「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

気象庁 長期予報”秋は短く急に冬”10月初旬は真夏日も

気象庁は9月22日長期予報を発表した。これによると、暑かった夏の名残は続き10月初めは全国的に「平年より気温が高く」、30度以上の真夏日になる日もあるとの見立て。体感として11月の途中までは気温が高く、秋は短く、12月ごろは寒気の影響を受けやすく、急に冬を感じることになると予想している。
12月から来年2月の冬を通しての降雪量は、西日本の日本海側で「平年並みか多い」と予想されていて、北日本の日本海側と東日本の日本海側は「ほぼ平年並み」と見込まれている。

OECD 25年世界経済成長率予測3.2%に0.3㌽上方修正

OECD(経済協力開発機構)が9月23日発表した世界経済の見通しによると、2025年の成長率は3.2%と、6月の前回予測に比べて0.3ポイント引き上げられた。
主な国や地域別にみると、米国は0.2ポイント高い1.8%、中国は0.2ポイント高い4.9%、日本は0.4ポイント高い1.1%、ユーロ圏は0.2ポイント高い1.2%などとなっている。

米高度外国人材ビザ「H1B」手数料は新規申請時のみ

米国ホワイトハウスは9月22日、高度外国人技術者向けの就労ビザ(査証)「H1B」に10万ドル(約1480万円)の手数料を課す大統領令について、この適用対象が新規の申請時のみと明確化した。誤解やそれに基づく悪影響の広がりを回避するため、修正した。年会費ではなく、1回のみとした。
この大統領令が報じられた際、米国におけるテクノロジー企業などの新規採用への影響が避けられないほか、インドからをはじめとした多くの高度外国人材を抱えるGAFAなどが当初、年間更新ごとに10万ドルの手数料が課される可能性を指摘する向きがあったため、当該業界ではその負担急増に身構える姿勢が伝えられた。

中国で新型コロナ報道, 人権活動家に再び懲役4年判決

中国の人権活動を支援するウェブサイト『維権網』は9月21日、中国の湖北省武漢で2020年、新型コロナウイルスの感染拡大の実態などを発信し、「公共の秩序を乱した罪」で実刑判決を受けたことのある市民ジャーナリスト、張展氏に対し19日、上海裁判所が再び同じ罪で懲役4年の判決を言い渡したと伝えた。
張氏は2024年、刑期を終えて出所したが、今回は人権活動家の支援のため、甘粛省を訪れた後、拘束されたという。

首都圏8月発売新築マンション2カ月連続で1億円超

不動産経済研究所によると、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で8月に発売された新築マンションの平均価格は、前年同月比8.3%高の1億325万円となり、2カ月連続で1億円を超えた。
このうち東京23区の平均価格は1%下落して1億3,810万円だった。下落は4カ月ぶり。これは供給戸数が多く、販売された価格帯も比較的幅広くなったことが影響したためで、いぜんとして高い水準が続いている。
都内の23区以外の地域では26.6%高の6,518万円、神奈川県は10.2%高の6,608万円、埼玉県は10%高の5,918万円、千葉県は16.1%高の6,143万円と、いずれも値上がりが続いている。

「TikTok」米国内の事業 ITオラクルなどに移管 米高官

トランプ政権の高官は9月22日、中国系の動画共有アプリ「TikTok」の米国内での事業について、米国に拠点を置くIT大手オラクルなどの新たな企業連合に移管されると明らかにした。事業の評価額は数千億ドル規模とみられ、取締役の過半数を米国人が占める見込み。トランプ大統領が近く取引の承認に向けて、大統領令に署名する見通しだとしている。

韓国 旧統一教会トップ, ハン総裁逮捕 4件の容疑で

韓国の複数メディアは9月23日、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)のトップ、ハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁が4件の容疑で逮捕されたと伝えた。特別検察官は、教団の影響力を拡大するためにユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の周辺に近づこうと、教団幹部に指示して大統領の妻に高級ブランドバッグなどを贈ったとみており、今後の捜査の行方に関心が集まっている。
韓国メディアは、今回の嫌疑について、ハン総裁はいずれも関与を否定したと伝えている。

「2国家共存」推進会議 フランスもパレスチナ国家承認

ニューヨークの国連本部で9月22日、イスラエルとパレスチナとの「2国家共存」による和平を推進する会議が開かれ、前日の英国、カナダ、オーストラリア、ポルトガルなどに続いて、フランスのマクロン大統領もパレスチナの国家承認を発表した。国連における今回の会議に合わせ、およそ10カ国がパレスチナを国家承認するとみられている。

パナソニック世界初125度の高温でも充放電「全固体電池」

パナソニックホールディングス(HD)は9月18日、次世代電池の本命と期待される「全固体電池」で、産業機械や車載センサー向け電池の生産に乗り出すと発表した。グループのパナソニックエナジーが開発した。
これは、125度の高温でも充放電可能な世界初の電池としている。来年度からサンプリ出荷を開始する予定で、実用化されればパナソノックグループ初の全固体電池となる。

スルメイカ 今年度の漁獲枠34%拡大, 黒潮大蛇行終わり

水産庁は9月19日、今年度のスルメイカの漁獲枠について、現状の1万9,200トンから34%拡大し2万5,800トンにすると発表した。この最大の要因は、黒潮の流れが大きく曲がり、日本近海の漁獲に様々なマイナス影響を与えていた「黒潮大蛇行」が終わり、スルメイカの生息域で海水温などが成長に適した水準に変化した可能性があり、漁獲量が大幅に増えているためだ。
水産庁によると、青森県や岩手県の沖合でのスルメイカの漁獲量は今年4月以降の5カ月余りで漁獲枠の半分を超え、漁業者から枠拡大を求める声が挙がっていた。
スルメイカの漁獲量は、海洋環境の変化などで2016年以降大きく減少し、昨年度の漁獲量は過去最低の1万8,000トンにとどまった。このため、水産庁は今年度の漁獲枠をこれまで最も少ない1万9,200トンに設定していた。