「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

東京五輪選手村改修の「晴海フラッグ」まちびらき式典

東京都中央区にある東京五輪選手村を改修したマンション群「晴海フラッグ」で5月26日、まちびらきの記念式典が開かれた。東京大会時、選手村の村長を務めた川淵三郎氏が出席、祝辞を述べ、関係者らによるテープカットが行われ、新たな街の誕生を祝った。
晴海フラッグではファミリー層などに向け、17棟の分譲マンションと2025年完成予定の2棟のタワーマンションなどを含めた5,600戸余りの住宅が供給される予定で、今年1月から先行組の住民の入居が始まっている。東京都は、晴海フラッグには商業施設や学校なども整備、1万2,000人が住む新たな街を誕生させる計画。
ただ、現状では棟のおよそ25%を法人企業が投資対象に契約しているケースが数棟あるとみられ、当該戸数は新しい街の住民とはなっていない。

「レカネマブ」韓国でアルツハイマー病治療剤で承認取得

エーザイ(本社:東京都文京区)とバイオジェン・インク(本社:米マサチューセッツ州ケンブリッジ)は5月27日、ヒト化ヒト可溶性アミロイドβ(Aβ)凝集体モノクローナル抗体「レケンビ(R)」(一般名:レカネマブ)について、「成人のアルツハイマー病(AD)による軽度認知障害および軽度の認知症の治療の治療」を適応として、韓国食品医薬品安全処(MFDS)より承認を取得したと発表した。今回の承認は米国、日本、中国に次いで4カ国目となる。
韓国における65歳以上の認知症患者は2021年時点で約90万人と推計され、65歳以上の10人に1人が認知症、5人に1人は軽度認知障害(MCI)といわれている。

大阪万博ボランティア3万人に拡充 応募者を5/29抽選へ

2025年大阪・関西万博の運営を担う日本国際博覧会協会は5月27日、万博の」ボランティアを当初目標の2万人から3万人に拡充すると発表した。定員を大幅に上回る5万5,634人の応募があり、協会や大阪府・市が対応を検討していた。29日に抽選を実施し、6月3日以降に結果を通知する。
応募者の年代は10代が全体の23.6%を占め、最多だった。10〜20代が全体の4割を占めた。50代、60代もそれぞれ15%を超えた。全体の68.6%が女性だった。居住地は大阪府(65.8%)と兵庫県(27.6%)に集中し、全体の8割を超えた。職業別では学生(35.1%)、会社員(27.6%)が多かった。
ボランティアは2025年4月1日時点で満18歳以上の人を対象に、半年間の会期中に5日以上、1日当たり3〜6時間程度活動するという条件で募集した。

大相撲 大の里 史上最速優勝 初土俵から所要7場所の快挙

大相撲夏場所は5月26日、東京・両国国技館で千秋楽が行われ、新小結の大の里が堂々と12勝目を挙げ、初優勝を飾った。幕下付け出しで初土俵から所要7場所での賜杯獲得は輪島(元横綱)の同15場所を大幅に更新する史上最速の快挙。大の里は石川県津幡町出身、23歳。身長192cm、体重181kg。
大の里は初の殊勲賞と2場所連続2度めの技能賞、新入幕で西前頭14枚目の欧勝馬は10勝5敗で初の敢闘賞をそれぞれ受賞した。

競馬の日本ダービー 9番人気のダノンデサイルが制覇

競馬の3歳馬クラシック3冠レースの第2弾、第91回日本ダービー(東京優駿、G1、2400m芝、18頭出走、うち1頭取り消し)は5月26日、東京都府中市の東京競馬場で行われた。9番人気の伏兵、ダノンデサイル(横山典弘騎乗)が2分24秒3で優勝、G1初勝利を飾るとともに、1着賞金3億円を獲得した。横山騎手はこのレース3勝目で、56歳での勝利は最高齢での制覇記録となった。安田翔伍調教師は中央G1初勝利。ダノンデサイルの単勝は4,660円だった。
このレース、3、4番手の好位内側につけたダノンデサイルは、最後の直線、残り300m付近で最内から先頭に躍り出ると、確かな末脚を繰り出し、ゴールを突き抜けた。2馬身差の2着には皐月賞場で1番人気に支持されていたジャスティンミラノ、さらに1馬身1/4差の3着に7番人気のシンエンペラーが入った。牝馬史上4頭目の栄冠を目指したレガレイラは5着に終わった。

世界の平均寿命 新型コロナで約2歳短縮 WHO統計

世界保健機関(WHO)がまとめた世界保健統計の2023年版によると、新型コロナウイルス感染症により2019〜2021年に世界の平均寿命(出生時平均余命)が2年近く短くなったことが分かった。
2021年の世界の経金寿命は1.8歳短くなり、71.4歳。健康寿命は1.5歳縮まり、61.9歳。いずれも2012年と同水準に落ち込んだ。
ただ、地域別にみるとバラツキがある。北南米と東南アジアは新型コロナの影響が最も大きく、平均寿命は約3歳縮まった。一方、西太平洋は最も影響が少なく、わずか0.1歳の短縮にとどまった。

三菱電機, アイシン 次世代電動化関連製品で合弁会社

三菱電機、三菱電機モビリティおよびアイシンは5月24日、次世代電動化関連製品事業に関する合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。この合弁会社は三菱電機モビリティの一部の事業を引き継ぎ、電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などの次世代電動車に搭載する駆動モーター、電力変換器(インバーター等)およびそれらの制御ソフトウェアを、車両・システム目線で最適化し、これら製品の開発・生産・販売を行う。合弁会社への出資比率は三菱電機グループが66%、アイシンが34%を想定。

三菱電機 ベトナムでFA機器の合弁 ASEAN向け事業拡大へ

三菱電機(本社:東京都千代田区)は5月24日、ASEAN向けFA機器の生産体制強化するため、冨士ベークライト(所在地:岡山県小田郡)と冨士ベークライトの子会社Fuji Bakelite Vietnam Co.,Ltd.(所在地:ベトナム・ハノイ近郊、以下、冨士ベークライトベトナム)の持分80%の取得に関する契約を締結したと発表した。これに伴い、新社名を「Mitsubishi Electric FP Automation Co.,Ltd.(三菱電機オートメーションベトナム)」(所在地:ベトナム・ハノイ近郊、第2タンロン工業団地)とし、6月1日から新合弁会社として事業を開始する。
これにより、ASEAN向けの低圧遮断器の生産体制を構築する。将来的には同新会社でFA機器の需要拡大に向けた生産体制を強化し、ASEAN諸国への製品供給力を高めることで、FAシステム事業のさらなる拡大を図る。

東京海洋大学 ニジマスでサケの卵を繰り返し産卵に成功

東京海洋大学の研究グループは5月24日、ニジマスにサケの細胞を移植することで、サケの卵を繰り返し産卵させることに成功したと発表した。サケの養殖の効率化や品種改良、他魚種への適用を含め資源の保護に役立つ技術と期待される。
サケは数年間、海を回遊した後、生まれた川に戻って、一生に1度の産卵を終えると死んでしまう。これに対し、ニジマスは成熟した後は死ぬまで毎年、産卵し続ける。
グループはキングサーモンなどから精子や卵のもとになる「生殖幹細胞」を取り出して、ふ化したばかりのニジマスに移植。実験施設の水槽で飼育を続けたところ、2年ほどでニジマスは成熟してオスはサケの精子、メスはサケの卵を持つようになり、双方を人工的に授精させるとサケになった。さらにこれらのニジマスはその後も毎年、サケの精子と卵をそれぞれ持つようになり、メスは卵を産み続けた。