花王(本社:東京都中央区)とNANO MRNA(本社:東京都港区)は11月14日、花王が独自開発した免疫抑制技術「SNAREVAX(スネアバックス)(TM)」を用いた、メッセンジャーRNA(mRNA)医薬品の創薬に向けた包括共同研究契約を締結したと発表した。両社はSNAREVAXを用い、アレルギー疾患をはじめとした領域で、画期的なmRNA医薬品創薬に向けた研究開発を推進する。
世界アレルギー機構によると、世界では2.4億〜5.5億人が食物アレルギーに罹患しており、世界の子供の40〜50%が1つ以上のアレルゲンを持つと報告されている。
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KDDI, やさしい手など 人手不足解消へ対話AI搭載型ロボで介護実証
KDDI(本社:東京都千代田区)、シャープ(本社:大阪府堺市)、日本総合研究所(本社:東京都品川区)、やさしい手(本社:東京都目黒区)の4社は11月13日、シャープのコミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」に対話AIシステム「MICSUS(ミクサス)」(Multimodal Intaractive Care Support System)を搭載した対話AI搭載型ロボットを活用した介護サービスの実証を実施すると発表した。実施期間は11月17日から12月18日まで。
この実証では自宅や、やさしい手が運営するサービス付き高齢者向け住宅で暮らす高齢者の居室に、このロボットを設置。ケアマネジャーの業務である高齢者の健康情報確認のほか、雑談を通じた日常の関心情報の収集が可能。4社はこの実証を通じてロボットによるケアマネジャーなどの業務負荷軽減や高齢者とその家族とのコミュニケーションの活性化への効果を検証し、介護人材不足の解決に貢献する。
「介護の2025年問題」と指摘される2025年度には約32万人、2040年度には約69万人の介護人材が不足すると見込まれている。