「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

万博来場の外国人客 東アジアから49% 政策投資銀調べ

日本政策投資銀行関西支店は10月6日、9月1〜12日の10日間にわたり実施した大阪・関西万博を目的に来日した外国人の実態調査の結果を」公表した。地域別では、東アジアからが全体の49.0%を占めた。とくに中国、台湾がそれぞれ全体の20%強だった。このほか、欧州(20.0%)、北米・オーストラリア(14.5%)。東南・南アジア(11.8%)と近隣地域以外からも多く来場したことが分かった。
6月の1回目の調査時と比べ、東アジアからが36.4%→49.0%へ高まった。とくに中国、台湾、香港から訪れた人の比率が高まった。欧州からの比率も6月の16.7%→20.0%へ上がっている。
調査は、JR桜島駅を利用した外国人255人を対象にタブレットを用いてアンケートを実施した。

世界遺産・白川郷合掌造り集落にクマ出没 観光客軽傷

岐阜県白川村によると、10月5日午前8時30分ごろ、世界遺産・白川郷合掌造り集落内の城山展望台行きシャトルバスの乗り場付近にツキノワグマが現れ、付近にいたスペイン人観光客の男性(40)が軽傷を負った。男性は背後から襲われ、右上腕をひっかかれた。クマは体長約1mとみられる。村内では今年度、クマの目撃情報が90件以上あるが、人への被害は今回が初めてという。白川郷の合掌造り集落は、年間200万人以上が訪れる外国人にも人気の観光地。

富士通とNVIDEIA AIインフラで協業拡大, 基盤構築

富士通は10月3日、半導体大手NVIDIA(エヌビディア)と協業を拡大すると発表した。医療や金融など社会生活への人工知能(AI)の実装を一段と加速させるため、その基盤を共同で構築する。両社はすでに、スーパーコンピューター「富岳」の後継機「富岳NEXT」の開発などで協働している。

凱旋門賞 仏の3歳馬ダリズ優勝, クロワデュノール惨敗

フランス競馬の第104回凱旋門賞(G1、芝2400m)は10月5日、雨が断続的に降るパリのロンシャン競馬場で17頭が出走して行われた。今回こそはの期待が大きかった日本調教馬3頭は、同地でのステップレースをいずれも勝ち、順調な調整過程を踏み好仕上がりで、人気も高かった。しかし、3頭はいずれも敗れた。
優勝したのは地元フランスのダリズ(牡3歳)で、日本ダービー馬のクロワデュノール(牡3歳、北村友一騎乗)は14着、アロヒアリイ(牡3歳、クリストフ・ルメール騎乗)は16着と惨敗。ビザンチンドリーム(牡4歳、オイシン・マーフィ騎乗)の5着が最高だった。

日産自動車 横浜市で自動運転「レベル2」実証実験

日産自動車(本社:大阪市西区)は10月3日、11月に横浜市で始める自動運転「レベル2」の実証実験の詳細を発表した。11月27日から約2カ月間、毎週火曜日から金曜日にかけて実施する。
高精度センサーを搭載した5台の自動運転車両を走行させ、乗客を目的地に運ぶ。運転席に人はいるが、基本的にハンドルは操作せず、車両は遠隔から監視する。サービスを体験してもらう一般モニター約300人を募集するほか、遠隔監視のための専用施設も市内に設置する。
横浜市内のみなとみらいや桜木町、関内を含むエリアを走る。エリア内の26カ所に乗降地点が設置されており、利用者が専用のスマートフォン向けアプリで乗降地点を指定してから、車両に乗る。

インフルエンザ流行シーズン入り 猛暑と万博が影響

厚生労働省はインフルエンザが全国的な流行シーズンに入ったと発表した。9月22日から28日までの1週間に、全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は1医療機関あたり1.04人で、流行期入りの目安である1人を超えたという。
呼吸器内科の医師は、昨年より1カ月ほど早く流行シーズンに入った要因として猛暑と万博を挙げている。インフルエンザは空気が乾燥した状態で温度が下がると、感染が広がりやすい特徴があり、エアコンが効いた部屋で寒気が不十分だと感染リスクが高まるという。また開催中の大阪・関西万博で、すでにインフルエンザが流行している国の外国人旅行者が増加したことも要因の一つとしている。

YKK ベトナム・ドンバン工場でスナップ・ボタンライン稼働

YKK(本社:東京都千代田区)は10月2日、グループのYKKベトナム社がドンバン(旧ハナム)工場で1日にスナップ・ボタン製造ラインを稼働開始したと発表した。
スポーツやアウトドア、カジュアルウエアなど多くの衣料品には、ファスナーだけでなくスナップ・ボタンも使用される。今回稼働したこの製造ラインに伴い、商品をより速く顧客に届けられるようになる。

三菱鉛筆 インドで合弁「UNI LINC INDIA」事業開始

三菱鉛筆(本社:東京都品川区)は10月2日、LINC LIMITED(本社:インド)との共同出資による筆記具の製造・販売を手掛ける合弁会社、UNI LINC INDIA PRIVATE LIMITED(所在地:インド・グジャラート州)の事業を開始すると発表した。両社協力のもと、日本の技術と品質を、インドを中心としたユーザーが入手しやすく、魅力的な製品にして提供。インド市場における新しい筆記具のスタンダードを提案していくことを目指している。
合弁新会社の資本金は2億ルピー(約3億4,000万円)で、出資比率は三菱鉛筆51%、LINC LIMITED49%。

自民党総裁に高市早苗氏 日本初の女性総理誕生の見通し

自民党は10月4日投開票の総裁選で高市早苗・前経済安全保障相を、第29代総裁に選出した。高市氏は15日召集で調整中の臨時国会で第104代の内閣総理大臣に選出される見通しで、就任すれば日本で初の女性総理となる。
初回投票で決まらず、上位2者(高市氏、小泉進次郎農林水産相)の決選投票に、高市氏185票、小泉氏156票で勝利した。同総裁選は、前日までは上位2者による決選投票の決着が予想され、高市氏より小泉氏の優勢が伝えられていた。ところが、沈黙を守っていた麻生派の麻生太郎氏が同日午前中、「決選投票では高市氏支持」を明言、形勢が一転。高市総裁誕生の主因となった。

リチウムイオン電池事故5年で2,000件超 消費者庁推計

消費者庁は10月2日、充電して繰り返し使えるリチウムイオン電池が発火するなどした事故が2020〜2024年度の5年間で計約2,350件あったとみられると明らかにした。消費者庁と関係機関で運営する事故情報データバンクの登録内容から抽出して推計した。
消費者庁によると、事故情報が最も多かったのはスマートフォン(約350件)で、電動アシスト自転車やモバイルバッテリーがそれぞれ約300件で続いている。