「アジア」カテゴリーアーカイブ

万博会場での”ブルーインパルス”展示飛行 7/12・13に実施

中谷防衛相は7月1日、大阪・関西万博の開幕日に、天候悪化により中止した航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行を、7月12日と13日に改めて実施すると明らかにした。
両日とも午後2時40分ごろ関西空港を離陸した後、通天閣や大阪城などの上空を飛行し、午後3時ごろに万博会場の上空で展示飛行を披露する予定。

「七月大歌舞伎」前に尾上菊五郎さんらが「船乗り込み」

大阪松竹座で7月5日から始まる「七月大歌舞伎」に出演する歌舞伎俳優らが船に乗って顔見世する「船乗り込み」が7月1日、大阪・ミナミで行われた。船乗り込みには、歌舞伎俳優たちが江戸や京都から大阪に到着した際に行われていた儀式。
同日は尾上菊五郎さん、尾上菊之助さん、人間国宝の片岡仁左衛門さんら19人の歌舞伎俳優が参加。幟(のぼり)や提灯で飾り付けられた船に乗り込んだ。一行は道頓堀川など2.5kmほどの川を船で巡り、川沿いの歌舞伎ファンの拍手や紙吹雪で出迎えられる中、戎橋のたもとに到着。その後、公演が行われる大阪松竹座に場を移し会見。最後に片岡仁左衛門さんの音頭で「大阪締め」をして、公演の成功を祈った。七月大歌舞伎は7月5〜24日まで。

大阪に早めの夏到来 6/30 第一弾「愛染まつり」始まる

今年は異例の短い梅雨で、早めの夏到来の大阪で6月30日、夏祭りの第一弾、恒例の愛染堂勝鬘院(所在地:大阪市天王寺区)の「愛染まつり」が始まった。
初日の同日は、折から30度を超える真夏日の中、「愛染娘」と呼ばれる、お揃いの浴衣姿の8人の女性が、提灯や造花などで飾り付けられた「宝恵かご」に乗り込み、担ぎ手たちとともに、汗だくになりながら愛染堂までのおよそ1kmを練り歩いた。道中、太鼓や鐘の音に合わせて「あいぜんさんじゃ、ほーえーかーご」などの威勢のいい掛け声を響かせ進み、愛染娘らは集まった見物客に愛嬌を振りまき、写真に収まっていた。
愛染まつりは、天神祭、住吉祭とともに、大阪の三大夏祭りの一つとして、例年は大阪に夏の訪れを告げる祭りとして親しまれている。

万博会場の夜空彩る1,000発の”大曲の花火” 来場客を魅了

大阪・関西万博の会場で6月28日夜、日本三大花火大会の一つで、毎年8月に秋田県大仙市で開かれている”大曲の花火”に参加する、全国トップクラスの4つの業者が壮大な花火を披露した。
日本を代表する花火師たちが、5分ほどの間におよそ1,000発の赤や青など色鮮やかな花火を次々と打ち上げて万博会場の夜空を彩り、訪れた人たちを魅了した。

大阪府 万博アンゴラ館の建設工事費未払いで2社に勧告

大阪府は6月26日、大阪・関西万博アンゴラ館の工事代金の未払いが確認できたとして、未払い業者と元請けの2社に対し、建設業法に基づき実態把握や早期解決に向けた必要な措置を講ずるように勧告した。吉村知事が明らかにした。
このうち1社に対しては建設業法上の無許可営業の疑いがあるとして、「弁明の機会の付与通知書」も発出した。事実を覆す内容がない場合は、7月中にも営業停止などの行政処分を科す方針。

万博海外館 下請け企業の工事費未払い続出 新たに3カ国

大阪・関西万博の海外館建設に携わった下請け企業への工事代金未払いを訴える関係者が続出している。今回新たに声を挙げたのは4社で6月23日、大阪府庁で記者会見し、ルーマニア、セルビア、ドイツの3カ国のパビリオン建設を巡り、工事費の未払いが生じていると訴えた。
未払い金額はルーマニア館で約1億4,800万円、ドイツ館でで約1,000万円、セルビア館で数千万円という。これら3カ国のパビリオンの元請け会社は、いずれも同一の外資系イベント企業。
このほか、マルタ、中国、アンゴラ館の建設に関わった業者が工事費の未払を訴え、すでに「被害者の会」を立ち上げている。

万博”水上ショー”近く再開へ レジオネラ属菌「検出されず」

万博会場の水上ショーを行っているエリア「ウォータープラザ」の海水から健康被害を与えるおそれがあるレジオネラ属菌が検出された問題で、万博協会は6月20日、これまでより精度の高い「培養法」で検査した結果、レジオネラ属菌が検出されなかったと発表。この結果を受けて、同協会は水上ショーの再開に向けた準備を進めることを明らかにした。
水上ショーは、国の指針の値の50倍余りのレジオネラ属菌が検出されたことを受けて、6月4日から休止されている。

万博 ネパール館の工事再開 アンゴラ館は見通し立たず 協会

万博協会は6月16日、大阪・関西万博ネパール館の工事が同日から再開したと明らかにした。同館は工事代金の未払いを理由に工事事業者が工事を中断。4月13日の開幕以降、未開館の状態が続いていた。現時点で明確なオープン時期は確定していない。
ネパール館と同様に4月13日に開館し、その後閉館しているアンゴラ館の再開館について、工事代金の未払い問題の決着がついていないことから、見通しは立っていない。

新潟・燕三条の直径約1mの「やかん」万博に出品

大きな銅板2枚を組み合わせてつくった直径およそ1mの巨大な「やかん」が、6月16日から3日間、大阪・関西万博に出品されることになった。これは、新潟県燕三条地域のものづくりの技術を世界に発信しようと、江戸時代から続く燕市の金属加工会社が1枚の銅板をたたいて加工し、器などをつくる「鎚起銅器」の技術を駆使し、制作したもの。
今回出品されるやかんは高さ1m16cm、直径95cm。展示会場では、鎚起銅器の技術を持つ職人が、7羽の”さぎ”の彫金加工を施す様子を実演するという。