「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

クボタ 米の農業スタートアップを買収 果樹農家にAI導入

クボタ(本社:大阪市浪速区)は9月11日、米国の農業スタートアップ、ブルームフィールドロボティクス(以下、ブルームフィールド社)を買収したと発表した。クボタと北米現地法人のクボタ・ノース・アメリカが、ブルームフィールド社の株式を100%取得した。買収額は非公開。
ブルームフィールド社は独自のカメラをトラクターの前方などに装着し、ブドウなど果実の色や成熟度などをAIで分析する技術を持つ。クボタは果樹農家向けに小型トラクターを販売しており、両社でサービスを拡大する。

フジテック シンガポールで遠隔監視メンテの規格認証取得

フジテック(東京本社:東京都港区)は9月10日、グループのFujitec Singapore Corporation Ltd.(フジテック・シンガポール)を通じて、シンガポール政府が推進する遠隔監視を用いたエレベータのメンテナンスの規格認証を、日系メーカーとして初めて取得したと発表した。
同規格には遠隔管理システムを用いて24時間稼働状況をモニタリングすることや、不具合の予兆を常時キャッチすることなどの高度な要件が定められている。

大阪メトロ 万博で小中高生専用車, 平日午前に最大18本運行

大阪メトロは9月10日、2025年大阪・関西万博に無料招待する小中高生らを輸送する車両の運行案を発表した。中央線の森ノ宮、長田から、2025年1月に延伸開業する夢洲まで、開幕から夏休み前にかけて平日午前9時半から11時半の約2時間運行する。
1日あたり最大8本走らせる「専用列車」は6両編成のうち、最大4両を小中高生らに充て、残りの車両を一般客に開放する。また、1日あたり最大10本走らせる「優先列車」は混雑状況に応じて一般客も乗せる。

月桂冠 低アルコール度数5%の日本酒「アルゴ」全国発売

月桂冠(本社:京都市伏見区)は9月10日、アルコール度数5%の日本酒「アルゴ」を23日から全国のコンビニやスーパーなどで販売すると発表した。一般的な日本酒のアルコール度数は15%程でおよそ3分の1に抑えている。ビールや缶チューハイでは低アルコールタイプの商品が増えているが、日本酒では珍しい。価格は瓶入り容量720ミリリットルが税抜き880円、300ミリリットルが同380円。

米大統領選TV討論会 世論調査は「ハリス氏勝利」63%

11月の米大統領選に向けた、民主党のカマラ・ハリス候補と、共和党のドナルド・トランプ候補によるテレビ討論会が米東部時間9月10日午後9時(日本時間11日午前10時)から東部ペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィアで開催された。
米CNNテレビがこの討論会を巡る緊急世論調査の結果を発表した。ハリス氏が63%で、より良いパフォーマンスをみせたと回答し、37%のトランプ氏を大幅に上回った。

玉鷲 通算連続出場1,631回で単独1位の”金字塔”樹立

大相撲の東前頭10枚目、玉鷲(39)(本名・玉鷲一朗、モンゴル出身、片男波部屋)が秋場所3日目の9月10日、2004年の初土俵から通算1,631回連続出場を達成し、これまでの記録保持者、青葉城(引退、元関脇)の1,630回を抜いて単独1位の金字塔を打ち立てた。
玉鷲は突き、押しを得意とし、初土俵から変わらず、年齢からは想像できないほどの荒々しい取り口が特徴の異色力士。幕内在位90場所で史上9位。2019年初場所、2022年秋場所の2回、幕内優勝している。

大阪IR工事 万博会期中の一部延期, 騒音対策などで配慮

首相官邸で9月10日、岸田首相、関係閣僚のほか大阪府の吉村知事等が出席して2025年大阪・関西万博の準備状況を話し合う会議が開かれ、万博会場に隣接して建設が予定されているIR(統合型リゾート施設)建設工事について、万博の開催期間中の騒音などへの懸念から一部の工事を延期するなどの対応をとることが報告された。
IR工事の具体的な対応策は①杭の工事をおよそ2カ月間延期することで、重機の稼働台数や工事に伴う騒音のピークを万博の閉幕後にずらす②騒音の少ない工法を採用したり、防音シートを設置する③会場における渋滞の発生を防ぐため、工事車両の台数の削減を進めるーなどとしている。

アジア開銀総裁候補に神田前財務官を擁立へ 鈴木財務相

鈴木俊一財務相は9月10日、アジア開発銀行(ADB)の次期総裁候補に内閣官房参与の神田真人氏を指名する方針を正式に表明した。現総裁の浅川雅嗣氏は2025年2月23日付で辞任する意向。神田氏は2021年7月から2024年7月末まで財務官を務めた。3年にわたる任期中には歴史的な円安に見舞われ、神田氏が指揮した円買い・ドル売り介入総額は24兆円に上る。

パナソニック 和歌山でテスラ向けEV新型電池生産開始

パナソニックホールディングスは9月9日、和歌山県紀の川市の工場で米国のEV(電気自動車)大手、テスラ向けに開発を進めていた新型バッテリーの生産を開始したと発表した。
これを担うのはパナソニックエナジー(本社:大阪府守口市)で、およそ100億円を投じて工場をリニューアルし生産体制を整備した。これにより、新たなバッテリーの容量従来の5倍で、EVに搭載するバッテリーぞ数を減らすことができるという。組み立ての効率化などによるEVの生産コストの削減につながることが期待される。

「ハワイアンズ」運営の常磐興産 米投資ファンドが買収へ

福島県いわき市の温泉リゾート施設「スパリゾート ハワイアンズ」の運営会社、常磐興産が、米国の投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループに買収される見通しとなった。9月9日、常磐興産が発表した。同ファンドが持つ経営ノウハウや資金力を活用して、集客の強化につなげるのが狙いで、施設のブランドや雇用は維持される見込み。
ファンド側は今後、TOB(株式の公開買い付け)を行い、2025年3月ごろに完全子会社化したうえで、上場を廃止する方針で、施設のブランドや雇用は維持するとしている。