。
知事が辞職申し入れを受け入れない場合は、複数の会派が19日からの定例議会に不信任決議案を提出することも検討している。

上地, 木村各2冠, 小田最年少金, 杉浦2大会連続金 パリ・パラ

パリ・パラリンピックで日本勢の金メダルラッシュが続いている。車いすテニス女子シングルスで、上地結衣はこれまで勝てなかったオランダのディーデ・デフロートを4−6、6−3、6−4で破り、男女通じ日本勢初のダブルスとの2冠を達成した。競泳の男子100mバタフライ(視覚障害S11)で木村敬一は2連覇し、50m自由形と合わせ2冠に輝いた。
車いすテニス男子シングルス決勝で、18歳の小田凱人がアルフィー・ヒューエット(英国)を6−2、4−6、7−5で下して初出場で金メダルを獲得した。自転車女子個人ロードレース(運動機能障害C1〜3)の女子で53歳の杉浦佳子が2連覇し、自身が持つ日本選手最年長金メダル記録を更新した。
柔道女子57キロ級(弱視)決勝で広瀬順子がウズベキスタン選手を下して優勝した。柔道女子の日本勢の制覇は初めて。柔道男子73キロ級(弱視)決勝で瀬戸勇次郎はジョージアの選手を破り、金メダルを手にした。

立憲民主党代表選告示 野田, 枝野, 泉, 吉田の4氏が立候補

立憲民主党の代表選が9月7日告示され、野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美(52)の4氏が立候補を届け出た。次期衆院選を見据え、23日の投開票まで17日間、党員以外にも政策論争をアピールする。1回目の投票で過半数のポイントを得た候補者がいない場合、上位2人の決選投票となる。
争点は①次期衆院選での野党関連携のあり方②党として掲げる政権交代に向けた経済、エネルギー、外交・安全保障など主要政策に対する姿勢③与党の政策に対する対抗軸の明確な打ち出しーなど。

高速実験炉「常陽」茨城県, 大洗町が再稼働を事実上認める

国が実用化を目指す次世代原子炉の一つで、プルトニウムを利用する高速炉の国内唯一の実験施設「常陽」について、地元の茨城県と大洗町は再稼働に必要な安全対策工事の開始を了解し、事実上、再稼働することを認めた。事業者の日本原子力研究開発機構は、原子炉の冷却や事故対策などの安全対策工事を行ったうえで、2026年度半ばの再稼働を目指している。
常陽は、原発の使用済みの核燃料から取り出したプルトニウムを再び燃料に使う高速炉を開発するための小型の実験炉。

秋の味覚ベニズワイガニ漁解禁 兵庫・香住漁港で初競り

日本海に秋の訪れを告げるベニズワイガニ漁が9月1日解禁され、兵庫県香美町の香住漁港で5日早朝、漁から戻った漁船で水揚げが行われた。初日の水揚げ量はおよそ10トンで、昨年の24トンと比べ大幅に減少した。その後、港近くの競り場では大きさや重さなどを基準に選別された後、鐘の合図とともに初競りが始まった。その結果、最も高いものはご祝儀相場で1匹50万円の値が付いた。