「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

イクイノックスが引退式 世界1位”最強馬”の称号

競馬のG1レースで史上最多に並ぶ6連勝をマーク、総獲得賞金で歴代1位、さらに世界ランキング1位の称号を保持したまま、”電撃”引退を発表していたイクイノックス(4歳牡馬、木村哲也厩舎)の引退式が12月16日、中山競馬場で行われた。
イクイノックスの戦績は10戦8勝、総獲得賞金(日本中央競馬会以外の競走分を含む)は22億1,544万6,100円(うち海外4億5,889万100円)。過去の伝説の名馬をも凌ぐ強烈な印象を残した同馬は、頂点のままターフを去った。2024年春から北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送る。

ラグビー 日本代表HC W杯の目標は「トップ8」

ラグビー日本代表ヘッドコーチ(HC)就任が決まったエディー・ジョーンズ氏(63)が12月14日、東京都内で記者会見し、2027年にワールドカップ(W杯)オーストラリア大会に向けて「ターゲットはトップ8。相手より速く動くラグビーを目指したい」と抱負を語った。また「日本はよりレベルアップし、国民に愛されるチームになっている。それを力強いものにすることが自分の役目」と意欲を示した。任期は2024年1月1日から2027年W杯まで。

ADB 23年アジア成長率4.9%へ上方修正 中, 印 堅調で

アジア開発銀行(ADB)は12月13日、2023年のアジア太平洋46カ国・地域(日本など除く)の成長率を9月時点の予測4.7%から4.9%に上方修正した。中国やインドの7〜9月期の経済成長が全体を押し上げた。2024年の成長見通しは4.8%のまま据え置いた。
2023年の成長率については、中国は4.9%から5.2%へ、インドは6.3%から6.7%にそれぞれ引き上げられた。

ネイチャー「ことしの10人」に大阪大学・林克彦教授も

英国の科学雑誌「ネイチャー」は12月13日、科学の分野で重要な役割を果たした研究者の「ことしの10人」を発表した。このうち日本から生殖遺伝学が専門の、大阪大学の林克彦教授が選ばれた。林教授のグループはオスのマウスのiPS細胞から卵子をつくり、別のマウスの精子と受精させて子どもを誕生させることに世界で初めて成功したことが高く評価された。

万博 海外タイプAパビリオン アイルランドが初の建築確認

大阪・関西万博で参加国が自ら費用負担して建設する「タイプA」のパビリオンで、アイルランドが初めて着工に必要な建築確認を得たことが分かった。タイプAパビリオンを巡っては、11月末までに6カ国が着工に必要な「仮設建築物」の建築許可を取得しているが、民間の検査機関から建築確認を得たケースはなかった。

大阪府・市が「ライドシェア」制度案 年内に国に提案

大阪府と大阪市は12月14日、大阪市役所で幹部による会議を開き、2025年大阪・関西万博の半年前から期間中に限定した「ライドシェア」導入に向けた制度案をまとめた。大阪府・市は年内にこの制度案を国に提案するとしている。
この骨子は①府内の全域を対象に、24時間運行する②実施主体はタクシー会社だけでなく、同等の運行管理体制を確保できる事業者の新規参入を認める③雇用形態は業務委託も可能と一方、安全性を確保するため、事業主体が運送サービス全般に責任を持ってドライバーと契約することで、役割や責任の分担を明確化する④需要と供給に応じて運賃が変動する「ダイナミックプライシング」と呼ばれる仕組みを導入するーなど。

渋沢栄一など新紙幣3種 24年7/3に発行開始 20年ぶり一新

財務省と日銀は12月12日、「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家、渋沢栄一の肖像をデザインした一万円札など3種類の新たな紙幣の発行を2024年7月3日から始めると発表した。紙幣のデザインが変わるのは2004年以来、20年ぶりとなる。
日銀は2024年3月までに新たな紙幣3種類合わせて45億3,000万枚を印刷する計画。2024年7月以降、需要に応じて順次必要な両を発行していく。
新たな紙幣では一万円札に渋沢栄一ほか、五千円札に日本で最初の女子留学生として米国で学んだ津田梅子、千円札に破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎のそれぞれ肖像をデザインしている。

大谷翔平ドジャース入団会見「心より嬉しく興奮している」

米大リーグ・ドジャースと10年契約を結んだ大谷翔平選手は12月14日(日本時間15日)、ロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアムで、球団オーナー、マーク・ウォルター、アンドルー・フリードマン編成本部長など首脳とともに、およそ150人のメディア関係者が出席した入団会見を行った。
大谷は紺色のスーツにドジャースのチームカラー、ブルーのネクタイで登場。背番号「17」のユニフォームに着替えた後、「明確な勝利へのビジョンと、輝かしい歴史を持つドジャースの一員になれたことを、心より嬉しく思うと同時に興奮している」と心境を語った。この後、メディア各社の様々な質問に丁寧に答えた。

ITU 原則35年までに「うるう秒」廃止決議案を採択

アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで開催中の国連の専門機関・国連電気通信連合(ITU)の会議は12月11日、1日の長さに1秒を加える「うるう秒」を、原則2035年までに廃止するとした決議案を採択した。2040年まで延長可能とする猶予を設けるほか、ずれの上限を現在の0.9秒以内から「短くとも100秒」に延ばすべきだとした。
これはうるう秒を追加するたびに、コンピューターなどでシステム障害が発生するリスクが高まるためで、ITUが廃止を検討してきた。うるう秒は、ずれを0.9秒以内に補正するため1972年に導入され、過去に計27回、世界一斉に実施された。

尖閣諸島周辺で中国船の航行337日に 年間最多更新

海上保安庁は12月14日、沖縄県・尖閣諸島周辺の了解外側にある接続水域で、中国海警局の船4隻が航行しているのを巡視船が確認したことを明らかにした。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは132日連続。2012年の尖閣国有化以降、年間最多だった2022年の336日を上回り、337日となった。