「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

東京メトロ 参画の合弁会社が25年5月から英鉄道を運行へ

ロンドン交通局は11月19日、最新の鉄道路線「エリザベス線」の運行を、東京メトロや住友商事、欧州旅客大手の合弁会社が2025年5月から受託すると発表した。現在の運行会社との契約終了に伴って実施された国際入札の結果、決まった。契約は7年間で、2年間延長される可能性がある。東京メトロが自社路線以外の運行を担うのは初めて。
エリザベス線は2022年5月に開業。同年9月に亡くなったエリザベス女王にちなんで名付けられた。ロンドン市内を東西に横断する路線で、ヒースロー空港と市中心部を結んでおり、輸送人員は1日あたり70万人以上。

元横綱 北の富士さん死去 82歳 千代の富士, 北勝海育てる

大相撲の第82代横綱北の富士で、NHKの大相撲中継では”ワクにとらわれない”解説で親しまれた北の富士勝昭(本名・竹沢勝昭)さんが亡くなったことが分かった。82歳だった。北海道旭川市出身。1964年初場所で新入幕。1970年初場所後、玉の海と同時に横綱に昇進した。10回の幕内優勝を飾り、1974年に現役を引退。先代(元横綱千代の山)から九重部屋を継承し、千代の富士、北勝海の両横綱を育てた。

火野正平さん死去 75歳 個性派 ”元祖プレイボーイ”

俳優の火野正平(本名・二瓶康一=にへい・こういち)さんが11月14日死去したことが分かった。75歳だった。葬儀は家族のみで執り行った。俳優として時代劇・映画で活躍、とくに個性的な役柄の演技で魅せた役者だった。
自転車に乗って全国を走る番組、NHKの『にっぽん縦断こころ旅』で、14年間にわたり”旅人”として出演した。プライベートでは”元祖プレイボーイ”として数多くの女優と浮名を流し、1970年代のワイドショーを騒がせた。
腰痛が持病だったが、夏の腰部骨折を機に体調を崩していた。最後まで仕事復帰を目指していたが、叶わなかった。自宅で家族に見守られ、穏やかな最期だったという。1949年生まれ、東京都出身。

貿易収支4カ月連続赤字 10月は4,612億円 輸出入とも増

財務省のまとめによる貿易統計速報によると輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は4,612億円の赤字だった。赤字は4カ月連続。輸出額は前年同月比3.1%増の9兆4,267億円。半導体製造装置のほか、医薬品や科学光学機器が伸びた。輸入額は同0.4%増の9兆8,879億円だった。パソコンやスマートフォンなどの輸入が大幅に伸びた。

自公国 非課税枠「103万円」引き上げ合意 額が焦点に

自民、公明の与党と、国民民主党は11月20日、年収103万円を超えると所得税が課される「103万円の壁」対策として、非課税枠となる基礎控除などを引き上げることで合意、同日、合意文書に署名した。経済対策には、国民民主党が最重視する「103万円の壁」の見直しについて、年内に「税制改正の中で議論し、引き上げる」と明記した。
また、ガソリン税を一時的に下げる「トリガー条項」の凍結解除などのガソリン減税も、「自動車関係諸税全体の見直しに向けて検討し、結論を得る」との方針を盛り込んだ。
これを踏まえ、国民民主党は政府の総合経済対策の財源を裏付ける今年度補正予算案に賛成する方針だ。引き上げ幅などは年内の税制改正協議で議論する。

北陸新幹線 敦賀ー新大阪延伸 12月にルート詳細決定 与党

北陸新幹線の敦賀ー新大阪までの延伸を巡り、与党のプロジェクトチームは11月20日開いた委員会で、12月に駅の位置を含めたルートの詳細を決める方針を示した。京都駅の位置を決める3つのルート案について、11月24日の週と12月1日の週に、沿線の福井県、京都府、大阪府、京都市、そして営業主体となるJR西日本から意見を聞く。
そのうえで、2025年度中の着工を目指し12月8日の週に委員会としてルートを決定した後、その翌週の12月15日の週に与党のプロジェクトチームとしてルートを正式に決定する方針を確認した。

1〜10月訪日客数 過去最速で3,000万人突破 10月331万人

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、10月の訪日客数は331万2,000人に上り、単月として過去最多だった7月の329万2,602人を上回った。300万万人を超すのは3カ月ぶり。この結果、1〜10月類型でおよそ3,019万人に達し、3,000万人を突破した。
10月の訪日客を国・地域別にみると、韓国が最多で73万2,100にんだった。回復が遅れていた中国も58万2,800人と2番目に多かった。

ソニーG KADOKAWA買収検討 豊富なコンテンツ取り込み狙い

ソニーグループが出版大手KADAKAWAの買収も視野に健闘していることが明らかになった。関係者によると、交渉はまだ初期段階と見られる。エンターテイメント事業を成長の柱に吸えるソニーが、アニメやゲームなどのコンテンツを豊富に保有するKADOKAWAを傘下に収めることで収益力を高めることが狙いとみられる。

「ドン・ファン」殺害 被告に無期求刑 弁護側 無罪主張

和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた会社経営者、野崎幸助さん(当時77歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われた元妻、須藤早貴被告(28)の裁判員裁判の公判が11月18日、和歌山地裁であった。
検察側は「野崎さんに覚醒剤を摂取させることができたのは被告以外に考えがたい」として無期懲役を求刑した。これに対し弁護側は最終弁論で、「怪しい証拠があるだけで、犯人との立証はできていない」と強調し、改めて無罪を主張し、結審した。判決は12月12日に言い渡される。