「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

ソフトバンク セ・パ交流戦6年ぶりV 最多9度目優勝

プロ野球のセ・パ交流戦は6月22日、ソフトバンクが2019年以来6年ぶりで12球団で最多となる9度目優勝(打最高勝率)を飾った。賞金3,000万円を獲得した。
この日、ソフトバンクは主軸の山川、近藤を欠く中、交流戦6カード目、阪神との1勝1敗の後を受けた最終戦に3−1で競り勝ち、全18試合を終えて12勝5敗1分けの好成績。2位の日本ハムを振り切った。

万博海外館 下請け企業の工事費未払い続出 新たに3カ国

大阪・関西万博の海外館建設に携わった下請け企業への工事代金未払いを訴える関係者が続出している。今回新たに声を挙げたのは4社で6月23日、大阪府庁で記者会見し、ルーマニア、セルビア、ドイツの3カ国のパビリオン建設を巡り、工事費の未払いが生じていると訴えた。
未払い金額はルーマニア館で約1億4,800万円、ドイツ館でで約1,000万円、セルビア館で数千万円という。これら3カ国のパビリオンの元請け会社は、いずれも同一の外資系イベント企業。
このほか、マルタ、中国、アンゴラ館の建設に関わった業者が工事費の未払を訴え、すでに「被害者の会」を立ち上げている。

百日ぜき 今年の累計患者3万人超す 昨年の8倍弱に急増

国立健康危機管理研究機構は6月24日、激しいせきが続く”百日ぜき”の今年の累計患者数が、速報値で3万1,966人に上ったと明らかにした。現在の集計法となった2018年以降では、2019年の1万6,845人が最多。2024年は4,000人余りと落ち着きをみせていたことから、今年の増え方は異常ですでに8倍弱となっている。
患者の多くは10代以下の子どもで、乳児の場合、重症化して死亡するリスクもある。

都議選 都民が第1党奪還, 自民過去最低, 国民・参政初議席

東京都議会議員選挙は6月22日に投開票が行われ、小池知事が特別顧問を務める都民ファーストの会が31議席で第1党となった。一方、これまで第1党だった自民党は過去最低の21議席にとどまった。
今回大きなうねりとなったのは、自民党に対する批判票の動向。国民民主党、参政党が初めて都議会で議席を獲得、国民民主党が一気に9議席を確保、参政党も3議席を占めた。
立憲民主党は2議席増やし17議席、共産党は5議席減らして14議席だった。1議席だった日本維新の会は議席を失った。石丸伸二氏が代表を務める再生の道は42人が立候補したが、議席は獲得できなかった。
今回の都議選の確定投票率は47.59%で、前回比5,2ポイント高かったが、都議選では過去5篇目に低い投票率だった。

インドに次世代新幹線導入で合意へ モディ首相訪日で調整

日本、インド両政府は、インドに同国初の高速鉄道を導入する案件で、インドのモディ首相が8月末に訪日し、石破首相と会談する方向で調整に入った。日本の新幹線方式を採用。JR東日本が開発中の次世代新幹線車両(E10系)を、日本国内とほぼ同時期の2030年代初頭に導入する方向で合意する見通し。

英下院「安楽死」容認法案可決 イングランドとウェールズ

英下院は6月20日、終末期患者の「安楽死」を認める法案の最終採決を行い、賛成多数でかけつした。賛成314票、反対291票だった。今後、上院での審議で内容が修正される可能性もあるが、スイス、オランダ、カナダなどに続く安楽死の合法化に近づいた。
英国メディアによると、合法化された場合、安楽死が認められるのはイングランドとウェールズに居住し、余命6カ月未満と診断された成人(18歳以上)の患者。医師2人の同意のほか、弁護士、精神科医、ソーシャルワーカーで構成する専門家パネルの承認が必要となる。命を絶つ方法は、医師が用意した薬物を患者自身が摂取するとしている。

ユニチカ 繊維事業の一部をセーレンに売却で基本合意

祖業の繊維事業から撤退することを決めたユニチカ(本社:大阪市中央区)は6月20日、繊維事業のうち衣料品向けや産業用など一部の事業について、セーレン(本社:福井市)に売却することで、両社で基本合意したと発表した。売却額は今後、両社で協議し、年内に売却手続きを完了させる予定。

低コストで患者本人のiPS細胞製造施設 大阪・北区で開所

京都大学iPS細胞研究財団の山中伸弥理事長(京都大学教授)は6月20日、大阪市北区の医療拠点に、低コストで患者本人の血液からiPS細胞を製造する新たな施設を開所したと発表した。
これは同財団が運営する「Yanai my iPS製作所」で、広さはおよそ1,400㎡、iPS細胞を培養する装置が14台あるほか、培養した細胞を保管するスペースなどもある。同財団では、同施設で製造された患者本人のiPS細胞を使用した臨床試験が、2028年度までに医療機関で開始できるように事業を進めたいとしている。
財団によると、患者本人のiPS細胞からつくった組織などを移植することで、拒絶反応のリスクの低減が期待されるが、1度の製造コストがおよそ5,000万円と高額になることが課題だった。そのため、この施設では工程を自動化することなどで、製造コストをおよそ1,000万円程度に抑えることを目標に掲げている。製造期間も半年から3週間程度に短縮することを目標にしている。

イスラエル, イランから邦人87人がバスで隣国に退避

岩屋毅外相は6月20日、交戦が激化しているイスラエルとイランに滞在する邦人87人が、日本政府が手配したバスで隣国に退避したと明らかにした。20日までにイスラエルからは邦人とその家族合わせて21人がヨルダンの首都アンマンに、イランからも同じく66人がアゼルバイジャンの首都バクーにバスで移動した。
外務省によると、現在両国の邦人はイスラエルに約1,000人、イランに約220人が残っている。

大東建託,ケアパートナー 外国介護人材招聘・育成で協定

大東建託グループ、大東建託リーシング(本社:東京都港区)とケアパートナー(本社:東京都港区)は6月19日、人材サービスを提供するBINAWAN GROUP(本社:インドネシア・ジャカルタ)および外国人支援コンサルティングを行う森興産(本社:大阪市中央区)との間で18日、「インドネシア人介護人材招聘および育成に関する協定書」を締結したと発表した。
BINAWAN GROUPはインドネシア国内での人材募集や教育を担当し、大東建託リーシングは日本での住まい手配、ケアパートナーはインドネシア人材の介護施設での積極採用、実務指導とキャリア形成を支援、森興産はプロジェクト全体の運営支援と総合的なサポートを提供する。各社はそれぞれの強みとリソースを活用し、協力関係を構築していく。
ケアパートナーは現在約3,000人の従業員を擁し、全国で159の介護事業所を展開しているが、今後、住宅型有料老人ホームを中心に新たに140施設の開設を計画。2029年までに外国人材も新たに400人を採用する予定。