「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

ネパール総選挙”ラッパー”候補が前首相破る

ネパールで3月5日投票された下院(定数275)総選挙で、振興の国民独立党(RSP)の首相候補でラッパーのシャハ前カトマンズ市長(35)が7日、昨年の政変で辞任したオリ前首相(74)を東部の小選挙区で破り、当選を確実にした。
RSPは、オリ氏を辞任に追い込んだ大規模反政府デモの中心となった10〜20代のZ世代の若者たちが支持している。RSPが勝利すれば、オリ氏率いる統一共産党(UML)など主要3政党が長年交代で政権を担ってきたネパール政治の転換点となる。

中国「自立自強」と人型ロボ・AIが両輪

中国は3月5日開幕した全国人民代表大会(全人代)で2026年からの第15次5カ年計画で、経済・社会の運営方針を公表した。要点は①自立自強②人型ロボットーーの加速と強化。
科学技術の「自立自強」を加速させ、米国などに依存しないサプライチェーン(供給網)をめざす。また、人型ロボット、AI(人工知能)などハイテク分野の競争力を高めていく。

米貿易裁 違法トランプ関税に返還命令

米国際貿易裁判所は3月4日、米政府に対し、違法に徴収した、1,300億ドル(約20兆円)超とされる関税を返還する手続きを取るよう命じた。ただ、トランプ政権側は上訴するとみられ、最終的な決着はなお時間がかかりそうだ。
同裁判所は違法関税を納めた全輸入業者が「最高裁判決の恩恵に浴する権利がある」と指摘。提訴に踏み切っていない企業も含めて還付を受ける権利があるとの考えを示唆した。

トランプ代替関税でも24州が一斉提訴

米国オレゴン州など24州は3月5日、トランプ米大統領が違憲となった相互関税の代わりに発動した新たな追加関税について、誤った法解釈に基づく措置のため無効だとして米国際貿易裁判所に一斉提訴した。徴収の停止を命じるよう同裁判所に求めた。
今回一斉提訴したのは、ほかにカリフォルニア州、アリゾナ州、ニューヨーク州など。

25年生活保護申請件数25万6,438件 最多

厚生労働省の集計によると、2025年の生活保護の申請件数は25万6,438件で、現在の集計法となった2013年以降で最多となった。前年と比べ457件(約0.2%)増え、新型コロナウイルス禍の2020年以降、6年連続増加が続いている。
2025年12月時点の生活保護受給世帯は、前年同月比5,749世帯少ない164万6,424世帯となった。この54.9%が高齢者世帯で、うち9割超が単身世帯。以下、障害者・傷病者世帯25.5%、母子世帯3.6%だった。

WBC 侍ジャパン初戦台湾に圧勝 白星発進

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」は3月6日、東京ドームでの1次リーグC組で台湾と対戦し、13−0の7回コールドゲームで大勝、白星発進した。
侍ジャパンが2回で大量得点したことで、試合は楽勝ムード。投手陣は先発の山本由伸が3回途中で降板したが、後は小刻みに完封リレー。打撃陣では大谷翔平が2回に先制の満塁本塁打を放つなど3安打5打点と活躍した。

ミラノ冬季パラ開幕 ロシア参加で7カ国式典欠席

第14回冬季パラリンピック ミラノ・コルティナ大会が3月6日夜(日本時間7日未明)開幕した。開会式が先の五輪の閉会式の会場、ベローナ市街の古代ローマ時代の円形闘技場で行われた。大会は3つのエリアに競技会場が分散する広域開催となる。この雪と氷の障害者スポーツの総合大会は10日間にわたり開かれる。
ただ、ウクライナ侵略を続けるロシアと同盟国ベラルーシが国を代表する形での出場が認められたことで、これに反対するウクライナなど7カ国が開会式の選手団の出席を見送った。戦火のイランは選手団が安全に渡航できないとして不参加となった。分断と混乱が加速する国際情勢をくっきり映し出す形となった。
日本からは冬季パラリンピック大会としては最多の44人の選手が出場する。