「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

都内アンテナショップ 2年ぶりに過去最高の62店舗に回復

一般財団法人「地域活性化センター」(所在地:東京都中央区)のまとめによると、2023年4月1日時点の東京都内のアンテナショップ数は2022年4月1日時点の59店舗から、2年ぶりに過去最高の62店舗に回復した。1年間で新設や移転などで6店舗が調査対象に加わり、3店舗が閉館と休館で調査対象から外れた。新型コロナウイルス禍の落ち着きによる人流や消費の回復によるもので、店舗ごとの売り上げも戻りつつある。

大企業10〜12月期景況感 3期連続プラス, 製造業も

内閣府と財務省が12月11日発表した10〜12月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景気判断指数(BSI)はプラス4.8と3四半期連続のプラスだった。製造業がプラス5.7、非製造業もプラス4.4だった。大企業のうち製造業は2四半期連続のプラスとなった。また非製造業は5四半期連続でプラスとなった。新型コロナウイルス禍からの経済活動の正常化に伴う人流の増加やインバウンドの回復によるもの。宿泊業や飲食サービス業が好調で、サービス業のBSIは5.4だった。

京都・舞鶴漁港 ブランド化目指す「特選京鰆」出荷開始

京都府の舞鶴漁協で12月8日、「特選京鰆(とくせんきょうさわら)」としてブランド化を目指しているサワラの出荷が始まった。同府漁業協同組合は沿岸の定置網漁にかかったサワラのうち、3kg以上の状態のよいものを「特選京鰆」と名付けてブランド化を目指しており、毎年、脂ののり具合などによって、出荷する時期を決めている。
同日、次々と水揚げされたサワラは漁協の職員によって大きさや脂の量など状態のよいものがブランド品として選別されその後、仲買人たちが競り落としていた。特選京鰆の出荷は2024年3月下旬まで行われる予定。
農林水産省の統計では、2022年に京都府で水揚げされたサワラはおよそ1,100トンで国内では最多で、全国でも有数のサワラ漁獲量を誇っている。

奈良 大神神社で迎春準備, 重さ400kgの大注連縄かけ替え

奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社で12月10日、迎春準備として拝殿前の重さ約400kgの大注連縄(おおしめなわ)がかけ替えられた。大注連縄は長さ約8m、最も太い部分は約1mにもなる破格サイズ。約200人の参拝者もお祓(はら)いをうけ、神職の指示に合わせ作業を手伝っていた。

競馬の阪神JF アスコリピチェーノが2歳牝馬女王

2024年の牝馬クラシックを占う戦い、第75回阪神ジュベナイルフィリーズ(JF、1600m芝、18頭出走、G1)は12月10日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われた。今年は傑出した馬が不在で上位人気が分かれ、”大混戦”模様だった。混戦を断ったのは3番人気のアスコリピチェーノ(北村宏司騎乗)で、1分32秒6で優勝。無傷の3連勝でG1を初制覇し、2歳牝馬女王の座に就いた。1着賞金は6,500万円。北村騎手、黒岩陽一調教師はいずれもこのレース初勝利。
アスコリピチェーノは最後の直線で鮮やかな末脚を繰り出し、5番人気のステレンボッシュを首差抑えた。さらに1馬身1/4差の3着は2番人気のコラソンビートが入った。1番人気の支持を集めたサフィラは4着だった。

奈良・橿原 高松塚古墳の古代の姿に復元された木棺公開

奈良県立橿原考古学研究所は12月8日、古代の姿に復元された明日香村の高松塚古墳(7世紀末〜8世紀初頭)の木棺を報道陣に公開した。木棺は長さ約2m、幅約60cm、高さ約50cm。スギ材で黒漆が塗られ、金銅製の飾り金具が付けられている。棺内部は朱で塗られ、金箔を貼った棺台に置かれている。この木棺は12月9日から2024年1月14日まで、同研究所付属博物館で公開される。入館料が必要。

JRA初の女性調教師が誕生 前川恭子さん合格 5回目の挑戦で実現

日本中央競馬会(JRA)は12月7日、2024年度の新規調教師免許試験の合格者9人を発表した。JRA史上初めて、女性として前川恭子さん(46)が合格した。前川さんは2003年から厩務員として働き始め、現在は栗東の坂口智康厩舎で調教助手を務めている。今回5回目の挑戦で合格を果たした。ほかに通算1,809勝の田中勝春騎手(52、美浦・フリー)、1,056勝の秋山真一郎騎手(44、栗東・フリー)などが合格した。
地方競馬ではこれまでに9人の女性調教師が誕生し、7人が現役で活躍しているが、、JRAでは女性の現役騎手が藤田菜七子、今村聖奈など6人いるが、調教師はいなかった。

阪神・オリックス優勝の経済波及効果1,600億円余 シンクタンク

関西の経済界や自治体などに政策提言しているシンクタンク、「アジア太平洋研究所」はこのほど、プロ野球、阪神とオリックスのリーグ優勝や阪神が日本一になったことによる経済効果が1,600億円余に上るとの試算をまとめた。これは①両球団のファンによる飲食代やグッズの購入代②デパートでの記念セールの売り上げ③優勝パレードの際の交通費や警備費ーなどを合わせたもの。これらの経済波及効果は関西にとどまらず、全国で1,607億円(うち大阪府427億円、兵庫県250億円)に上ると試算した。