米大リーグのオリオールズは12月16日、プロ野球巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使していた菅野智之投手(35)と、1年契約で合意に達したと発表した。年俸は1,300万ドル(約20億円)。先発陣の一角として期待される。
菅野投手は2020年オフにポスティングシステムで移籍を目指したが、合意に至らず、巨人に残留した経緯がある。4年越しの希望を実現させたことになる。
菅野は今季、15勝3敗、防御率1.67の好成績を残し、セ・リーグ最多勝と防御率第1位のタイトルに輝いた。通算では276試合で136勝74敗、防御率2.43、1,585奪三振。
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JRA初 25年3月 栗東トレセンに女性調教師が開業
日本中央競馬会(IRA)で2025年3月、女性調教師が初めて厩舎を開業する。12月16日に前川恭子調教師(47)が来春の新規調教師(9人)として発表された。滋賀県栗東市のトレーニングセンターに厩舎を構える予定。
前川さんは千葉県出身で、実家近くの牧場で馬に興味を持ち、11歳で乗馬を始めた。大学では馬術部に所属し、卒業後は北海道での牧場勤務を経て、2003年にJRAの厩務員、2004年に夫と同じ調教助手になった。2023年、5度目の受験で約15倍の難関を突破し、女性で初の合格者となった。
海外では厩舎スタッフの男女比率はほぼ半々。これに対し、JRAでは11月20日時点で、女性は騎手が138人のうち6人、調教師は191人中1人、厩舎スタッフは2,310人中35人だ。