「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

豪州 16歳未満対象のSNS禁止法施行

オーストラリアで12月10日、16歳未満を対象にしたSNS利用禁止法が施行された。これは、国レベルで子供のANA利用を一律に禁ずる踏み込んだ措置。SNSを介した子供のいじめや性犯罪、有害な投稿の閲覧などを防ぐのが狙い。
欧州などで同種の規制の必要性を指摘する声が挙がる中、豪州での規制の成否が注目される。

危険運転の数値基準案 一般道50㌔超過

車の危険運転致死傷の適用要件の見直しを検討している法制審議会(法相の諮問機関)は12月9日開いた部会で、①車の速度②運転者のアルコール濃度ーーの数値基準案を示した。
スピーそ超過が最高速度60㌔以下の道路では50㌔超、最高速度が60㌔を超える道路では60㌔を超えて死傷事故を起こせば、一律に危険運転を適用する。
飲酒は、呼気1㍑中のアルコールが0.5㍉・㌘以上の場合に適用するとした。ビールを大瓶2〜3本摂取した状態に相当するという。

気象庁 7道県”後発地震注意情報”初発表

気象庁は12月9日午前2時、地震の規模がより大きな「後発地震」が発生する可能性が高まったとして、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表した。青森県八戸市で震度6強を観測した同県東方沖を震源とする地震を受けたもの。
後発地震注意情報の対象地域は北海道、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の7道県の太平洋岸で、今後1週間の特別な備えを呼び掛けた。

卓球混合団体W杯 日本 中国の牙城崩せず

16カ国・地域が参加して、中国・成都市で行われた卓球混合団体ワールドカップ(W杯)が12月7日、王者・中国と、同大会初の決勝に進んだ日本が激突した。日本は、今回こその期待も虚しく、中国に1−8で敗れ、初Vは叶わず銀メダルに終わった。
前日のセカンドステージでは、中国と対戦した日本は第5試合までもつれ、5−8での決着まで粘りをみせたが、決勝では前日の粘り腰は影を潜め、あっけなく敗れた。中国の強さが目立った。結局、日本は今回も中国の牙城は崩せなかった。

7〜9月GDP改定値 年2.3%減へ下方修正

内閣府が12月8日発表した2025年7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%減だった。年率換算では2.3%減で11月時点の速報値(前期比0.4%減、年率換算1.8%減)から下方修正した。マイナス成長は6四半期ぶり。速報値で1.0%増だった設備投資が、0.2%減とマイナスに転じたことが下方修正の主要因。

闇バイト募集 警告1.8万件 警視庁がAI抽出

警視庁によると、X(旧ツイッター)で「闇バイト」を募集する投稿について、7月末に導入した人工知能(AI)による自動抽出システムにより、8〜11月の4カ月間で約1万8,500件の投稿に警告文を送信していたことがわかった。警察官らが抽出していた従来に比べ、約6倍の効率化が図られたという。
同庁によると、システムの導入で、1日平均約25件だった警告文の送信件数は同150件に増加。8月以降の4カ月間だけで約1万8,500件に達し、2024年1年間の約9,000件を上回った。

圧巻上田4ゴール 15試合通算18点の快挙

サッカー、オランダ1部リーグで上田綺世選手(27)のゴール量産ペースが続いている。12月6日、フェイエノールトの上田綺世はホームのスウォレ戦で4ゴールを挙げる快挙を達成した。その結果、今季開幕後15試合でリーグ戦通算18得点とした。
上田は今季2度目のハットトリックを決めるなどリーグ2位のチームは6−1で大勝した。上田は得点王ランキングで、2位のグース・ティル(PSVアイントホーフェル)に8ゴール差をつけ独走状態だ。

牝馬ダブルハートボンドV 下半期ダート王に

競馬の下半期のJRA(日本中央競馬会)のダート王者決定戦、第26回チャンピオンズカップ(G1,ダート1800m、16頭出走)は12月7日、中京競馬場で行われた。牝馬ながら3番人気の支持を受けたダブルハートボンド(坂井瑠星騎乗)がゴール前の接戦を鼻差制し王者となり、1着賞金1億2,000万円を獲得した。走破タイムは1分50秒2。牝馬の優勝は10年ぶり2頭目。このレース、坂井騎手は3年連続3勝目、大久保龍志調教師は2勝目。
ダブルハートボンドは最後の直線半ばで先頭に立ち、ウィルソンテソーロの急襲に遭ったが、わずかにしのぎ切った。ウィルソンテソーロは3年連続で2着に入り、3着はラムジェット。1番人気のナルカミは13着と惨敗した。