11月下旬以降、攻勢を強めていたシリア反政府勢力は12月8日、首都ダマスカスを制圧し、アサド政権は崩壊した。アサド大統領は後ろ盾となっていたロシアに亡命したと伝えられる。
シリア国営テレビは「独裁者アサドを打倒した」と発表。親子2代、半世紀余りに及んだアサド政権は遂に崩壊した。ロシエ国営タス通信は、アサド大統領がロシアの首都モスクワに到着したとし、ロシア大統領府の情報筋の話として、ロシア政府がアサド大統領と家族の亡命を認めたと報じている。
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京都・千本釈迦堂 師走伝統行事「大根だき」無病息災願う
広島大病院など 歯周炎で骨喪失 再生へ移植用材料開発
姫路城 26年春から18歳未満無料に 大人は値上げへ継続検討
兵庫県姫路市は12月6日、世界遺産・姫路城の入場料について、2026年春ごろから18歳未満を無料とする方針を明らかにした。より多くの子どもたちに姫路城を訪ねてもらい、世界遺産の保存と継承に関心を持ってもらうのが狙い。現行は小中学性と高校生が原則300円だが、関連条例の改正で無料にする。
入場料を巡っては清元市長が6月、国際会議で、「外国の人は30ドル払ってもらい、市民は5ドルくらいにしたい」と発言。城の維持管理費を確保するため、18歳以上について、市は市民以外を現行(1,000円)の2〜3倍となる2,000〜3,000円にする方向で検討している。市によると、昨年度の入場者は147万9,567人で、18歳未満の有料入場者は11%の17万7,212人だった。
NASA 月探査「アルテミス計画」有人飛行・着陸時期を延期
米TikTok規制「合憲」言論の自由に違反せず 連邦控訴裁
米国の首都ワシントンの連邦控訴裁判所は12月6日、中国発の動画アプリ「TikTok(ティックトック)」を米国内で規制する法律を巡り、法律の差し止めを求めたティックトック側の訴えを退けた。ティックトック側は法律が「言論の自由」を定めた憲法に違反すると主張したが、裁判所は違反しないと判断した。米政府は、ティックトックの利用者データが中国に流出するなどし、安全保障上のリスクが高まると懸念している。ティックトック側は今後、連邦最高裁判所で争う構え。
法律が施行される2025年1月19日までに、運営会社の中国のバイトダンスがティックトックの米国事業を売却しなければ、米国内でアプリの配信や更新はできなくなる。ただ、大統領が認めた場合、最大90日まで売却とサービスの停止が猶予される。