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介護事業者24年1〜6月倒産上半期最多の81件 訪問介護40件

東京商工リサーチのまとめによると」、2024年1〜6月の介護事業者の倒産(負債額1,000万円以上)は81件に上り、集計を始めた2000年以降、上半期として最多を更新した。前年同期から50%増えた」。これまでの最多はコロナ禍で利用者が減った2020年の58件だった。
業種別にみると、ホームヘルパーが高齢者宅を訪れる「訪問介護」が40件で最多。デイサービスなどの「通所・短期入所」25件、「有料老人ホーム」9件と続いている。都道府県別で最多は大阪の11件、東京6件、神奈川5件ととなっている。

24年1〜6月倒産件数21.9%増の4,931件 上期では過去最多

東京商工リサーチのまとめによると、2024年上期(1〜6月)倒産件数は前年同期比21.9%増の4,931件だった。2014年以来、10年ぶりの高水準。原材料・物価高騰が続く中、価格転嫁力に乏しい小規模企業の倒産が目立ち、人手不足を原因とする倒産は上期としては過去最多となった。負債総額は7,210億4,200万円で、 前年同期を22.8%下回った。

東電の介護子会社 ウエルシアHDに売却 首都圏に70事業所

東京電力ホールディングスは7月5日、介護事業を手掛ける連結子会社、東電パートナーズ(所在地:東京都豊島区)をウエルシアホールディングス(HD)に売却すると発表した。売却額は非公表。
東電パートナーズは2006年に事業の多角化を目的に設立され、1都3県で訪問介護サービスやグループホームの運営を手掛け、首都圏に約70の事業所を持つ。ウエルシアHDは10月1日付で全株式を取得して、社名を「ウエルシアパートナーズ」に変更する。ウエルシアは介護分野を伸ばし、ドラッグストア事業に並ぶ柱に」育成していく計画。

5月の消費支出 実質1.8%減 外国パック旅行費53,8%減

総務省が7月5日発表した5月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は29万328円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.8%減少した。マイナスは2カ月ぶり。記録的な円安の影響で海外旅行が伸びず、教養娯楽は8.4%減った。とりわけ外国パック旅行費が53.8%減となった。宿泊料も20.9%減少した。このほか、消費支出の3割を占める食料は3.1%減。外食も1.9%減と17カ月ぶりのマイナスになった。

三菱UFJ銀行 タイの東部経済回廊事務局との連携協定締結

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)の連結子会社、三菱UFJ銀行は7月4日、Bank of Ayudhya Public Company Limited(以下、アユタヤ銀行)とともに、タイの東部経済回廊事務局(以下、EECO)との間で連携協定を締結したと発表した。この協定を通じ、MUFGグループ各社はEECOとともに、東部経済回廊におけるESG・スタートアップ・デジタル分野での投資を推進していく。

異業種4社 ダブル連結トラック活用,往復運送の取り組み開始

サントリーホールディングス(本社:大阪市北区)、ダイキン工業(本社:大阪市北区)、鴻池運輸(本社:大阪市中央区)、NEXT Logistics Japan(本社:東京都新宿区、以下NLJ)は7月4日、持続可能かつ生産性の高い物流に実現に向け、ダブル連結トラックを活用した異業種製品輸送の往復輸送の取り組みを7月8日より開始すると発表した。
サントリーの拠点(山梨県)から関西方面への製品輸送と、ダイキンの拠点(滋賀県)から関東方面への製品輸送でダブル連結トラックを活用する。鴻池運輸の島田金谷スイッチセンター営業所(静岡県)を発着地としてドライヴァーを交替する。これにより、ドライバーの労働環境の改善が見込まれるほか、CO2排出量は10トントラック2台での輸送時と比べ、年間約35%削減できる見込み。

英国で政権交代 労働党が14年ぶり奪還 保守党 記録的大敗

英国の下院(定数650)総選挙が7月4日、投開票された。5日までの開票の結果、キア・スターマー党首(61)率いる最大野党の中道左派・労働党が過半数を大きく上回り大勝した。労働党として過去最多だった1997年総選挙の418議席に迫る議席を確保した。スターマー氏はチャールズ国王の任命を受け、5日に新首相に就任した。労働党はブラウン政権(2007〜2010年)以来、14年ぶりに政権を奪還した。
一方、リシ・スナク前首相(44)率いる与党の中道右派・保守党は、過去最少だった1906年の156議席を下回る記録的大敗を喫した。シャップス国防相、トラス元首相等らは落選した。

SkyDriveとJR九州「空飛ぶクルマ」運航目指し連携協定

SkyDrive(本社:愛知県豊田市)とJR九州(本社:福岡市博多区)は7月4日、SkyDriveが開発を進める「空飛ぶクルマ」を用いた事業の成立可能性の検討を行うことを目的に連携協定を締結したと発表した。両社は次世代モビリティとして期待されている空飛ぶクルマの実用化による誘客促進、地域活性化等を推進するため、事業スキームや導入エリアなどについて、さらに具体的かつ詳細な事業可能性の検討を行い、JR九州の持つ鉄道駅や商業施設等を活用した、空飛ぶクルマ運航ルート開設の実現を目指す。

ウインズジャパンHD「幸ちゃんラーメン」タイに海外1号店

ウインズジャパンホールディングス(HD)(本社所在地:福岡県博多区)は7月1日、タイ・バンコクのプロンポン地区に、本場・博多の豚骨ラーメン「幸(こう)ちゃんラーメン」の海外1号店をグランドオープンした。幸ちゃんラーメンは2020年、福岡県に初出店し、約4年で15店を出店、年内にも数店舗の出店を計画している。タイには「博多一幸舎」ブランドで、すでに2店舗展開している。
ウインズジャパンHDは世界11カ国で90店舗以上を展開、ラーメンのグローバルブランド「博多一幸舎」や「幸ちゃんラーメン」を運営。

食品5社が共同「未来型食品工場コンソーシアム」結成

国内食品メーカー5社が7月4日、食品工場が抱える非競争領域の共通課題の問題解決を目標として、調理・業務ロボット開発会社と「未来型食品工場コンソーシアム」を結成したと発表した。
参画したのはカゴメ(本社:名古屋市)、キューピー(本社:東京都渋谷区)、永谷園(本社:東京都港区)、ニチレイフーズ(本社:東京都中央区)、日清製粉グループ本社(本社:東京都千代田区)および、TECHMAGIC(本社:東京都江東区、以下、テックマジック)の6社。
高度なロボットテクノロジーを」活用し、持続可能な食インフラの構築を目指す。まず各社共通の秤量工程の自動化に向けて、分科会を立ち上げ解決策を検討する。