「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

リーグ優勝SBホークス日本一なら福岡に447億円の経済効果

福岡県は9月24日、プロ野球、福岡ソフトバンクホークスが今後のクライマックスシリーズや日本シリーズを制覇した場合、県内の経済効果は447億円に上るとの試算を発表した。
リーグ優勝から一夜明けた同日、大丸福岡天神店(所在地:福岡市)が同日から3日間の「優勝おめでとうセール」を始めたほか、福岡県内の百貨店や商業施設では記念セールを開始した。

22年度の児童虐待21万4,843件 再集計で4,000件減少 厚労省

厚生労働省は9月24日、全国の児童相談所が2022年度に児童虐待の相談を受けて対応した件数は、昨年こども家庭庁が速報値として発表した21万9,170件から約4,000件減の21万4,843件だったと福祉行政報告で公表した。速報値発表後、一部自治体で記入要領に沿わない報告例が判明し、再集計したもの。速報値から大きく減少した都道府県(政令市、児相設置の中核市、特別区を除く)は、埼玉1,641件、東京1,360件、京都521件など。
相談内容の内訳は、心理的虐待が12万8,114件で最も多く、全体の6割近くを占めた。次いで身体的虐待4万9,464件、ネグレクト(育児放棄)3万4,872件、性的虐待2,393件の順で、速報値と傾向に変化はなかった。

上川外相 中国王毅外相に邦人の安全確保・措置を要請

上川陽子外相は9月23日(日本時間24日)、ニューヨークで開催されている国連総会に合わせ同様に滞在中の中国の王毅外相と会談した。上川外相は中国広東省深圳市で日本人学校に登校中の男児が刺殺された事件を受け、早急に事実関係を解明し、明確に解明するよう改めて求めるとともに、現地の日本人の安全を確保するための具体的な措置を講じるよう要請した。このほか、SNS上の悪質な反日的な感情を煽る様々な投稿の取り締まりを徹底することも促した。
中国は深圳市の男児刺殺事件について、様々な反日的活動のあらわれの一環などとの指摘もある中、「あくまでも偶発的な個別事件で、法律に則り処理する」とのコメントに終始している。

記録的豪雨で石川・能登半島で7人死亡, 行方・安否不明6人

記録的豪雨となった石川県能登地方では、元日の地震に続いて土砂災害に見舞われ、各地で道路が寸断や断水が起きるなどインフラ被害が広がっている。これにより孤立集落が相次ぎ、一時は100カ所を超えたが、9月23日午後3時時点でも56の集落が孤立状態にある。また9月23日午後4時現在、死者7人(輪島市6人、珠洲市1人)、行方不明2人、安否不明4人などとなっている。このほか、県などによると避難している人は輪島市で536人、珠洲市で92人など計632人に上っている。

ソフトバンク 4年ぶりにパ・リーグ制覇 6月から独走

プロ野球パ・リーグのソフトバンクが9月23日、4年ぶり20度目(南海、ダイエー時代を含む)のリーグ制覇を果たした。京セラドーム大阪でのオリックス戦(9−4で快勝)の終了直前に、2位の日本ハムが西武に敗れ、優勝が決まった。
ソフトバンクは、就任1年目の小久保監督率いた今季、山川穂高、近藤健介、柳田悠岐(途中離脱)らを中心とする強力打線がチームを支えた。4月4日から首位を譲らず、6月から独走、”1強”状態で、シーズンを乗り切った。2010年以降では初めてその座をオリックスに譲り、3年連続で優勝を逃した”常勝”チームが復活した。

立憲民主党 新代表に野田佳彦元首相を選出 政権交代を

立憲民主党の臨時党大会が9月23日行われ、新しい代表に野田佳彦元首相が選出された。野田氏は67歳。衆議院・千葉4区選出の当選9回。民主党政権で財務大臣を経て2011年には総理大臣に就任。その翌年、衆院選で敗れ、政権を失った。
野田新代表は、「党運営の要の幹事長など執行部の骨格人事で、私にはない刷新感をつくる」としたうえで、「近く実施される衆院選で、全野党で与党を過半数割れに追い込み、”裏金”に象徴される不明朗な自民党政治に終止符を打ち、”生活者目線”の政治を取り戻すため、本気で政権を取りにいきたい」としている。

ロシ軍機3回領空侵犯 自衛隊機 警告にフレア初使用

ロシア軍のIL38哨戒機が9月23日午後1時台から3時台にかけて、北海道・礼文島北方で3度にわたり、それぞれ30秒から1分ほど日本の領空を侵犯した。これに対応、自衛隊の戦闘機が警告のためフレア(熱と光を放つ装置)を初めて使用した。
日本政府はロシアに対し、極めて厳重に抗議するとともに強く再発防止を求めた。

PTAの全国組織 会員数が5年間で91万人減少 退会続く

児童・生徒の登下校の見守りや保護者が子どもたちのために、学校と協力して活動するPTAの全国組織は退会する組織が相次ぎ、昨年度までの5年間でおよそ1割にあたる91万人減少したことが分かった。都道府県などおよそ60団体が加盟している日本PTA全国協議会の会員数は、昨年度時点で716万人となり5年前と比べおよそ1割減少となっている。
PTAを巡っては、岡山県PTA連合会議が会員数の減少で活動の継続が困難になったとして、都道府県単位のPTAとして初めて解散することを9月に表明している。このほか、全国協議会からは東京都PTA協議会、千葉市PTA連絡協議会、さいたま市PTA協議会がすでに退会し、今年度末には千葉県PTA連絡協議会も退会予定という。
PTAについては、共働きが増え活動に時間が割けなくなったり、参加が任意のためPTA離れが進んでいる。本来ボトムアップの活動であるべきにもかかわらず、現状はトップダウンの活動となっていることが問題−−などと指摘されている。

奈良・興福寺で伝統的な「奈良墨」に親しむ 外国人ら来場

奈良市の興福寺で9月21日、伝統的な墨「奈良墨」に親しむ催しが開かれ、外国人観光客らが初めての書道体験を楽しんだ。この催しは墨づくりをしている奈良市の老舗の会社が奈良墨に親しんでもらおうと開いたもの。興福寺の境内では、職人による墨ができるまでの工程の説明や、実際に奈良墨で文字を書く書道体験が行われた。この日、書道体験には多くの外国人観光客が参加し、手本を参考に「幸運」や「成長」などの漢字を書きながら、その様子を写真や動画に収めて楽しんでいた。
奈良墨は、室町時代に興福寺でつくられたのが始まりとされる。菜種油やごま油を燃やして出る”すす”と”にかわ”を混ぜてつくられるもので、国の伝統工芸品に指定されている。

関西100歳以上の高齢者1万3,925人で過去最多 88%が女性

厚生労働省のまとめによると、2024年9月1日時点の関西2府4県の100歳以上の高齢者は1万3,935人となり、前年同期を398人上回り、過去最多を更新した。男女別にみると、男性が1,596人、女性が1万2,339人で、女性が88%を占めている。府県別にみると、大阪府が4,760人、兵庫県が4,025人、京都府が2,119人、奈良県が1,149人、滋賀県が956人、和歌山県が926人となっている。