あすか製薬 緊急避妊薬「ノルレボ」市販承認取得, 国内初 2025年10月25日つなぐ, アジア-社会, 新技術・新開発fujishima あすか製薬は10月20日、厚生労働省から同日付で緊急避妊薬「ノルレボ」の市販向け製造販売承認を取得したと発表した。緊急避妊薬の市販化が国内で認められるのは初めて。 ノルレボは、臨まない妊娠を防ぐための経口薬で、性交後72時間以内に服用した場合の妊娠阻止率は約8割という。医療用医薬品として使われているノルレボは、医師による診断や処方箋がなくても購入できるようになる。販売は第一三共ヘルスケアが担う。早ければ年度内にも販売が始まる見通し。
川崎重工など3社 世界初 舶用水素エンジンの陸上運転に成功 2025年10月23日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima 川崎重工業(東京本社:東京都港区、神戸本社:神戸市中央区)、ヤンマーパワーソリューション(本社:大阪市北区)、ジャパンエンジンコーポレーション(本社:兵庫県明石市)の3社は10月20日、世界初の取り組みとして、実証用の液化水素燃料供給設備をジャパンエンジン本社工場内に新たに設置し、舶用水素エンジンの陸上運転に成功したと発表した。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発」の委託事業の一環。 3社共用のこの設備は、液化水素を貯蔵してガス化し、各社のエンジンへ高圧または低圧で水素燃料を供給する。実船での様々な用途を想定する。
住友金属鉱山, トヨタ 全固体電池増産で協業 2025年10月10日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima 住友金属鉱山とトヨタ自動車は10月8日、EV(電気自動車)向け全固体電池の量産で協業すると発表した。両社で耐久性に優れる正極材を開発した。全固体電池は次世代EV電池の本命とされる。トヨタ自動車は2027〜2028年の実用化を目指す。
トヨタとダイハツ 電力損失45%減の変換器を共同開発 2025年10月9日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima トヨタ自動車グループの豊田中央研究所とダイハツ工業は10月7日、再生可能エネルギーを効率よく融通できる電力変換器を共同開発したと発表した。既存の設備と比べて変換器の電力損失を約45%減らせる。 今回独自開発した電力変換器「スマートパワーハブ(SPH)」を、トヨタ自動車九州の小倉工場(所在地:北九州市)の蓄電設備に設置。2日から実証実験を始めている。
トヨタ「ウーブン・シティ」開業, 街全体が実証実験場 2025年9月28日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima トヨタ自動車が建設した次世代都市「ウーブン・シティ」(所在地:静岡県裾野市)が9月25日、開業した。ウーブン・シティ全体の敷地面積は約30万㎡。トヨタの子会社、ウーブン・バイ・トヨタが都市の主な開発を担う。 街全体を実証実験場に、トヨタグループや三角企業ら計20社で始動した。参画企業と人工知能(AI)や自動運転、ロボットなど新たな技術やサービスを開発する。2026年以降に、一般市民も実証実験に加わり、第1期エリアには最終的に約300人が居住する計画。 25日に開業したのは第1期エリア(約5万㎡)で、居住施設や実験施設など計14棟。居住施設には同日からトヨタ関係者ら数世帯が入居を始めた。
パナソニック世界初125度の高温でも充放電「全固体電池」 2025年9月24日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima パナソニックホールディングス(HD)は9月18日、次世代電池の本命と期待される「全固体電池」で、産業機械や車載センサー向け電池の生産に乗り出すと発表した。グループのパナソニックエナジーが開発した。 これは、125度の高温でも充放電可能な世界初の電池としている。来年度からサンプリ出荷を開始する予定で、実用化されればパナソノックグループ初の全固体電池となる。
”核融合発電”開発先行の米企業に日本大手12社が出資 2025年9月7日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima 次世代のエネルギー源として世界的に開発競争が激しくなっている「核融合発電」を巡り、日本の大手商社や電力会社など大手企業12社が、開発で先行している米国の企業に出資したことが明らかになった。 核融合発電の開発で先行している米国のコモンウェルス・フュージョン・システムズ(CFS)が9月3日、東京都内で会見し、発表した。出資した12社は三井物産、三菱商事、関西電力、NTTなど。出資額は明らかにしていないが、関係者によると合わせて数十億円規模に上るという。
米FDA 塩野義の新型コロナ予防薬の承認申請を受理 2025年9月5日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima 塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月3日、新型コロナウイルスの経口予防薬エンシトレルビル フマル酸(日本での製品名:ゾコーバ(R))について、米国グループ会社、Shionogi Inc.(所在地:米国ニュージャージー州)が、新型コロナウイルスの曝露後予防を適応症として米国食品医薬品局(FDA)に新薬承認申請を行い、受理されたと発表した。FDAの審査終了目標日は2026年6月16日。 FDAで承認されれば、新型コロナウイルス予防薬として使用可能な世界初かつ唯一の経口ウイルス薬となる。
住友重機械 太陽電池用電子輸送層の成膜技術を開発 2025年8月22日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima 住友重機械工業(本社:東京都品川区)は8月18日、次世代の太陽電池として期待されるペロブスカイト太陽電池に欠かせない「電子輸送層」と呼ばれる極薄の膜を安価な材料を用いて環境負荷の少ないプロセスで形成する新規技術の開発に成功したと発表した。 同社独自技術の「反応性プラズマ蒸着法(RPD法)」を用いることで、ペロブスカイト太陽電池の電子輸送層に適する酸化スズ(SnO2)のみの膜を形成する新技術の開発に成功した。
大阪メトロ 大阪港で9月「空飛ぶクルマ」飛行見学会 2025年8月11日つなぐ, アジア-産業, 新技術・新開発fujishima 大阪メトロは8月7日、「空飛ぶクルマ」のデモ飛行見学会を9月15日から大阪港のポート(発着場)で開催すると発表した。見学会は7日間にわたって1日2回開催し、募集人員は各回先着100人。 スカイドライブ(本社:愛知県豊田市)が開発した、3人乗りの機体「SKYDRIVE」が会場周辺を数分間飛行する。大阪メトロとスカイオドライブは、2028年をめどに大阪市東部の森之宮エリアで空飛ぶクルマの乗車サービスを始める計画。