「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

サウジアラビア・メッカ巡礼者1,300人以上が熱中症で死亡

サウジアラビアのジャラジェル保健相は、イスラム教徒が聖地メッカを一斉に訪れる大巡礼「ハッジ」で、熱中症などにより1,300人以上が死亡したと発表した。今年は年に1度のハッジが6月14日から19日まで、メッカの気温が50度を超える猛暑の中で行われ、世界各地から集まった180万人が参加した。
同保健相は、亡くなった人の8割以上が大巡礼に必要なビザを取得しておらず、猛暑の中、宿泊施設や移動手段を適切に利用しなかったことが死亡に繋がったと説明している。

オーバーツーリズム防止・抑制へ モデル地域を選定へ 観光庁

日本を訪れる外国人旅行者の増加に伴い、全国各地で「オーバーツーリズム」が起き、地元住民の暮らしに影響が出ていることを受け、観光庁はオーバーツーリズムの防止や抑制に向けた対策を進めるモデル地域を、7月にも新たに選定し国の支援を拡大する方針だ。
観光庁は今年3月、神奈川県の「箱根」や岐阜県の「白川郷」など全国20の地域を選定した。さらに5月に追加の募集をした後、審査を行っており、7月にもモデル地域を選定し、国の支援を拡大する。対策には国から8,000万円を上限に費用の3分の2が補助される。

競馬の宝塚記念 ブローザホーンG1初勝利 前半戦代表に

ファン投票選出馬による今年の前半の代表馬を決める第65回宝塚記念(G1、2200m芝、13頭出走)は6月23日、京都競馬場で行われ、3番人気のブローザホーン(菅原明良騎乗)が2分12秒0で制し、1着賞金2億2,000万円を獲得した。同馬はG1初勝利。菅原騎手、吉岡辰弥調教師ともにG1初制覇。
ブローザホーンは終始、後方でレースを進め脚をため、最後の直線で力強い末脚で先行馬を差し切った。2馬身差の2着に7番人気のソールオリエンス、さらに首差の3着に5番人気のベラジオオペラが入線。1番人気に支持されていたドゥデュースは、直線伸びを欠き6着に敗れた。

イオンリテール 廃棄の未利用魚「あかえい」メンチカツ発売

イオンリテール(本社:千葉市美浜区)は6月21日から23日の3日間、イオン、イオンスタイルなど約350店舗で福島県沖で漁獲後に利用されず余剰となった未利用魚「あかえい」を使用したメンチカツを販売すると発表した。1パック(4個入り)本体298円(税別)。
同社は2018年6月より、福島県、福島県漁業協同組合連合会とともに、福島県で水揚げされた新鮮な魚を限定店舗で販売する「福島鮮魚便」を展開している。また、流通させるために必要な規格を満たさず、知名度が低く調理方法も分からないなどの理由から、食べることが可能でも商品化されずに、多くは廃棄されてしまう未利用魚を使用した商品開発に取り組んでいる。

沖縄戦から79年「慰霊の日」 戦没者総数24万2,225人に

沖縄県は6月23日、太平洋戦争(1941〜1945年)末期の沖縄戦で犠牲になった人々を悼む「慰霊の日」を迎えた。1945年、79年前のこの日、多数の住民を巻き込んだ地上戦の末、旧日本軍の組織的戦闘が終結したとされる。国籍、軍民を問わず、沖縄戦の戦没者名を刻んだ石碑「平和の礎(いしじ)」には今年、戦艦大和の乗組員181人が追加刻銘され、総数は24万2,225人となった。
沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では沖縄県と同県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。追悼式には玉城デニー知事や岸田首相、衆参両院議長、遺族代表らが参列し、御霊に黙とうを捧げ、平和への誓いを新たにした。

大和ハウス バンコクのホテル開発に参画 25年3月開業

大和ハウス工業(本社:大阪市北区)は6月20日、タイ・バンコク中心部で同国不動産開発大手のSC Asset Corporation PLC(以下、SCアセット社)が進めているホテル「KROMO,Curio Collection by Hilton」の開発に参画することになり、5月20日にSCアセット社と契約に関するパートナーシップ締結式を行ったと発表した。
同事業は同社がタイで初めて参画するホテル事業となる。同ホテルは総事業費27億4,170万タイバーツ(約104億1,800万円)。地上28階建て、総客室数306室。2025年3月開業予定。

ダイハツ 新潟・三条市と介護事業所の共同送迎で連携協定

ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は6月21日、新潟県三条市と市内介護事業所における共同送迎事業検討のための連携協定を同日、締結したと発表した。この協定をもとに同事業の受容性調査と、地域に合わせて最適化した運営体制の検討を開始する。
福祉介護領域における新たなモビリティサービスの取り組みの一環として、共同送迎を起点に介護人材不足の解消と、高齢者の移動手段確保の実現を支援する。

シン・エナジー 未利用材活用の生野銀山バイオマス発電所

シン・エナジー(本社:神戸市中央区)は6月21日、地元の山田林業、グローバル建設、ハヤキとともに経営する生野銀山バイオマス(所在地:兵庫県朝来市)が開発した「生野銀山バイオマス発電所」の竣工式を6月18日に執り行ったと発表した。同発電所は原料となる未利用材の全量を地元から調達する地産地消型のバイオマス発電所で、朝来市初の小規模木質バイオマス発電所となる。兵庫県は約67%、朝来市は約84%という豊富な森林率を有している。

ホンダ 50cc「原付き」25年5月生産終了 排ガス規制強化で

ホンダ(本社:東京都港区)は、総排気量50cc以下の「原付き一種(原動機付自転車)」の生産を2025年5月に終了する。同年から始まる新たな排出ガス規制への対応が難しいため。50cc以下の原付きは低価格で燃費もよく、通勤・通学の足として長年支持されてきたが、現在は電動アシスト自転車や電動キックボードなどに押され、販売が低迷していることから生産終了を決めた。